《でらちゃんの自己紹介》
とくに1940年代〜70年代くらいを舞台にした作品が好みで、ストーリーに関係ないインテリアやファッションにも注目しがち。報われない最後やどんでん返し系だとなおよし……!
主に利用している配信サービス:アマプラ、Netflix
好きなジャンル:ギャング・マフィア、サスペンス、ノンフィクションなど
クリスマスもおうちにこもったっていい!
そろそろ、あわてんぼうのサンタクロースが現れそうな今日この頃。筆者はクリスマスは好きですが、あちこちキラキラすぎる世の中が眩しすぎて、おうちにこもりがち。ややこしい性格です。
そんなときに最高のお供になるのがクリスマス映画! おうちにいながらクリスマスの雰囲気だけ味わえるのがちょうど良いのです。今回はクリスマスらしい、家族やパートナーとのつながりをじっくり考えられる映画をご紹介します。
取り上げるのは、下記の3作品です。
- 『ラブ・アクチュアリー』
- 『東京ゴッドファーザーズ』
- 『キャンディ・ケイン・レーン』
クリスマス映画シリーズ概要
・『ラブ・アクチュアリー』(2003)
上映時間:2時間15分
・『東京ゴッドファーザーズ』(2003)
上映時間:1時間32分
・『キャンディ・ケイン・レーン』(2023)
上映時間:2時間
本数:3本
合計時間:5時間47分
【配信サービスの例】
アマプラ:『東京ゴッドファーザーズ』はレンタル、ほか2本は見放題で視聴可能
Netflix:『ラブ・アクチュアリー』のみ見放題で視聴可能
Hulu:『東京ゴッドファーザーズ』のみレンタルで視聴可能
『ラブ・アクチュアリー』あらすじ
クリスマス前のロンドンを舞台に、10組(19人)の恋愛模様を綴ったラブコメディです。物語はクリスマスの5週間前から始まり1週間ごとに進んでいきます。彼らの関係性はさまざまで、歌手とマネージャー、妻を亡くした男と友人、若手首相とその秘書などなど……。
それぞれの関係がクリスマスの1ヶ月後にどうなっているのか……お楽しみです。
『東京ゴッドファーザーズ』あらすじ
新宿の公園でホームレス生活を送っている、元競輪選手のギン、元ドラァグクイーンのハナ、家出少女のミユキの3人が、クリスマスの夜に捨てられた赤子を発見するところから物語は始まります。
3人はその子を「清子」と名づけ、実の親を探しに奔走するのですが……。
『キャンディ・ケイン・レーン』あらすじ
エディ・マーフィーが主演を務める、Amazonオリジナルのクリスマスコメディ。
クリスマスの時期に自宅をどれだけ素敵に装飾できるかを競う「クリスマス・デコレーション・コンテスト」で優勝を狙うクリス(エディ・マーフィー)は、あまりの優勝したさにイタズラ好きの妖精の店でクリスマスツリーを購入。
しかし、ツリーを購入する際の契約書には魔法がかけられており、ツリーに飾ってある動物たちと金のリングを回収しないと、クリスたち家族が人形にされてしまうと分かって……!?
じっくり観てほしい! それぞれの見どころをご紹介
いろんな人のいろんな愛が見れる『ラブ・アクチュアリー』
この作品の良さは登場人物の多さだと思います。ロンドンのいろんな場所(レコーディングスタジオや首相官邸、オフィス、学校などなど)で、年齢も性別もさまざまな19人が、それぞれに誰かを愛したり恋しています。
それは異性愛に限ったことでもないし、ときにはいけない恋だったり、うまくいかない恋だって。まとめると「いろんな人のいろんな愛」と平たくなってしまうのが非常に惜しいのですが……。
でもそんな、「いろんな人のいろんな愛」を見せられることで、「もしかしたら私のすぐ近くでも、誰かの愛で溢れているのかもしれない」と思って少しあたたかい気持ちになれる……そんな映画です。
↓首相が首相官邸でノリノリダンス!
↓想いを寄せる相手になぜかフリップで告白……!
また、この作品には多くの名場面があります。もしかしたらどこかで見たことのある方もいらっしゃるかもしれません。この名場面がどんなストーリーのなかで出てくるのか、楽しみに鑑賞するのも面白いですよ。
現在、全国の劇場で4Kリマスター版が公開されているようなので、気になる方は劇場でもご覧になってみてはいかがでしょうか?
予告編はこちら
どうしても人間関係に巻き込まれていく人情コメディ『東京ゴッドファーザーズ』
監督は『パーフェクトブルー』(1997)『千年女優』(2001)で知られる今敏氏。今敏監督といえば、現実と虚構を行ったり来たりする、まるで夢でもみているような作品の印象が強いと思います。(『パプリカ』なんてまさに夢と現実を行ったり来たりするお話です。)
しかし、『東京ゴッドファーザーズ』は現実の物語を描いており、今敏監督には珍しくコメディでもあるのです。
ちなみに、「ゴッドファーザー」と聞くとあのマフィア映画を連想される方も多いと思いますが、この作品はマフィアとはまったく関係がありません。「ゴッドファーザー」は「名付け親」の意味です。
物語の大筋は前述したあらすじの通り、「ホームレスの3人が捨てられた赤子の実の親を探す」これに尽きます。しかし、そのなかで車に轢かれかけたヤクザを助けたり、電車が止まって線路を歩いたり、頭上からペンキが降ってきたり、バイクがすぐ横で事故を起こしたり……。
メインの登場人物達は普通に行動しているだけなのに、どういうわけか周りでは多くの人が巻き込み/巻き込まれ、気づくと「そんなことある!?」な事件とともに、人の繋がりができていってしまいます。
人情というものを感じてジーンとくる場面もありつつ、話が進むテンポも早くノリが良いのでまさにコメディとして面白く仕上がっている作品です。
予告編はこちら
超王道ドタバタファミリー映画『キャンディ・ケイン・レーン』
本作はこれまでご紹介した2作品に比べると、わりと気楽に楽しめる作品だと思います。超王道のドタバタファミリー映画という感じで、ビールとポップコーンを好きなだけ楽しみながら、週末に限らず平日の夜にサクッとみても疲れない後味です。
かけられていた魔法はクリスマスソング「クリスマスの12日間」に基づいたもの。日本ではあまり馴染みのない方かと思いますが、ディズニー好きの方は、もしかしたらディズニーチャンネルやパーク内で聞いたことがあるかもしれません。
曲を知っている方が内容の理解が深まると思うので、鑑賞前に一度聞いて見ることをおすすめします!
予告編はこちら
クリスマスはおうちでこもりたい派の方は、ぜひ観てみてくださいね!