こんにちは、恐竜おねぇさんこと生田晴香です。約11年ぶりに丹波竜を見に、兵庫県にある「たんば恐竜博物館 ちーたんの館」へ行ってきました。なんと、そこにはリニューアルによりボリュームアップされた博物館が……!? さっそくレポートしていきます!

連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くします。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ! - singles編集部

約11年前のちーたんの館

画像1: ちーたんの館にて撮影

ちーたんの館にて撮影

前回、「たんば恐竜博物館 ちーたんの館」(旧「丹波竜化石工房 ちーたんの館」)へ行ったのは、2014年11月。

ずっと丹波竜という愛称で親しまれてきた丹波の恐竜がついに「タンバティタニス・アミキティアエ」と命名され、ちーたんの館ではこれまでの丹波竜および篠山層群からの恐竜・古生物化石発見、研究の軌跡を紹介する企画展「丹波竜の軌跡」が開催されました。

※丹波竜とは、約1億1000万年前の地層である篠山層群から、2006年8月7日に発見された植物食恐竜。2014年に新属新種として「タンバティタニス・アミキティアエ」と名付けられた。今でも丹波竜というあだ名で呼ぶ人も多い。

その企画展にあわせて開催されたのが、「’丹波竜’学名決定報告会 『丹波竜とはどんな恐竜か』~明らかになった恐竜学における位置づけ~」というプロジェクト。これに参加がてら、ちーたんの館にも足を運びました。

ちーたんの館にて撮影

ちーたんの館へ入るやいなや、丹波竜のマスコットキャラクター「ちーたん」がいました。ほかにも恐竜全身骨格がポツポツとあり、全体的に温かみのある雰囲気でした。

それが!

約11年ぶりに行ってみたら、名前が変わっていて、中身もガラリと変わっていたのです!

画像: 外観は相変わらず、丹波竜が建物を突き破って頭を出していました

外観は相変わらず、丹波竜が建物を突き破って頭を出していました

リニューアルした「たんば恐竜博物館 ちーたんの館」へ

入り口、なんだかオシャレになってます。

画像1: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

そう、旧「丹波竜化石工房 ちーたんの館」は、2025年7月12日(土)に「たんば恐竜博物館 ちーたんの館」としてリニューアルオープンしていたのです。

ちーたんのお出迎えがなくなってしまいましたが、壁からびょーんと首が飛び出した丹波竜がお出迎えです。

クリーニングルームは、前回と変わらずありました。こちらでは、篠山層群から産出した化石を母岩から剖出するクリーニング作業がおこなわれています。

プレパレーター(化石剖出技師)が「エアチゼル」と呼ばれる特殊な道具を使って、巧みな技術で作業をしているところを間近で見ることができます。

画像2: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

丹波市の地質について、学岩石を触りながら地層や岩石のでき方について学び、クイズなんかもやったりして楽しみながら進んでいくと……、

画像3: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

タンバティタニスの全身骨格が!

全長約15メートルで大きいですね。広々としていて、いろんな角度からじっくり見ることができます。

画像: リニューアルした「たんば恐竜博物館 ちーたんの館」へ

全身骨格以外にも、実物の歯や尾椎、全身骨格だと高さがあってよく見れなかった顔が間近で見られる頭骨レプリカまで! 完全にタンバティタニスをどっぷりと感じられるいい空間です。

ほかにも、世界最小の恐竜類の卵化石としてギネス世界記録に認定された「ヒメウーリサス・ムラカミイ」、丹波篠山市で発見されたトロオドン科「ヒプノヴェナトル・マツバラエトオオエオルム」、同じく丹波篠山市で発見された「ササヤマグノームス・サエグサイ」……。

篠山層群で発見された、恐竜の卵化石や獣脚類・角竜類・爬虫類などの化石も多数展示されており。丹波ならではの空間に感動です。

画像4: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

そして、生命の誕生から現在に生きる動物までの進化をたどる展示があり、もちろん「ホモサピエンスがきた道」紹介も。

画像5: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

いろいろな古生物に復元図がついてるのはありがたいです。

画像6: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

恐竜の進化では、竜脚形類・獣脚類・角竜類など約20点の全身骨格や頭骨を展示されています。ジャンルごとに分かれていますが、とにかくどれもかっこいい!

