週末のまとまった時間を使って一気見(=マラソン)したい、シリーズものや関連する映像作品をご紹介する連載【週末シネマラン】。アマプラ(Prime Video)やNetflixなどの配信サービスを使って観ることができる映画・ドラマ・アニメの中から、singles編集部メンバーが各々おすすめをピックアップ! 今回は、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の公開記念ということで、トム・クルーズが大好きな筆者ameが、トム・クルーズ主演映画5選をご紹介します。

《ameの自己紹介》
映画を始めとする映像作品には非日常を求めるタイプ。エンディングはハッピーエンド派。圧倒的な強さを誇る主人公が登場するアクションが好み。
主に利用している配信サービス:アマプラ、ディズニープラス、Netflix
好きなジャンル:アクション、SFなど

おすすめ度とともに、各作品の魅力を語ります

世界的大ヒットを記録! スカイアクションもかっこいいアツすぎる映画『トップガン』
おすすめ度:★★★★★

言わずと知れた名作『トップガン』は、トム・クルーズを一躍トップスターに押し上げた大ヒット映画です。1986年の全米興行成績1位であり、2022年に公開された続編『トップガン マーヴェリック』では日本でも135億円を超える興行収入を記録。まさに今なお世界に愛されている作品です!

画像: トムの横顔、すごいかわいい。とくに口元が © 2023 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

トムの横顔、すごいかわいい。とくに口元が

© 2023 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

トム・クルーズが演じる天才パイロットであるマーヴェリックは、その無鉄砲さゆえに協調性がなく、そのことでトラブルも招いてしまいます。挫折を経験しつつも成長していくさまを描いた本作は、ストーリーがわかりやすいのでとても観やすい映画です。

友情と恋愛というめちゃめちゃ濃い青春描写も1980年代らしく、スリリングなスカイアクションシーンや音楽も魅力!

映画が始まると、戦闘機が空母から飛び立つシーンとともにケニー・ロギンスの「Danger Zone」が流れるんですが、これが本当にアツい。もう、これが男のロマンですよ! これでアツくならないなら、どこでなるのか! かっこいいんですよ、本当に!!
(男のロマンとは言いましたが、男女関係なく楽しめる映画です。)

36年越しに公開された続編でもコケることもなく、とにかくずっとおもしろい! 観終わったあとは興奮さめやらぬまま、バイクに乗りたくなるしフライトジャケットは欲しくなるし戦闘機にも乗りたくなるはず。

画像: 私はまだ戦闘機には乗れていません © 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

私はまだ戦闘機には乗れていません

© 2022 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

『トップガン』、『トップガン マーヴェリック』ともにアマプラで観ることができるので、まだ観たことがない方はこの機会にぜひ観てほしいなと思います。

自分が犯罪を犯すと予知されたら? 自らの容疑を晴らすべく奔走する『マイノリティ・リポート』
おすすめ度:★★★☆☆

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本作は、設定に惹かれて観始めた映画です。3人の予知能力者による殺人予知システム“プリコグ”があるおかげで殺人発生率は0%に! という、もはやディストピアな世界観がおもしろい。出てくるガジェットはどれもかっこいいです。

そんな素晴らしいシステムに、犯罪予防局の部隊長であるジョンは「36時間後にあなたは人を殺す」と予知されるんです。しかも、現段階では面識がない人物を。

自分に置き換えて考えてみると、すごく怖いですよね。まさか自分が、見ず知らずの人間を殺すことになるなんて……絶対にしないとは言い切れないかもしれないところが怖いです。「プリコグは完璧」という前提があれば、認知バイアスにより「本当に殺すのかも」と思ってしまいそう。

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ただ、ここで注目したいのがタイトル。『マイノリティ・レポート』とは、少数意見という意味です。

プリコグは3人の予知能力者によって成り立っているので、意見が一致しないこともあり得る。これはつまり、プリコグの完全性を保つために破棄されている情報があるかもしれないということを指しています。絶対的な存在そのものを疑うという流れは、どんな作品でもわくわくしますね!

