▶▶▶写真はこちら|『チューダー ロイヤル』
TUDOR
ロレックスのディフュージョンブランドとして知られてきた「チューダー(チュードル)」。1930年代にロレックスの創業者ハンス・ウィルスドルフが、イギリスでの販売不振から高級時計のテイストを持つウォッチを低価格で提供したのがはじまり。ブランド名の由来は、イングランドの王家「チューダー家」にちなんだもの。日本からは一度撤退するも2018年に再上陸。現在はロレックスのディフュージョンブランドではなく、独立した高級時計ブランドとしての道を歩んでいる。
高級感と手頃さを兼ね備えた機械式時計
エレガントでありながら、スポーティーでもある。チューダーはこれを“スポーツシック”と表現している。そのコンセプトを体現したのが、今回ご紹介する『ロイヤル』だ。
チューダーはロレックスのディフュージョンブランドとして誕生した歴史を持つが、現在は独立したブランドとして確固たる地位を築いている。その背景を受け継ぎつつも、チューダーならではの高級感と手の届きやすい価格のバランスが、このモデルの大きな魅力。
ロイヤル最大の特徴は、ノッチ入りベゼル(フルーテッドベゼルに似た加工)だろう。このデザインは、アンティークのロレックス「デイトジャスト 1603」を思わせる仕上がりになっており、最新モデルながらどこかクラシックな雰囲気を醸し出している。
文字盤はとてもシンプルで、3時位置に日付表示がある3針仕様。サンレイ仕上げになっており、美しい光の反射が、角度によって異なる表情を見せてくれる。
インデックスにはメタリックな質感のローマ数字を採用。写真ではアプライドインデックスのように見えるが、実際はフラットな仕上げだ。しかし、繊細な造形と絶妙な光沢により立体感が生まれ、高級感を損なうことなく上品でエレガントな印象を与えている。
ケースラグやブレスレットは、かつてのロレックス「オイスタークォーツ」を想起させるデザイン。ブレスレット自体もロレックスのジュビリーブレスレットに似たスタイルで、ドレッシーな印象を強調している。
ムーブメントはスイスのセリタ製ムーブメントをチューンナップした「キャリバー T601」を搭載。パワーリザーブは約38時間と短めだが、日常的に着用することを前提としたモデルとしては十分に実用的と言えるだろう。
ロレックスの歴代モデルのエッセンスを取り入れつつ、チューダーらしい独自のスタイルを確立したロイヤル。高級腕時計のエントリーとしても優れており、デザイン・実用性ともにバランスの取れた1本だ。
TUDOR
ロイヤル
品番:28500
素材:ステンレススチール
サイズ:縦38mm×横38mm
防水:100M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック
販売価格:270,000円(税込)※未使用品
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、保証書(2024年12月)等が付属
※価格は2025年2月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
チューダーの『ロイヤル』は、価格帯がとても手頃です(当店では未使用品・27万円)。ロレックスのデイトジャストが日常使いを想定しつつ高価格帯に位置するのに対し、ロイヤルは同じようなポジションにありながらも、よりアクセスしやすい価格となっています。
そのため、日常使いを重視するのであれば、本モデルは非常におすすめ。とくに、30万円以下で購入できる高級腕時計としては他の追随を許しません。毎日着用しても快適で、コストパフォーマンスに優れています。
同価格帯で考えたとき、他のブランドではメンテナンス費用が高くつくこともありますが、チューダーはその点でもバランスが取れており、リセールバリューも含めて非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
---|---|
TEL | 03-5250-7272 |
営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
公式サイト | https://moon-phase.jp/ |