青春18きっぷは、多くの旅行愛好者に支持されている特別な切符です。とくにひとり旅を楽しむ方にとっては、自由でリーズナブルな旅を実現するための強力なツールとなります。本記事では、2024年最新情報を基に、青春18きっぷの購入方法や利用方法、そして東京を出発し、東京へ戻るひとり旅の具体例を紹介します。
※本記事の内容は記事執筆時点での情報です。最新の情報は異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※読者の皆様からのご意見に基づき、一部内容を修正しました。(修正日:2024年11月25日)

青春18きっぷとは?

青春18きっぷは、JRグループが提供する特別な乗車券で、全国のJR線の普通列車や快速列車(自由席)に乗り放題になる切符です。「青春18」というワードから学生や若者だけの特権? なんて思われがちですが、年齢制限などはなく誰でも利用できます

どこで買える?

青春18きっぷはJRの主要駅や旅行代理店で購入することができます。また、インターネットで購入することも可能です。

発売期間は通常、春、夏、冬(当記事公開日の時点で冬は未発表)の3回に分かれており、それぞれ設定された期間に合わせて利用できます。具体的な発売期間や利用期間はJRの公式サイトで順次発表されるので、利用前にチェックしておきましょう!

画像: 自分だけの絶景を探しに!なんて気ままな旅も青春18きっぷならお得にできちゃいます♪

自分だけの絶景を探しに!なんて気ままな旅も青春18きっぷならお得にできちゃいます♪

何に乗れる?

青春18きっぷで乗車できるのは、JRの普通列車と快速列車です。特急列車や新幹線には乗ることはできません。

また、JR以外の私鉄も利用できません。旅先への鉄道網がJR以外の場合は、通常の切符が必要となりますのでご注意ください。

価格はいくら?

2024年の青春18きっぷの料金は、5日分で12,050円です。この5日分の切符は、一人で5日間利用するのはもちろん、友人や家族と分けて使うことも可能です。

1日あたりの費用は約2,410円のため、利用しようと思っている区間の料金が2,410円以上の場合は、青春18きっぷを利用した方がお得になります。

ひとりで5日分を使ってみる!東京発の旅シミュレーション

青春18きっぷを使ったひとり旅の魅力は、その自由度と経済性にあります。ここでは、東京を出発し、再び東京に戻る5日間の旅をシミュレーションしてみました。

画像: 旅のキーワードとして人気の「温泉」。日本各地の温泉を巡るのも一興です

旅のキーワードとして人気の「温泉」。日本各地の温泉を巡るのも一興です

1日目:東京から新潟へ

初日は東京駅から新潟へ向かいます。東京から新潟までストレートで行くとすれば普通列車を乗り継いで約6時間半の旅になります。途中で、長岡や燕三条などの駅で休憩や観光を挟むのもOK。

新潟では、日本海の美しい景色や新鮮な海の幸を楽しむことができます。

2日目:新潟から金沢へ

2日目は新潟から金沢(石川県)へ移動します。青春18きっぷのみではかなりの迂回になるため、プラス料金になりますが、2日間限定で越中宮崎駅から敦賀駅間が乗り放題となる「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」(2,800円)を利用するのがおすすめ。
※「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」は、2025年3月31日(月)までの土・日・祝日とその翌日、及びGWや夏季休暇等のみ利用可能。

金沢では、兼六園や金沢城などの観光スポットを訪れることができます。夜は金沢の名物料理を堪能しましょう。

3日目:金沢から名古屋へ

3日目は、引き続き「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」を利用しながら金沢から名古屋(愛知県)へ移動します。途中、福井や敦賀で休憩を取りながら、名古屋に向かいます。

名古屋では、名古屋城や熱田神宮などの観光地を巡り、名古屋名物のひつまぶしや味噌カツを楽しむことができます。

4日目:名古屋から京都へ

4日目は名古屋から京都へ移動します。京都では、清水寺や金閣寺、伏見稲荷大社などの有名な観光スポットを訪れることができます。京都の伝統的な町並みや美しい庭園を楽しみながら、和食の美味しい料理を味わいましょう。

5日目:京都から東京へ

最終日は京都から東京へ戻ります。移動に半日はみておきましょう。(約9時間〜)時間に余裕があるならば、途中で大阪や神戸などの駅を観光するのもよいですね。

都内近郊で日帰り旅。おすすめの旅行例

青春18きっぷを使って、都内近郊で楽しめる日帰り旅をご紹介します。日帰りでも十分に楽しめる場所ばかりです。ぜひ参考にしてみてください。

鎌倉:心を癒す、古都のひととき

歴史と自然が融合した鎌倉(神奈川県)は、青春18きっぷでのお気軽ひとり旅にぴったりです。鎌倉駅から徒歩圏内にある鶴岡八幡宮や小町通りを散策したり、江ノ電(青春18きっぷは利用不可)に乗って長谷寺や鎌倉大仏を訪れたりするのもおすすめです。鎌倉の美しい海岸線を眺めながらのんびりと過ごすことができます。

画像: 湘南の海として有名な由比ヶ浜

湘南の海として有名な由比ヶ浜

川越:心を和ませる、蔵造りの街並み

「小江戸」として知られる川越(埼玉県)は、江戸時代の風情を感じられる街並みが魅力です。川越駅から徒歩圏内にある蔵造りの町並みや時の鐘、菓子屋横丁を散策し、昔ながらの風景を楽しむことができます。また、川越城や喜多院も訪れる価値があります。

熱海:癒しの湯と海の絶景

温泉地として有名な熱海(静岡県)は、青春18きっぷを使って気軽に訪れることができます。熱海駅から徒歩圏内にある熱海サンビーチや熱海城を訪れたり、温泉街を散策したりするのもおすすめです。温泉に浸かりながらリラックスした時間を過ごすことができます。

伊豆:美しい海と温泉の楽園

伊豆半島(静岡県)は、自然豊かな風景と温泉が楽しめるエリアです。伊東駅から伊豆急行線に乗り換えて、下田や河津桜で有名な河津町を訪れるのも良いでしょう。美しい海岸線や温泉地を巡りながら、のんびりとしたひとり旅を楽しむことができます。

いくつになっても青春を感じたい。18きっぷで行く旅路

青春18きっぷは、そのリーズナブルな価格と自由な旅が魅力です。最終目的地を決めて、移動がてら気になった駅で下車。好きな道、好きな風景、好きな街を求めてのんびり気ままに散策する──なんてことが簡単にできちゃいます。

きっぷの利用期間内であればどのタイミングで出かけても良いのも大きな魅力です♪ 自由な移動を楽しみながら、素敵な出会いと発見を重ねる旅に、ぜひ出かけてみてくださいね。

画像: 青春18きっぷのポスターにも使われていたJR予讃線の下灘駅

青春18きっぷのポスターにも使われていたJR予讃線の下灘駅

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