画像7: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

とくに、コアウイラケラトプス、スティラコサウルス、ディアブロケラトプス、幼体のトリケラトプスなど、角竜類の頭骨がずらーっと並んでいるのは圧巻! 迫力やばいです。

画像8: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

そして、図鑑や専門書が置いてある学習交流スペースがあり、落ち着いて恐竜を学ぶことができます。海外の恐竜本は、言葉はわからなくても、写真や復元図を見ているだけでだんだん意味もわかってきて楽しめます。

画像9: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

恐竜漫画もあるのはいいですね!

とくに、『疾風伝説 特攻の拓』の作画を担当していた所十三先生による『恐竜物語』は、まだ読んだことない人が見たら、この世にはこんなにも素晴らしい漫画が存在するのかと驚くでしょう。恐竜漫画で一番推してます。

ラストはお土産コーナー。

丹波竜せんべい

恐竜モノはもちろん、丹波ならではのちーたんグッズもありました。

以前買ったことのあるちーたんのせんべいは、表面の見えるところにだけちーたんの絵柄がついていて後ろの列にはなかったので、ひどくがっかりしたという忘れられない思い出があり……今度は期待せず丹波竜せんべいをお土産にしてみたら、こちらは後ろの列も同じ絵柄があり、泣いて喜びました。ちーたん鳥居のストラップも買えばよかったと後悔……。

まとめ

画像: 博物館前にて撮影

博物館前にて撮影

丹羽の恐竜、化石がいろいろ学べて楽しかったです。

画像10: たんば恐竜博物館にて撮影

たんば恐竜博物館にて撮影

全体的にスタイリッシュでおしゃれになっており、恐竜の数だけではなく爬虫類やほにゅうるいもいて、かなりボリュームアップしたと感じました。

というのも、化石標本数が約150点から約300点以上になったのだとか。そりゃあ増えたことに気付かない方がおかしいですね。

入館料は大人300円と安いので、もっと値上げしていいレベルでかなりの満足感ありました。

画像: 久下村(2014年)

久下村(2014年)

2014年に行ったとき、最寄駅の「久下村」は無人駅であることに加えて、名前的に地方ならではのやばそうな雰囲気がありました。

画像: 久下村(2026年)

久下村(2026年)

いつの間にか駅の小屋感がなくなりリニューアルされていたので、駅も進化するんだなぁとぼんやり実感……。

電車はなかなかこないし、人もいないし、雪が降っていると屋根の下にいても雪がバチバチに当たるし、ほんとに電車はくるのか? 自動で開かないドアはどこのボタンで開けるのか? どこから乗るのか? といろいろ不安でしたが、電車にはほかにも人が乗ってたし、なんとかなるものです。

画像: 乗り換え時、駅のホームにて撮影

乗り換え時、駅のホームにて撮影

それも旅の醍醐味ということで! 皆さんも新しい久下村、たんば恐竜博物館へ行ってみてはいかがでしょうか。では!

【たんば恐竜博物館 ちーたんの館】
住所:兵庫県丹波市山南町谷川1110番地
開館時間:10:00~16:00(4月1日〜10月31日までは17:00まで)
入館料:大人(高校生以上)300円、小中学生 100円
休館日:月曜日(祝祭日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
※特別展等の関係で、臨時休館の場合があります
※7月15日~8月31日まで休館なし
公式サイト:https://www.tambaryu.com/index.html

画像: 見どころが倍に! リニューアルした「たんば恐竜博物館 ちーたんの館」へ行ってみた

生田晴香 | Haruka Ikuta

恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。

YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。

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