こんにちは、恐竜おねえさんこと生田晴香です。今回は、2025年夏に話題となった博物館「ミュージアムパーク 茨城県自然博物館」をご紹介します。企画展で注目を集めていましたが、実は特別な展示がなくても十分楽しめるスポット。映えスポットも恐竜もそろっていて、1日では回りきれないほど見どころ満載なんです!

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館とは?

2025年夏、ミュージアムパーク 茨城県自然博物館で開催していた企画展「恐竜とともに生きた生物たち-ぼくらは脇役じゃない-」、通称「恐竜じゃない展」。

開催期間はすでに終了していますが、期間中はたくさんの人で賑わっていました。イベント紹介でレポーターを務めた動画があるので行けなかった人、何度でも見たい人は下記からどうぞ。

画像: - YouTube youtu.be

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企画展は“恐竜じゃない”し、イベント自体もすでに終了してますが、そもそもの常設展には恐竜がいるので企画展がなかったとしても楽しめるんです!

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館は、「過去に学び、現在を識り、未来を測る」をコンセプトにした自然史系博物館。宇宙の進化から地球の生い立ち、自然や生命の仕組み、地域の生態などといった常設展示がたくさんあり、見どころ満載です。

加えて、15.8ha(東京ドームの約3.5倍)の自然と、それを体験するための野外施設もあり、常設展示で学習したことを野外の自然の中で確かめたりもできちゃうんです。

ちなみに茨城県では、中生代白亜紀の地層から、次と化石が発掘されているんです。将来的には“茨城発の新恐竜”が誕生する可能性も!

では、そんなワクワク必至の博物館の常設展示がどうなっているのか、ここからご紹介しましょう!

ミュージアムパークの恐竜たちをざっくり紹介!

まず、入場し1番に目が行くのがヌオエロサウルス。白亜紀前期に生息していたアジア最大級の竜脚類で、体長26m / 高さ9.75mと大きい植物食恐竜です。

画像1: ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

上半身しか写真に収まりきれませんでしたが2階からも見れるので、「背中に乗ったとしたらこの高さからの眺めなんだろうなぁ」なんて思わせてくれます。

もう一つ目立つのが松花江マンモスで、これらは中国の内蒙古自治区から産出した骨格化石のレプリカで、姉妹館となっている内蒙古自治区博物館(現:内蒙古博物院)との友好の証として展示しているのだとか。

画像2: ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

アメリカのロサンゼルス郡立自然史博物館とも姉妹館で、姉妹館締結の記念品には恐竜が贈られる…⁉︎ 恐竜で協力っていいですねぇ♪

画像3: ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

ヌオエロサウルスの足元にはティラノサウルス全身骨格が!

ティラノサウルスは足元だけではなく、他にも歩いてる状態の全身骨格もあります。しかもなんと、動くんです! ほかにも声を出す復元ロボット親子の姿も!

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「恐竜たちの生活」エリアではティラノサウルス親子だけではなくトリケラトプスも動いていて、トリケラトプスVSティラノサウルスのバトルが始まりそうな、まるで生きているかのような光景を楽しむことができます。

当時の哺乳類やシダ、ソテツ類もあり白亜紀末にタイムスリップしたかのような感覚になります。

画像4: ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

トリケラトプスのこの頭骨産状標本はなかなかの珍しい展示です。

画像5: ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

色んな恐竜の歯の展示や胃石もありますね。胃石とか恐竜が飲み込んで胃に居続けたやつって考えるとエロいですよね。

恐竜の歯や胃石はすごく欲しいのですが、これは人間で例えるなら推し(アイドルとか)の髪の毛を持っておきたい派の人の気持ちと同じ感じなのではないでしょうか。(一緒だよね…?)

う○こ化石もいいですね。ちなみにう○こ化石の事を「コプロライト」といいます。

ほかにも獣脚類の足跡やエドモントサウルス皮膚痕があったり……

画像1: ミュージアムパーク茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク茨城県自然博物館にて撮影

ディプロドクスの化石は本物を触れちゃいます。

画像2: ミュージアムパーク茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク茨城県自然博物館にて撮影

デイノニクスは、全身骨格に旧復元と新復元が並べられています。新復元では羽毛で覆われており、色もペンギンとスズメっぽくなっていて、なんか太った感じ?? これからどんどん研究が進むと、今後も新しい復元状態での展示が増えるかもしれませんね。

画像6: ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク 茨城県自然博物館にて撮影

白亜紀後期の鎧竜、エウオプロケファルスも全身骨格あります。

画像3: ミュージアムパーク茨城県自然博物館にて撮影

ミュージアムパーク茨城県自然博物館にて撮影

カウディプテリクス、プロトケラトプス、シノサウロプテリクス……なんて眺めの良いエリアなのでしょう。他にもまだまだいます。

ミュージアムレストラン『ル・サンク』では恐竜カレーが食べられて、ミュージアムショップでは恐竜のお土産が買えて、1日じゃ足りないほど恐竜を楽しめます。

画像: イラストで見る地球の歴史。ついつい見入ってしまいます

イラストで見る地球の歴史。ついつい見入ってしまいます

地球誕生からの地球の歴史イラストパネルも味わい深くて、ミュージアムパーク茨城県自然博物館でしかない素晴らしさに感動です。

電車だとちょっと行きにくさはあるかもしれませんが、行って後悔は絶対にしないはず。ぜひ恐竜を楽しみに足を運んでみてください!

画像: 鏡でいっぱいのこんなお部屋も!

鏡でいっぱいのこんなお部屋も!

恐竜がいなかったとしても面白い要素が盛りだくさんすぎて、何度でも足を運びたくなること間違いありません!

画像: 弱肉強食をテーマにした展示も。リアルですね!

弱肉強食をテーマにした展示も。リアルですね!

画像: ミュージアムパークの恐竜たちをざっくり紹介!

特にもぐもぐエリア、これが弱肉強食の世界です。ここも必見ですよ!

【基本情報】
ミュージアムパーク 茨城県自然博物館
HP:https://www.nat.museum.ibk.ed.jp/
住所:〒306-0622 茨城県坂東市大崎700
営業期間:9:30~17:00
定休日:毎週月曜日(月曜日が休日にあたるときは開館。翌火曜が休み)
電話:0297-38-2000

画像: 企画展だけじゃない!『ミュージアムパーク 茨城県自然博物館』は楽しいで溢れてる!

生田晴香 | Haruka Ikuta

恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。

YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。

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