《自己紹介》
『singles』をご覧の皆さんこんにちは!モデルをしながらライターとして記事を書いている「紺野ミク」です。こちらでは映画大好きな私がオススメする作品を紹介しています。好きなジャンルは考察系、クソ映画、鬱映画など見終わった後にモヤっとする映画が大好きです(笑)独断と偏見で楽しくツッコミながら紹介していくのでよろしくお願いします☆
全米興行収入No.1! 戦慄の報道パパラッチ『ナイトクローラー』
(C)2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
刺激的な映像を求めて夜のロサンゼルスを駆けめぐる報道パパラッチの姿を通し、視聴率至上主義のテレビ業界の裏側を浮き彫りにしたサスペンススリラー『ナイトクローラー』(2014)。
視聴率のために倫理をも踏み外した映像を欲しがるテレビ業界の裏側と、それを非難しながらも求める現代社会の闇に迫った衝撃作です。
まだハリウッドが取り上げたことのないテーマを、センセーショナルかつリアルに描き、全米公開時には週間興行収入ランキング第1位を獲得! 本年度賞レースを席巻し、アカデミー賞$00AEノミネートも果たしています。
主人公で、スクープのためなら何でもするパパラッチ ルーを演じるのは、『ブロークバック・マウンテン』(2005)でアカデミー賞$00AEにノミネートされたジェイク・ギレンホール。
私たちの隣にもいるごく普通の男に潜む、底なしの狂気を恐ろしくも見事に演じきっています。
全米NO.1映画評サイト「ロッテン・トマト」で驚異の満足度95%を叩き出した、映画至上かつてない“戦慄のハッピーエンド”をぜひご覧ください♪
“ナイトクローラー”と呼ばれるパパラッチとは?
眠らないロサンゼルスの街。まともな仕事にありつけず軽犯罪で日銭を稼ぐ男 ルイス(ルー)は、友達も家族もなく、ネットとテレビとともに孤独に暮らしています。
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ある日、交通事故現場を通りかかったルイスは、事件や事故報道のスクープを専門にしている映像パパラッチ、通称〈ナイトクローラー〉と遭遇します。
悲惨な映像がテレビ局に売れると聞いたルイスは、自分もやってみようと、盗んだ自転車と交換にビデオカメラと無線傍受器を手に入れます。
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その夜からルイスは、警察無線を傍受して事件や事故の現場に猛スピードで駆けつけ、生々しい映像を次々と撮影していきます。
過激な映像で高額な報酬を得るようになったルイスは、さらなるスクープ映像を求めて行動をエスカレートさせていき、ついに一線を越えてしまうのです……。
視聴率がすべて! 報道業界の闇と真実
テレビ局に映像を持ち込むと、女性ディレクターのニーナが買い取ってくれました。
「視聴者が求めているのは刺激的な画。もっと凄いものが撮れれば報酬も弾む。」
その言葉に火がついたルイスはあることを思いつくのです。
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それは、
“過激なスクープ映像は自分で作り出せばいい”
という恐ろしい考えでした。
自分が撮った過激な映像が高額な報酬に変わることに快感を覚えたルイス。その行動はどんどんエスカレートしていき、ある日発砲事件が起きた家に警察よりも早く駆けつけたルイスは、裏口から屋敷のなかへ不法侵入。
凄惨な現場の撮影に成功するものの、そのあまりに非常識な行動と衝撃の映像に賛否が巻き起こります。
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しかし、視聴率を上げることしか考えていないテレビ局は、ルイスの映像を高額で買い取り放送。
人としてのモラルや倫理もない、まさに報道業界の「撮る者」と「買う者」のよりリアルな闇の部分に背筋がゾッとしてしまいます。
正義とは何なのか?
真実を撮らなければいけないカメラマンと、真実を伝えなければいけない報道局。しかしその裏では、互いの利益のために誰かを傷つけ利用している……。
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そんな姿を知ってしまうと、私たちが普段目にしているニュースも何が本当なのか分からなくなりますよね? もしかしたら、ルイスのようにとんでもないことをして撮影した映像かもしれない……。
しかし、衝撃的なニュースであればあるほど視聴率が上がるということは、実際視聴者である私たちがそれを求めているというのも事実です。
報道の正義とは何なのか?
この映画を通して、私たちの日常に潜む恐ろしい闇に皆さんも目を向けてみてください。
『ナイトクローラー』、週末のお供にいかがですか?
【ナイトクローラー 予告動画】
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