のんびり自由気ままに「御朱印旅」宇佐神宮(大分県)にて
御朱印旅ってひとりでも楽しめる? そんな疑問に、ソロツーリング歴40年のベテランライダー・緒方智幸さんが、自身の体験をもとに答えます。移動手段やご当地グルメ、神社ごとの魅力など、“おひとりさま”だからこそ味わえる自由気ままな神社巡りの楽しみ方とは──。

著者プロフィール:緒方智幸(おがた ともゆき)
バイク歴40年のベテランライダー。ひとり旅スタイルでのツーリングを愛し、道中ではおしゃれカフェや絶景スポット、ラーメン・カレーといったご当地グルメ、神社や御朱印集めなど多彩な趣味を楽しむ。林道探検や名水巡り、アウトドアコーヒーなど、旅先の小さな発見や癒やしを大切にする“ソロツーリングの達人”。

移動も寄り道も、すべてが自由。御朱印で巡る“自分だけ”の旅

御朱印集めに興味はあっても、なかなか始めるきっかけがつかめない──そんな方も多いのではないでしょうか。じつは御朱印旅は、一人でも気軽に始められる趣味のひとつ。自分のペースで、自由に楽しめるのが大きな魅力です。

移動手段や旅のスタイルは人それぞれ。バイクや車を使って機動力を高めるもよし、列車やバスを乗り継いでのんびりと巡るもよし。旅先の空気を肌で感じながら、自分だけの時間を過ごすことができます。

本記事では、そんなおひとりさま御朱印旅の楽しみ方を、体験談とともにご紹介します。御朱印をきっかけに広がる世界を、あなたも覗いてみませんか?

おひとりさま御朱印旅の魅力をご紹介

画像: 御朱印は参拝の証。宇佐神宮(大分県)の御朱印

御朱印は参拝の証。宇佐神宮(大分県)の御朱印

ひとりで気ままに出かけられる御朱印旅は、自分だけのペースで静かな時間を楽しめる贅沢なひとときです。訪れる神社ごとに異なる佇まいや物語に触れながら、旅そのものに深みが増していくのを感じるはず。ここでは、私が感じるおひとりさま御朱印旅の魅力を紹介します。

自由に楽しめる御朱印巡り

画像: 宮司さんとの話がはずんだ河尻神宮(熊本県)と御朱印

宮司さんとの話がはずんだ河尻神宮(熊本県)と御朱印

おひとりさまで御朱印巡りをすると、誰にも気を遣うことなく、自分のペースで旅を楽しめます。訪れたい神社を自由に決められるため、思い立ったときに出発できます。気になった場所をじっくり観察したり、写真を撮ったりしながら、心ゆくまで参拝できるのも、おひとりさま旅ならではの楽しさです。

また、参拝にかける時間を自由に調整できるのもメリットの1つ。短時間で次の神社へ向かうことも、静かな境内でゆっくりと過ごすこともできます。御朱印をいただいたあとに、その場でゆっくりと眺める時間を持てるのも、おひとりさまならではの贅沢なひとときと言えるでしょう。

御朱印集めを通じて感じる神社の魅力

御朱印を集めることで、神社ごとの個性や歴史に触れる機会が増えます。同じ神社でも時期によって異なる御朱印が用意されていることもあり、デザインや墨書きを見て楽しめます。また、書く人の筆使いが異なるため、御朱印から神社の雰囲気や伝統を感じ取れるのも魅力です。

また、御朱印をいただくことで、神社のご祭神や由緒に興味を持つきっかけにもなります。宮司さんや巫女さんから「あなたの御朱印帳の中を拝見してもいいですか?」と尋ねられることも多いです。このように、御朱印帳で会話がはずみ、さらに楽しい旅の思い出になります。神社の方々との会話を通じて、神社とのつながりも実感できるでしょう。

神社の境内の雰囲気やその土地の風景を堪能することも、御朱印巡りの醍醐味です。鳥居をくぐり、参道を歩き、本殿に手を合わせる時間は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。御朱印は、そうした参拝の思い出を形として残せる、大切な記録にもなるのです。

神社参拝で心を癒す

神社を訪れると、日々の忙しさやストレスから解放され、心が落ち着きます。境内の静けさや澄んだ空気に包まれると、自然と気持ちが整い、穏やかな気分になるのです。とくに朝の参拝は、凛とした雰囲気の中で心をリフレッシュできるため、すがすがしい気持ちになれるでしょう。

画像: 神社参拝で心を癒す

鳥居をくぐることで、心がリセットされるような感覚を覚えます。鳥居の先にある空間は、日常とは異なる神聖な場所として意識されるため、無意識のうちに気持ちの切り替えができるのかもしれません。

神社は自然に囲まれていることが多く、木々のざわめきや鳥のさえずりを聞きながら参拝する時間は、心身ともにリラックスできる貴重なひとときです。境内を歩くだけでも気分転換になり、気持ちが和らぐこともあるでしょう。

参拝の際は、手水で清める、柏手を打つなどの作法を意識することで、自然と心の整理ができます。神社参拝は、ただの観光ではなく、自分自身と向き合う時間を持てる貴重な体験です。

おすすめの新着記事

よく読まれている記事

This article is a sponsored article by
''.