バイクに憧れる20代女子ameが日吉自動車学校に通い、普通二輪免許(MT)を取得するまでを綴る連載【レディ・ライド】。今回は、「一本橋&クランク」編! 苦手とされやすい一本橋を集中して対策していた私。ところが、事態は思わぬ方向へ……!?
※使用している画像は特別に許可を得て撮影したものです。

伏兵。その名は……「クランク」

じつはクランクが伏兵だったなんて、誰が想像していたことでしょう。少なくとも、私は一本橋に気を取られていて油断していました。

クランクは単なるS字・8の字の親戚だから敵ではないだろう、と。

そうではなかったんです。なぜなら、クランクのコースは直角であると同時に、思ったより狭いんです。

画像: これがクランクのコース。……いま見ても狭くね?

これがクランクのコース。……いま見ても狭くね?

進入してきてそうそうに、

あれ!? 狭い! 曲がれなーい!!

そして、こう。

画像: これは倒したときのイメージ。徐行での走行なので、決してコース外まで吹っ飛んだわけではありません

これは倒したときのイメージ。徐行での走行なので、決してコース外まで吹っ飛んだわけではありません

パイロンは薙ぎ倒すわ、そのままバイクも倒すわ、ついでに私もバイクもろとも倒れるわで、とにかく散々。

もうこの頃にはバイクを倒し慣れている私ですから、バイクの下敷きにならないように離脱することに関してはお手のもの。任せてくださいよ。何回転がしてきていると思っているんですか!

最初の数回は一本橋同様になんとか通れたものの、一度失敗してからはテンパってしまって大の苦手に。一本橋はまだ脱輪したところで大した影響はありませんが、クランクは練習の際に後続車がいることがあるんです。

幸い、教習すべて通して後続車がいるときもパイロンを一個倒しただけで事故につながることはありませんでしたが、この一回の失敗がより自分を苦しめにくるんですよね。絶対に後続車に事故らせるわけにはいかない、と。

とはいえ、ここは教習所なのですから、失敗もつきもの。しっかりコツを教えてもらいました。

※画像は、指導員さんによる見本

  1. 進入速度を気をつけること
  2. ライン取りは直角に合わせないこと
  3. 目線は常に次の角の先へ向けること
  4. クラッチをうまく使うこと

こちらもそれぞれ掘り下げていきます。

コツその1:進入速度を気をつけること

画像: 進入したらそうそうに曲がることを要求されます

進入したらそうそうに曲がることを要求されます

クランクは、左折進入して始まります。このときに、意外と盲点だったのが進入速度。速すぎると最初の角を曲がりきれず、遅すぎるとバランスを崩しやすくなり、安定して曲がれません。

気負いすぎずに、自分の中で減速した実感が出るくらいにとどめてみてください。クランクに進入したあとの速度調整は、クラッチも活躍してくれます。大丈夫。まだあわてるような時間じゃない。

コツその2:ライン取りは直角に合わせないこと

画像: 最初からこの完成系を目指しすぎず、寄っておくことも大切

最初からこの完成系を目指しすぎず、寄っておくことも大切

クランクのコースが直角だからといって、律儀に直角に沿って曲がる必要はありません。右折するなら左端に寄っておきましょう。スペースに余裕ができて、内側のパイロンへの接触もしづらくなります。

左折するときも同様に、右端に寄っておきましょう。クランクはS字のようなもの。ゆるやかなコース取りで丁寧に曲がってみるのが吉。

コツその3:目線は常に次の角の先へ向けること

画像: 目線はしっかり先を見続けましょう

目線はしっかり先を見続けましょう

コースは狭いし、パイロンもやたらと近く感じて邪魔だし、足元を見たくなる気持ち、とてもよく分かります。でももはや耳タコだとは思いますが、バイクは目線が大事。本当に重要なんです。

目線はいま曲がろうとしている角ではなく、次の角へ! 曲がろうとせずとも、自ずと曲がっていきます。次の角を見た時点で、もうすでにいまの角は曲がれているということです。

コツその4:クラッチをうまく使うこと

ここでもクラッチが大活躍! 重要なのは、使うタイミング。角に差し掛かる前にクラッチを切り、車体が曲がり始めたら安定して曲がりきるために離します。そうすると自然に速度が回復してバイクが倒れずに曲がってくれるという寸法です。

画像: この辺りからクラッチを離すのがおすすめ

この辺りからクラッチを離すのがおすすめ

これができるようになると、本当にバイクの操作がレベルアップします。どこでも行ける! という自信に繋がるので、もし現在教習所に通っていて苦戦している方、これから通おうと思っているけど自信のない方、安心してください。

クラッチをものにするだけで、大体の課題はうまくこなせます。裏技、もしくはチートと言っても過言ではないくらい、知っていて損はない技術です。

これでもう怖いものはないなぁ!

画像16: まさかの伏兵に大苦戦! 果たして苦手を克服できるのか!? 一本橋&クランク編【レディ・ライドVol.7】

今日は次の時間もありますね。突然ですが、次の時間はみきわめです。コースを覚えておくように!

えっ……。今日? これから? インターバル10分くらいなのに?

聞いてないよぉ!?

……あれ? しかもまだやってない二輪課題があるような……。

次回、緊張の1段階みきわめ編! 果たして、無事合格できるのか!? 乞うご期待!

つづく!

日吉自動車学校の情報はこちら

所在地神奈川県横浜市港北区日吉6丁目13−3
TEL045-563-3333
営業時間8:30〜20:00(日曜日・祝日は17:50まで)
定休日毎週月曜日
公式情報はこちら公式サイトInstagramXYoutube
【日吉自動車学校】

This article is a sponsored article by
''.