あなたは初見でどこまで理解できる？ 小難しい系SF映画3選【週末シネマラン #54】

《ameの自己紹介》
映画を始めとする映像作品には非日常を求めるタイプ。エンディングはハッピーエンド派。圧倒的な強さを誇る主人公が登場するアクションが好み。
主に利用している配信サービス：アマプラ、ディズニープラス、Netflix
好きなジャンル：アクション、SFなど

観終わったあと「まあ大筋は理解したかな」と言いたい！

「初見じゃ絶対分からない」
「一度見ただけじゃ、絶対理解できない」

映画のレビューで、このような文言を見かけたとき、どう思いますか？

「はあ〜？ 絶対に理解してやるし！」
と、やる気になるのは、私だけではないはず。「この映画難しかった」なんて、意地でも言いたくありません。

こういった難解な映画は専門知識が必要なことも多々あるため、100％というのはさすがに難しいのですが、「何も分からなかった……」みたいなことには絶対なりたくない、と毎回意気込んで観ています。

映画には、やはりある程度セオリーがあるというか、エンタメである以上匂わせる描写というのはちゃんと気付けるようになっているんですよね。必要な情報はそこからある程度拾えるようになっているので、「どうにも小難しい映画は苦手」という方も、いろいろな映画を見ていくうちに今よりもっと気付けるようになるはず。

ちなみに、映画見始めのころは「映画の見方がよく分からないから〜」という免罪符があったのでいざというときも安心だったのですが、さすがにもう言えなくなってきたので、難しいという前評判の映画を観るときは毎回ドキドキしています（笑）これはただの矜持なので、あくまでも自分のなかだけの話ですが！

小難しい映画といえば、とくに『インターステラー』（2014）がよく挙げられる気がします。専門知識が必要なところも多々あり、細かいところまで理解しようとすればもちろん難しいです。それでも、ストーリーの流れを理解するという観点では、そこまで難しくはないと思っています。
そして、『インターステラー』も大筋理解できるし、結構いけるじゃん？ と調子に乗っている節もあります（笑）いつか、けちょんけちょんにされる日がやってくるかも……。

そんなわけで今回は、難易度別に小難しい系SF映画を3本ご紹介します。

「え？ こんなの小難しい系ですらないし？ 簡単じゃん？」というスタンスも大歓迎です。負けず嫌いなので、私も負けじと張り合っていこうと思います。まだ観たことがない方は、ぜひ挑戦してみてください。

なお、本記事2ページ目には鑑賞のヒントを載せています。ノーヒント派の方はお気をつけください！

『トランス・ワールド』のあらすじ

車がガス欠になったうえに一緒にいた夫の行方もわからなくなり、ひとり森を彷徨っていたサマンサがたどり着いたのは、古びた小屋。そこで、車が故障したために数日小屋に滞在しているというトムと出会います。翌朝、小屋の前に倒れていたジュディを助け、3人は脱出を試みることに。

しかし、小屋から出て進んでいくものの、どうしてかまた小屋に戻ってきてしまうのです。徐々に緊張が高まるなかで、3人はとある共通点に気づきます。

はたして、無事に脱出することができるのか？ そして、3人の共通点とは？

※予告編はネタバレを多く含むので、未視聴の場合は先に本編を観ることをおすすめします。なんならアマプラのあらすじまでネタバレなので、読まないようお気をつけを！

『プリデスティネーション』のあらすじ

舞台は1970年代のニューヨーク。連続爆弾魔「フィズル・ボマー」による被害が世間を騒がせていました。

そんななか、とあるバーにやってきたジョンは、バーテンダーに自らの半生を語ります。「自分を裏切った男に復讐がしたい」と語ると、バーテンダーは時空警察のエージェントであることを明かし、ジョンに復讐のチャンスを与えたのです。

こうして始まった、ジョンの復讐の結果は……。

『プリデスティネーション』の予告編はこちら

『メッセージ』のあらすじ

世界各地に突如現れた巨大な飛行体。軍の要請を受け、言語学者のルイーズは、物理学者のイアンとともに、飛行体内部にいる未知の存在“ヘプタポッド”と意思疎通を図るためのチームに加わります。

ガラス越しの空間で、彼らは複雑な文字言語でメッセージを発してきますが、それがどのような意味を持つのかの解読は難航を極めました。ヘプタポッドを脅威とみなす国も出てきたことで、世界は混乱していきます。

ヘプタポッドの目的とは？ 彼らはいったい何を伝えたいのか？

『メッセージ』の予告編はこちら

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