週末のまとまった時間を使って一気見(=マラソン)したい、シリーズものや関連する映像作品をご紹介する連載【週末シネマラン】。アマプラ(Prime Video)やNetflixなどの配信サービスを使って観ることができる映画・ドラマ・アニメの中から、singles編集部メンバーが各々おすすめをピックアップ! 今回は、ネタバレ厳禁系も好きな筆者ameが、謎解き気分で楽しめる映画を3本ご紹介します。

※今回紹介する映画は、『ファイト・クラブ』、『シックス・センス』、『シャッター アイランド』の3本です。ストーリーのネタバレはありませんが、ピンと来た方はご注意ください。

《ameの自己紹介》
映画を始めとする映像作品には非日常を求めるタイプ。エンディングはハッピーエンド派。圧倒的な強さを誇る主人公が登場するアクションが好み。
主に利用している配信サービス:アマプラ、ディズニープラス、Netflix
好きなジャンル:アクション、SFなど

絶対にネタバレNG!(この表記がすでにネタバレ説あり)

皆さんは、映画を観る前に予告編やレビューなどをチェックしてから視聴しますか?

私は、する派です。個人的にはネタバレもOK。とくにハラハラする展開が待っている映画は、安心したいがために、あえてネタバレを見たりシークバーを動かしてチラ見したりすることもあります。(もちろん、毎回じゃないですよ!)

でも、ネタバレがないからこそ楽しめる映画というのも存在します。その名は……、

※この先、ジャンル名が出るので注意!

画像: ヒント:ブラッド・ピット主演の『ファイト・クラブ』のような映画のこと © 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ヒント:ブラッド・ピット主演の『ファイト・クラブ』のような映画のこと

© 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

 

 

 

「どんでん返し」系!

どんでん返し(surprise ending)とは、視聴者の予想を裏切ったり、これまでの前提が大きく覆ったりするようなストーリー展開のことを指します。同じようなジャンルに「信用できない語り手」というのもありますね。叙述トリックの一種でミスリードさせるような手法です。名前がかっこよくて好き。

このようなストーリー展開は基本的にエンディングに来ることが多いので、よく“衝撃のラスト”と表現されることもありますね。もちろん、エンディングに限らず何度も覆っていくパターンもあります。 「これはやられた!」と言わざるを得ないような展開には、もはや驚きを通り越して感動を覚えることも。

なぜこれだけ注意喚起が多かったかというと、「どんでん返し系は、どんでん返しと知らずに観たい!」という方も多いだろうと思ってのこと。とはいえ、ネタバレ厳禁の時点でなんとなく察せてしまうことではありますが……。

この記事は、どんでん返し系であることを知ったうえでも楽しめる方へ向けて、ストーリーのネタバレはなしでご紹介しますので、ご安心ください。

というわけで、今回はネタバレ厳禁な「“謎解き気分”で楽しめる映画」あらため、どんでん返し系の映画を3本ご紹介します。紹介する作品は、下記のとおり。

  • 『ファイト・クラブ』
  • 『シックス・センス』
  • 『シャッター アイランド』

今後も取り上げていきたいので、まずはジャブとして有名どころを。ちなみに、『シックスセンス』は「愛が繋ぐこの世とあの世! 感動シーンのある幽霊映画3選」で、『シャッター アイランド』は「全米で大ヒット! レオナルド・ディカプリオ主演 “驚愕のラスト” が待つ本格ミステリー『シャッター アイランド』」でもご紹介しています。こちらもぜひ!

どんでん返し系映画シリーズ概要

『ファイト・クラブ』(1999)
上映時間:2時間19分

『シックス・センス』(1999)
上映時間:1時間47分

『シャッター アイランド』(2010)
上映時間:2時間18分

本数:3本
合計時間:6時間26分

【配信サービスの例】
・アマプラ:3本とも見放題で配信中
・ディズニープラス:『ファイト・クラブ』のみ見放題で配信中

『ファイト・クラブ』のあらすじ

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不眠症に苦しむ主人公は、退屈な仕事と空虚な日常に押しつぶされるように生きています。家具やブランド品で部屋を満たしても、心は満たされないままでした。

そんなある日、飛行機で出会った石鹸販売員タイラーと意気投合します。型破りで自由な彼に惹かれ、二人は殴り合うことで鬱憤を晴らす秘密の「ファイト・クラブ」を立ち上げることに。

やがてクラブは予想を超えて拡大し、社会をも揺さぶる存在へ。閉ざされた心が熱狂に呑み込まれていく先には、どんな展開が待っているのか!?