はたして、本当にプリコグというシステムは完璧で、ジョンは殺人を犯してしまうのか。それとも、握りつぶされた少数意見にジョンの容疑を晴らす情報が眠っているのか。

この物語がどういった結末を迎えるのかは、ぜひその目で確かめてほしいなと思います。

トム×日本! 武士道に心を動かされていく『ラスト サムライ』
おすすめ度:★★★☆☆

この映画、トムの日本語を聞くことができます!!
\かわいい〜/

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……ということで、日本好きなトムが主演だけでなく製作も務める『ラスト サムライ』は、よくあるなんちゃって日本風ではなく、かなり自然な日本が描かれているので違和感なく楽しめる作品です。あ、忍者は出てきます。

トムや渡辺謙、真田広之といった俳優陣の演技も凄まじいです。渋いしかっこいいしとにかく強烈! 私には心得がないですが、殺陣も素晴らしいと素人ながらに感じたほど。
※敬称略で失礼します。

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余談ですが、私は圧倒的な「いのちだいじに」派なので、武士道と言えば“誇りのある生き方をするには死ぬ覚悟が必要”という生死観のイメージが先行してしまい、初見ではハラハラドキドキ。

でも、もちろんストレスフルな映画ではありません! 徐々に打ち解けていくトムもかわいいし、侍の生き様にも感銘を受ける、一度は観ておいて損がない映画です。

ちなみに、本作はニュージーランドやハリウッドだけでなく日本でもロケをおこなっているので、兵庫県にある「書写山圓教寺」や京都府の「知恩院」など、日本のロケ地を聖地巡礼してみるのも良いですね!

映像美と主題歌が最高! 崩壊した世界に残される『オブリビオン』
おすすめ度:★★★★☆

まずは、こちらの画像をご覧ください。

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超高層に建てられた、この建造物……めちゃくちゃ美しい! 高所恐怖症気味なので残念ながら住むことはできないのですが、空中に浮いているかのようなプールがまたきれいで、すごく入ってみたくなる!!

この近未来感もたまらないですし、崩壊した文明の廃墟もロマンを感じます。地球に取り残されてひたすら任務をこなすという前提がなければ、すごく憧れるシチュエーション。とにかく、雰囲気重視で映像美や建築美、音楽まで楽しんでほしい映画です。

さらに……回想シーンのトムがありえんほどイケメン。シーン的な補正もあるのかもしれませんが、それにしたってやたらとかっこいい。別にもともとイケメン好きというわけではないんですけど、本作のトムはかなり刺さりました。

それに何より、注目してほしいのがエンドロールで流れるM83の「Oblivion」。これが流れた瞬間「あ、この映画観てよかった」と感じたほど、世界観が完成する曲なんです。初見時はアマプラで観ていたこともあって、即チェック。いまでもずっと聴いている曲です。

画像: - YouTube youtu.be

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2周目からはもはやこの曲目当てなところもあるくらい。ぜひ、ぜひぜひ、この曲を聴くまでは観てほしいと思います(聴けるのはエンドロールだけど)。

戦闘経験ゼロ……だけど死に戻りで世界を救う『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
おすすめ度:★★★★☆

戦闘力のないトム・クルーズでいえばひたすら逃げ続ける『宇宙戦争』(2005)かなと思うんですが、本作はご安心ください。最初こそヘタレていますが、どんどん強くなっていきます!

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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は、もともと戦闘経験のない広報担当官ケイジが、死に戻りの能力を手にしたことで何度も戦いと死を繰り返し成長していく物語です。毎回同じ戦いに挑むんですが、同じようなシーンがほぼないのでダレることもなく観られます。

ひたすらゲームのコンティニューをしているかのようにテンポ良く進むので、わりと軽いです。なんなら死に方までちょっとコミカル。トムがこんな扱いを受けているところを見る機会はなかなかないので、貴重な体験ができる映画でもありますね。

何度もタイムループしているのでどんどん逞しくなり(とはいえ逞しくなりすぎだけど)、「あいつ本当に新人か?」と周りに言われるのもシュールで笑えるポイントです(笑)

ただ、あれだけの攻撃を掻い潜り攻略していくには、何回タイムループしてそれを記憶していかなければならないのか……そもそもケイジの記憶力と精神力も、なかなかに人間やめていると思います。

監督であるダグ・リーマンは、続編について前向きであることを2024年にも言及しているので、ぜひ続報を期待したいところ。

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さて、気になる作品はあったでしょうか。『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』を楽しんだら、ぜひ皆さんもトム・クルーズ祭りを開催してみてくださいね!

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