《ameの自己紹介》
映画を始めとする映像作品には非日常を求めるタイプ。エンディングはハッピーエンド派。圧倒的な強さを誇る主人公が登場するアクションが好み。
主に利用している配信サービス:アマプラ、ディズニープラス、Netflix
好きなジャンル:アクション、SFなど
クリスマスは、とにかく多幸感あふれる映画を観たい!
私にとって、1年でもっとも好きな時期がやってきました! 12月の一大イベントといえば、もちろんクリスマス!!
街中イルミネーションで煌めいて、BGMもクリスマスソング一色。外に出ればクリスマス要素を目にしない方が難しいほどですよね。サンタさんやプレゼント、ツリーやケーキなどなど……とにかく人も街も浮かれているこの時期が、本当に大好きなんです。
そんな幸せ溢れるクリスマス、ディナー時に映画を流すのが定番! という方も多いはず。今回は、そんなおうちクリスマスにぴったりなハッピーになれる映画を3本ご紹介!
紹介作品は下記のとおり。
- 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
- 『パディントン』
- 『グリーンブック』
クリスマスがテーマではない映画も入っているので、「今日はなんか疲れたな〜」「幸せを感じた〜い」という気分のときにもおすすめです♪
クリスマス映画シリーズ概要
・『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)
上映時間:1時間16分
・『パディントン』(2014)
上映時間:1時間35分
・『グリーンブック』(2018)
上映時間:2時間10分
本数:3本
合計時間:5時間1分
【配信サービスの例】
・アマプラ:『パディントン』『グリーンブック』を見放題で視聴可能
・ディズニープラス:『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のみ見放題で視聴可能
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のあらすじ
死者の町「ハロウィン・タウン」の住人たちは、怖がらせることが大好きでハロウィン当日には大盛り上がり。しかし、王様であるジャック・スケリントンは、毎年繰り返される単調なハロウィンに虚しさを感じていました。
ある日、森で「クリスマス・タウン」への扉を見つけたジャックは、ハロウィン・タウンとは違う陽気で美しい世界に心を奪われ、自分たちの手でクリスマスを作り出そうと計画を始めます。
しかし、“クリスマス”の本質を理解していないハロウィン・タウンの住人たちによる準備は、次第に暴走していくことに……!
『パディントン』のあらすじ
イギリス人の探検家と、知性あるクマの夫婦による「いつかロンドンへ」という約束から約40年後。話を聞かされていた甥のクマは、憧れを胸にロンドンへ旅立つも、異国の地で孤独を味わうことになってしまいます。
そんななか、ブラウン一家と出会い「パディントン」と名付けられ、新たな生活をスタート。都会の生活に慣れないパディントンは騒動を巻き起こしながらも、家族との絆を深めていき、ついには街の人気者に。
しかし、そんなパディントンの噂を聞いた自然史博物館のミリセントは、彼を剥製にしようと企てていて!?
『グリーンブック』のあらすじ
舞台は1962年という、アメリカの人種差別が色濃く残る時代。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めるトニーは、新しい仕事を求めており、黒人ピアニストのシャーリーがおこなう演奏ツアーの運転手に応募します。
クリスマスの時期まで続く8週間のツアーでは、なぜか白人専用施設が多く存在する差別的な地域を巡るとのこと。黒人向けガイドブック(=グリーンブック)を頼りに出発する2人でしたが……。
それぞれの見どころもご紹介
音楽にも注目してほしい! クリスマス映画の定番『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
本作は、独特な世界観の作品が多い奇才ティム・バートンが原案・制作をおこなったミュージカルアニメーション映画です。ストップモーション・アニメーションという、1コマ1コマ動かして撮ることで動いているように見せる技法により撮影されているのですが、これがより不思議な雰囲気を後押ししているんですよね。
有名どころすぎて逆に観ていないという方もいるかもしれないので、念のため。なんとなく怖そうな印象を受けるかもしれませんが、ホラー映画ではありませんので、怖いのは苦手という方でも安心して観ていただけるかと思います。
(衝撃的なシーンはありますが、人形なのでマイルド……なはず。多分。その点で言えばホラー好きも楽しめるかも)
ストーリーは分かりやすくシンプルなものの、その分キャラクターが魅力的! 演出や音楽がすごい! などなど魅力が盛りだくさん。なかでも注目してほしいのが、音楽。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』といえば音楽! といえるほど、キャッチーな楽曲に仕上がっています。それも、1曲だけではなくどの曲も印象的なのがすごい。
このように観やすいうえにさなざまな技巧が散りばめられているこの映画は、子どもから大人まで楽しめるという、まさにクリスマス映画にぴったりな作品。現に私も、子どもの頃に観てからずっと大好き。上映時間が1時間ちょっととかなり手軽に観れることもあり、ディナーのお供にもよい塩梅です。
主人公・ジャックやヒロイン・サリーの好きなところも語っていきたいですが、百聞は一見にしかず。まずはとにかく観てほしい! そして、すでに観ているけど最近観ていないなと思ったそこのあなた。繰り返しますが1時間ちょっとなので、この機会にまた観てみませんか?