『ファイト・クラブ』の予告編はこちら

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『シックス・センス』のあらすじ

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児童精神科医のマルコムは、心を閉ざした少年コールの相談を受けます。優秀な医師である彼は、何とかして少年を救おうと寄り添いますが、コールは頑なに心を開こうとしません。

やがてコールは、恐る恐る「誰にも言えない秘密」を打ち明けます。その告白は、マルコムの想像を超えるものでした。

秘密に向き合おうとする二人の時間は、互いの人生を大きく変えていくものとなっていき……。

『シックス・センス』の予告編はこちら

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『シャッター アイランド』のあらすじ

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1954年、連邦保安官のテディは相棒とともに、孤島にある精神科病院を訪れます。そこで起きたのは、収容患者の不可解な失踪事件。島は嵐に閉ざされ、捜査は困難を極めていきます。

手がかりを追うほどに浮かび上がるのは、病院に隠された数々の謎。そして次第に、何が真実で何が幻なのかさえ分からなくなっていきます。

圧倒的な緊張感と閉塞感の中で進む調査は、テディの心の奥に眠る闇をも呼び起こしていくことに──。

『シャッター アイランド』の予告編はこちら

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おすすめ・語りたいポイント

サブリミナル効果にも注目したい『ファイト・クラブ』

チャック・パラニュークの同名小説を映画化した『ファイト・クラブ』は、1995年に公開された映画『セブン』の監督、デビッド・フィンチャーと主演のブラッド・ピッドが再びタッグを組んだ作品。もう1人の主演、エドワード・ノートンは『アメリカンヒストリーX』(1998)や、『ミニミニ大作戦』(2003)にも出演している俳優です。

画像: エドワード・ノートンが演じる主人公は名前が出てこないので、「ナレーター」と表現されています © 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

エドワード・ノートンが演じる主人公は名前が出てこないので、「ナレーター」と表現されています

© 1999 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

暴力表現が多々あったため、公開当初は批評家からもかなりの酷評を受け、国内興行でも失敗したという過去もありますが、いまや熱心なファンにより長期的な人気を誇る“カルト映画”でもありますね。その人気たるや、関係ないところでも作品にかする要素があれば名前を見るようなレベルです。

“暴力表現”の原因──主人公とタイラーにより設立された「ファイト・クラブ」は、1対1の喧嘩をおこなう秘密の集会。地下室でおこなわれるこの集まりは徐々に大きくなっていき、会員にはいくつかのルールが設定されることとなります。

「ファイト・クラブ」のルール

  1. ファイトクラブについて口にしてはならない
  2. ファイトクラブについて口にしてはならない
  3. ファイトは1対1
  4. 一度に1ファイト
  5. シャツと靴は脱いで闘う
  6. ファイトに時間制限はなし
  7. ファイトクラブに初めて参加したものは、必ずファイトしなければならない

このルールに則ると、この記事はルール違反ということになります(笑)が、会員ではないのでセーフなはず……多分。

このルール、何回か語られることとなるのですが、そこにも注目です。

画像: 「石鹸は、脂肪に強アルカリ性物質を加えて“けん化”させることで作ることができる」これも覚えておいてください

「石鹸は、脂肪に強アルカリ性物質を加えて“けん化”させることで作ることができる」これも覚えておいてください

この映画では、潜在意識に影響を与える「サブリミナル効果」が、一瞬何かが映り込むという形で4回使われています。ちなみに、この4回以外に、ラストシーンにも“とあるサブリミナル”があるのですが、規制の問題でカットされている場合もあるので4回ということで。

サブリミナルは主に広告に利用されていましたが、いまは多くの国で禁止されている手法なので、なかなか社会的風刺も効いた作品といえますね。

あまりに一瞬なので、一度観ただけでは認識できないかも。どんでん返しという要素以外にこの点でもリピート必至ですね! 骨が折れるかもしれませんが、ぜひ探してみてください。

