フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、クールなおひとりさまの腕を飾るに相応しい珠玉の1本をセレクト。今回は、カスタムブランドのアルティザンズ ドゥ ジュネーブから、スケルトン仕様にカスタマイズされたコラボ デイトナをご紹介しよう。

ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランド・ROLEX(ロレックス)。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。

Artisans De Genèveとは
個人顧客の要望に応じて特注時計を手がける工房・Artisans de Genève(アルティザンズ ドゥ ジュネーブ)。2005年に誕生した独立系のアトリエながら、その卓越した職人技と独自性で注目を集めている。既存の名品を基にしたスケルトン加工やカスタムムーブメントは、時計愛好家にとって唯一無二の存在。依頼主の個性を映す特注品で、高級時計の新たな可能性を切り拓く存在だ。

ルーベンス・バリチェロの挑戦心を込めた特別なカスタムデイトナ

独創的なカスタムで知られる「アルティザンズ ドゥ ジュネーブ」。既存モデルをベースに、依頼主の要望を反映した一点物の時計を手がけることで、時計愛好家から高い評価を得ている。

今回紹介するのは、F1レーサーとして活躍したルーベンス・バリチェロとのコラボレーションで生まれた、デイトナのカスタムモデル。前回紹介した手巻きモデルとは異なり、今回は自動巻きムーブメントを搭載している。
(以前紹介したモデルはこちら▶▶ デイトナ カスタム(手巻き)

画像: デイトナ カスタム ルーベンス・バリチェロモデル

デイトナ カスタム ルーベンス・バリチェロモデル

このモデル最大の特徴は、表も裏も大胆にスケルトン化され、ムーブメントの動きが視覚的にも楽しめる点だ。

文字盤の積算計デザインにも注目したい。3時位置の30分積算計は針が矢印形状に変更され、9時位置の12時間積算計は針が長くなり、表示部分のサイズそのものも大きくなっている。

これにより視認性が向上するとともに、よりメカニカルな印象が強まっている。

画像1: ルーベンス・バリチェロの挑戦心を込めた特別なカスタムデイトナ

リューズとプッシュボタンにはブラックのコーティングが施され、スポーティでありながらシックな雰囲気に。

画像1: アルティザンズ ドゥ ジュネーブ  デイトナ カスタム ルーベンス・バリチェロモデル「走りの情熱を纏うカスタムデイトナ」【今週の逸本 Vol.309】
画像2: アルティザンズ ドゥ ジュネーブ  デイトナ カスタム ルーベンス・バリチェロモデル「走りの情熱を纏うカスタムデイトナ」【今週の逸本 Vol.309】

ベゼルのデザインにも細かなカスタマイズが施されている。右上の表記が赤字で「TACHYMETRE」となっているのだ。通常であればここは「UNITS PER HOUR」表記のため、細部にまでカスタムが行き届いていることが分かる。

画像2: ルーベンス・バリチェロの挑戦心を込めた特別なカスタムデイトナ

ブレスレットの仕上げにも変更が加えられている。通常モデルでは、中央のコマやバックルにポリッシュ仕上げが採用されているが、このモデルではブレスレット全体がヘアライン仕上げに。バックルもサンドブラストによるマット仕上げとなっており、より精悍な印象が際立っている。

裏蓋もスケルトン仕様になっており、ローターや裏蓋外周には「RUBENS BARRICHELLO(ルーベンス・バリチェロ)」の名前があしらわれている。

バリチェロのダイナミックなスピリットを反映し、熟練の職人による緻密な技術で丁寧に仕上げられた、唯一無二のカスタムモデル。所有欲を刺激する特別な一本である。

アルティザンズ ドゥ ジュネーブ
コスモグラフ デイトナ カスタム(ROLEX)
ルーベンス・バリチェロ モデル
品番:-
素材:ステンレススチール
サイズ:縦40mm×横40mm
防水:-
ムーブメント:自動巻き
文字盤:スケルトン
販売価格:11,000,000円(税込)※USED
【付属品】
アルティザンズドゥジュネーブ製箱・保証書(2019年11月)、証明書、チェックシート、ルーペ、ラバーベルトが付属
※価格は2025年6月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

前回紹介したモデルは入荷して即完売。ゴールドを使ったラグジュアリーな仕様に、オレンジのアクセントが効いた、華やかさのある一本でした。

一方今回のモデルは、ステンレススチールをベースに、ポイントカラーで仕上げたスポーティな印象です。派手すぎず、日常にも取り入れやすいバランスにまとまっています。しかも今回は自動巻きで、普段使いしやすい点も魅力です。

日本国内ではなかなかお目にかかれないモデルですが、だからこそ「カスタムって実際どうなの?」と気になる方にも、ぜひ一度実物を見ていただきたいですね。

所在地東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F
TEL03-5250-7272
営業時間11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで)
定休日水曜日
公式サイトhttps://moon-phase.jp/
【MOON PHASE(ムーンフェイズ)銀座】

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