演奏にアートと、日頃から芸術にどっぷりと浸かっている筆者utoが、ひとりでゆっくりと楽しめる企画展をご紹介。今回は、番外編として現代アートに焦点を当ててピックアップ。カラフルなイラスト風の作風で表現される“すべての人であり、だれでもない”こどもたちを見ることができる個展「現在地」、年に一度の現代アートのイベント「アートウィーク東京」をご紹介します。どちらも大注目のイベントなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

「アートウィーク東京」(東京都内53箇所の美術館とギャラリーで開催)

画像: 「アートウィーク東京」(東京都内53箇所の美術館とギャラリーで開催)

お次は、年に一度! 現代アートの一大イベント、「アートウィーク東京」をご紹介します。

アートウィーク東京とは、東京における現代アートの可能性、創造性や多様性を国内にとどまることなく、世界にも向けて発表するイベントのこと。

コロナ禍のなかでおこなわれたプレ開催を経てから、2022年より年に一度だけ開催されています。比較的若いアートイベントですが、すでに日本を代表するアートイベントのひとつとなっています。

今年は、なんと過去最多となる都内53箇所の美術館やギャラリーなどのアートスペースが参加。それらをつなぐ無料のシャトルバス「AWT BUS」も巡回し、A、B、C、D、E、F、各ルートでお好みの順序でアートスペースを見て回ることができます。

画像: 無料のシャトルバス「AWT BUS」

無料のシャトルバス「AWT BUS」

どの停留所で乗り降りしても自由で、バス乗車時に受け取れる「AWT参加証」を見せることで一部の美術館で割引が受けられることもあります。

「東京国立近代美術館」や「森美術館」のような美術館から、「プラダ 青山店」や「ファーガス・マカフリー」といったアートスペースまで、さまざまな場所で現代アートを堪能できます。

アートウィーク東京の醍醐味はなんといってもアートスペース巡りですが、普通の美術鑑賞とは違った体験ができるのもたいへん大きな魅力のひとつ!

画像: 2023年の「AWT FOCUS」の様子

2023年の「AWT FOCUS」の様子

美術館でおこなう作品鑑賞と、ギャラリーでおこなう作品購入の双方の体験を掛け合わせた、「買える展覧会」という催しがあるのです。

今年は森美術館館長・片岡真美監修で、「大地と風と火と:アジアから想像する未来」と題された「買える展覧会」が開催されます。4つのセクションに分かれた展示には、日本に始まりインドネシア、韓国、台湾、ブラジルやメキシコなど、世界各地から57組のアーティストが参加しています。

また、日本の26箇所のギャラリーだけでなく、ソウル、マニラ、ニューヨークに拠点がある海外のギャラリーも作品を出品。これらの作品は本当に買うことができます。我が家にお気に入りのアートをお迎えするのもわくわくする体験のひとつです。

さらに、映像作品を楽しむことができたり、建築と食とアートがコラボレートしたフードを楽しんだりすることも!

画像: 「AWT BAR」で楽しめるEMMÉ・延命寺美也によるフード

「AWT BAR」で楽しめるEMMÉ・延命寺美也によるフード

このアートイベントのなにが楽しみかといったら、アート鑑賞は初めてという方から、好きなアーティストが定まっている方まで、アートが見たい! という気持ちひとつだけで、一日中楽しめるところです。

とくに、国内外のキュレーターなどを招いておこなわれるシンポジウムやオンライントークなどは、鑑賞初心者から上級者まで楽しめる内容になっています。

わくわくとアートの楽しみが詰まったアートウィーク東京。今年は11月7日(木)〜10日(日)の4日間開催です。どうかお見逃しなく!

アートウィーク東京
会場一例:「AWT BUS」Aルート 東京国立近代美術館(竹橋)/ミヅマアートギャラリー(飯田橋)/ウェイティングルーム(江戸川橋)/タリオンギャラリー(目白)/フイギユア、ミサコ&ローゼン(大塚)/XYZコレクティブ(巣鴨)/カヨコユウキ(駒込)/スカイザバスハウス(根津)
会期:2024年11⽉7⽇(⽊)〜2024年11月10⽇(⽇)

「AWT BUS」巡回ルートA~Fそれぞれのルートはこちら

この機会に、現代アートに親しんで!

今回は、「いま」を感じてアートに親しめる、大注目のふたつのイベントをご紹介しました。どちらも会期が短いので、ぜひお早めに。

新しい発見をうながしてくれる現代アートというジャンル、ぜひお楽しみくださいね。

毎月紹介している注目の企画展はこちらから

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