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の予告編はこちら
子ども向けと侮るなかれ! クマと人間の成長を楽しめる『パディントン』
この映画を観るにあたって、大切なお話とネタバレ(?)があります。それは、「イギリス人、クマ受け入れすぎじゃね!?」とツッコむ機会がないということです。
イギリスといえば、子どもが生まれたらテディベアを渡し、大人になっても一緒に寝たり旅行に行ったりするというテディベア大国。妖精や魔女といったファンタジーも根付いているかの土地ですから、そりゃあ喋る二足歩行のクマがいたところで気にしない(??)わけです。
と、いうわけでパディントンがイギリスに来たばかりのとき周りからスルーされていたのは、日本人の「関わってはいけない」という意識からくるスルーではなく、ただ単にスルーしていただけという……。クマはクマと認識はされているので、これが文化の違いなのかも。
ただ、そこでトンデモ設定だな〜と侮ってはいけません。ブラウン一家と絆を深めるパディントン、そして全員が成長していく物語は、とても心温まるものです。観終わったあと「なんだかいいものを観たな」という気持ちになれる映画なので、ぜひ気軽に観てください。
ちなみに、クリスマスがメインの作品ではありませんが、冬であることと幸せな雰囲気の映画なのでチョイスしています。なんでもないときにもぜひ。
余談ですが、本作には『ミッション:インポッシブル』(1996)のオマージュがあります。『ミッション:インポッシブル』シリーズでご紹介した1作目のあらすじに使用している画像のシーンが分かる方であれば、くすっとくるはず。ぜひ探してみてください。
『パディントン』の予告編はこちら
まさかの実話!? バディものとしても最高な『グリーンブック』
とくに映画は非日常を楽しみたいので、絶対にフィクション派! むしろノンフィクションは嫌! という思想を持つ私が観ている、数少ないノンフィクション映画がこちら。
設定・ストーリーがうますぎてもはやフィクションだと思って観ていたくらいなので、私のように絶対的なフィクション派の方にも騙されたと思ってみてほしい!
ガサツですぐ手が出るタイプのトニーと、それを嗜める上品まっしぐらなシャーリーの正反対バディ感も最高です。黒人に対してよく思っていなかったトニーの心境の変化もまた楽しめますし、お行儀のいいシャーリーが思い切った行動を取れるようになっていくというのもよい。2人ともかわいいです。
余談なんですが、このバディ……イイ! と思ったそこのあなたには、『ヴェノム』シリーズもおすすめ。こちらは危険でお茶目な地球外生命体と、それに振り回される人間のバディものです。
また、本作も音楽に注目したい! クラシックとブラックミュージックがたびたび流れるのですが、シャーリーはピアニストなのでクラシックには精通しているもののブラックミュージックを知らない。一方でトニーはクラブの用心棒だったのでブラックミュージックが身近でクラシックはあんまり。
そんな2人の関係性が音楽にも表れているので、ぜひ音楽にも耳を傾けてみてください。
(それと、音楽は関係ないけどチキンにも注目です)
ちなみに、シャーリーは三大ピアノの一つである「スタインウェイ」でしか演奏しないというポリシーを持っているので、たびたびこのピアノが出てきます。超高級なピアノなので、シャーリーの格式高さがこの辺りからも伝わってきますね。
『グリーンブック』の予告編はこちら
ぜひ、クリスマスは幸せな気持ちになれる映画を観てみてくださいね♪