ジャンルはホラーだけどホラーじゃない『シックス・センス』

公開当時、主演であるブルース・ウィリスからの前置き「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」で始まった映画『シックス・センス』。アカデミー賞では作品賞や監督賞などにノミネートし大ヒットしたことで、監督 M・ナイト・シャラマンの出世作ともなりました。

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ブルース・ウィリスといえば、『ダイ・ハード』シリーズや『アルマゲドン』(1998)など、興行的に成功を収めた作品に多く出演している人気俳優ですよね。ちなみに、私が初めてブルース・ウィリスを見たのは『オーシャンズ12』(2004)で本人役としてカメオ出演していたとき。映画歴が浅かったので全然ピンとこなかったのを覚えています(笑)

もう1人の主演、ハーレイ・ジョエル・オスメントも本作で天才子役と評価され、助演男優賞にノミネートされています。『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)でデビューし、『A.I.』(2001)ではサターン賞若手俳優賞を受賞。もちろん永遠に子役ではないので、2025年現在では37歳です。(いらない情報)

監督 M・ナイト・シャラマン曰く、本作は『普通の人々』(1980)と『エクソシスト』(1973)を足して2で割ったような脚本だそうです。精神分析や現代社会の問題とホラーが組み合わさることで、この名作が生まれたんですね。

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私は幸運にもどんでん返し系と知らずに、ホラー映画だと思って観ることができたので、それはもう度肝を抜かれたもんです。ジャケットは怖そうだしホラーというジャンルではありますが、ジャンプスケア的な表現も少なくそんなに怖くないので、ホラーが苦手という方も安心して観られると思います。

どんでん返しと知っていても、謎解きは楽しみたい! という方に向けて、注目しておくとおもしろい要素をご紹介します。(そういうのいらない方はすみません)

それは、赤色。この色が出てくるシーンは、注意しておくと良いかも。

タイトルにも秘密あり!?『シャッター アイランド』

デニス・ルヘインによる同名のミステリー小説「Shutter Island」が原作の映画『シャッター アイランド』。監督のマーティン・スコセッシと主演のレオナルド・ディカプリオがタッグを組むのは本作で4度目となります。

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レオナルド・ディカプリオもかなりの人気俳優ですね! 個人的には『インセプション』(2010)がかなり印象的。記事でも取り上げられていますが、考察系映画なのでぜひチャレンジしてみてください。

ちなみに、吹き替え版でお馴染みの声優は加瀬康之氏。アニメ「たまごっち!」シリーズのスペイシーっちと同じ声です。たまごっちと同じ声……味わい深い。いい声なので、吹き替え版もおすすめです。

原題「Shutter Island」は、アナグラムになっているという、本編だけではない部分でも謎解き要素がある本作は、伏線が盛りだくさん。謎解きするのも良いですが、レオナルド・ディカプリオ曰く“考えるな、感じろ”的楽しみ方をおすすめしているようなので、初見はただただ見入ってみてください。

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とにかく雰囲気があって、映像的な美しさも抜群。調度品からファッションなども楽しむことができるので、一度観ただけでは味わい尽くせないかもしれません。どっちにしろリピートするのなら、初めて観る際は素直な気持ちで観るのがよさそうです。

ほかにも、ロボトミー手術や人体実験など都市伝説系が好きな方も嬉しい要素が入っています。都市伝説が好きな方は「あの伝承の裏にあった真実とは!? 実際に起こった事件を解説する再現ドラマ「ロア〜奇妙な伝説〜」シリーズ」もぜひ。

最後に、『シックス・センス』に続いて、謎解きを楽しみたい方向けに注目ポイントを記載しておこうと思います。(そういうのいらない方はすみませんPart2)

それは、。ちょっと意識してみるとおもしろいかもしれません。

一度目は衝撃、二度目は謎解きと、リピート必至などんでん返しシリーズ。ぜひ、挑戦してみてくださいね!

シリーズものをもっと知りたい方はこちら

『シックス・センス』はこちらでも紹介しています

モヤモヤ映画を紹介するコラムはこちら

『シャッター アイランド』はこちらもおすすめ

ミニシアターなら、過去作を観ることができるかも!?

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