※本記事2ページ目には、鑑賞ヒントが載っています。ノーヒント派の方はご注意ください。
《ameの自己紹介》
映画を始めとする映像作品には非日常を求めるタイプ。エンディングはハッピーエンド派。圧倒的な強さを誇る主人公が登場するアクションが好み。
主に利用している配信サービス:アマプラ、ディズニープラス、Netflix
好きなジャンル:アクション、SFなど
ノーヒント派は見ないで! 各作品の鑑賞ヒント
まず、今回ご紹介した3作品は、とある共通点があります。じつは、その共通点自体が、鑑賞のヒント。ネタバレにもなりかねないので、共通点は記事の最後に改めて記載します。
気になる作品の部分だけつまんで読むもよし。最後まで読むもよし。読まずに本編を視聴するもよし。気になる方だけこの先を読んでいただければと思います。
※ネタバレにご注意ください!
『トランス・ワールド』難易度:★
『トランス・ワールド』は、かなりの低予算で製作されており、ほとんどが小屋と、その周辺でストーリーが進行します。
そして、予告やあらすじを含め、とにかくネタバレが多すぎる! うっかり調べようものなら、あっさりネタバレをくらいます。もうなんならジャケットすら見ないでほしい。本記事も例に漏れず、鑑賞のヒントを紹介する性質上どうしても若干のネタバレはあります。お気をつけください。
さて、そんなにネタバレ厳禁なら、そんなに難しいことはないんじゃない? とお思いでしょう。確かに、本記事でご紹介する3本のなかでの難易度は低いです。とはいえ、こういったタイムトラベル系を見慣れていない方にとっては、難しく感じる可能性があるかなと思います。
この「タイムトラベル」というのが鑑賞のヒントです。
タイムトラベルの名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズもご紹介しています!
低予算&1時間半という短さなのに、これだけしっかりとしたタイムトラベルを描いているのはすごいと思います。観終わったあと、かなり印象に残る映画となるはず。
それぞれの登場人物が、どういった立場なのか、どんな共通点があるのか、というのを整理しながら観ていけば、ストーリーを理解するのはそう難しくはないでしょう。
推理しながら観るもよし。ストーリーの流れに素直に身を任せるもよし。躍起にならずとも追える内容なので、小難しい系の映画入門編として観ていただければと思います。
あんまり書くとネタバレになってしまうので、このあたりで。ネタバレをくらったところで、じゃあそこからどうなるの? というのは楽しめると思いますが、ネタバレを見ないに越したことはありません。ぜひ初見で楽しんでください。
『プリデスティネーション』難易度:★★
『プリデスティネーション』は、 ロバート・A・ハインラインによる短編小説「輪廻の蛇」が原作です。あらすじに時空警察という単語が出てくることからわかるように、本作はタイムトラベル系。
バーに来たジョンは、自分の人生を狂わせた男に復讐をするために、時空警察のバーテンダーの力を借りて1970年から1963年にタイムトラベルします。
本作の鑑賞ヒントは、「タイムパラドックス」。
タイムパラドックスで有名なのが、「親殺しのパラドックス」でしょう。過去に行き親を殺した場合、自分が生まれなくなってしまう。しかし、自分がいなければ過去に行き親を殺すこともできない。ということは、親は生きているので自分が生まれてくる。この堂々巡りのことを指します。
そして、タイトルの『プリデスティネーション』という単語の意味は、「予定説」。あらかじめ定められた運命のことを指します。
あとは、「鶏が先か、卵が先か」という問いかけも重要です。
勘の良い人は、これらの情報だけでどんな映画かなんとなく予想がついてしまうかもしれません。でも、もしかしたら、それは違うかも。
タイムトラベル系の映画のなかでも、少し異色な本作。
設定はかなり突飛に思えますが、ジョンがどういう事情を抱えているのか、という点を整理しながら観ると分かりやすいかもしれません。
『メッセージ』難易度:★★★
テッド・チャンの中編小説「あなたの人生の物語」をもとに、エリック・ハイセラーが脚本を手掛けドゥニ・ヴィルヌーヴが監督したファーストコンタクト系SF映画『メッセージ』。
宇宙船の特徴的な見た目から、お菓子「ばかうけ」のコラ画像が出回ったので、ジャケットを見たことがある方は多いかもしれません。公式までやっちゃってます。
本作は、急に現れた宇宙船にいた未知の生命体“ヘプタポッド”と、ヘプタポッドの文字言語を解読しようと奮闘する言語学者のルイーズ、物理学者のイアンを中心に物語が進行します。
ヘプタポッドという名前は、古代ギリシャ語の「7本脚」が由来です。ちょっとショッキングな見た目をしているかもしれませんが、けっこうかわいいんです。
この映画は難易度がけっこう高めになっていると思うので、少し詳しくヒントを語っていきます。「ヒントなんていらないやい!」という方は、まずは視聴するのがおすすめ!

言語学者のルイーズはエイミー・アダムスが、物理学者のイアンはジェレミー・レナーが演じています
本作の鑑賞ヒントは、「4次元」。私も完全に理解しているわけではないのでざっくり説明します。
4次元とは、上下・前後・左右に加えて、もうひとつ方向があることを指します。我々人間が、3次元(上下・前後・左右)、つまり3方向に移動できるとすると、4次元にいる生命体は、4方向に移動することができるのです。
また、4次元空間においては、「ふたを開けずに中身を取り出す」ということが可能になっています。ドラえもんの「四次元ポケット」があらゆるものを取り出せるというのも、4次元空間となっているからです。
さて、人間がこの4次元というものの理解を深めると、どうなるでしょうか。3次元に加えて、もうひとつの方向があると知ることになります。4次元について簡単に説明する際に「3次元+時間」と表されることがあるのですが、もうひとつの方向が時間だとしたら?
自由に時間を移動できるとしたら、時の流れという概念そのものがないということになります。過去・現在・未来は区別されず、同じことなのです。
そして、本作は合間合間にルイーズと少女のシーンが挟まります。これはいったい何なのか? ヘプタポッドの文字言語はどういった性質をもっているのか?
「4次元」をヒントに、挑戦していただければなと思います。

『メッセージ』は、全体的に映像が美しいです
今回ご紹介した3作品の共通点はお分かりになったでしょうか。それは、「時間」。タイムトラベルやタイムパラドックスが大きく関わっています。
頭を空っぽにして観られる映画も好きですが、たまには少し頭を使うような映画を観るのも良いものです。未視聴の映画があれば、ぜひ挑戦してみてください。
12月は、編集部員がそれぞれ2025年のベスト&ワースト映画をご紹介するので、お楽しみに!








