連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くします。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ! - singles編集部
福井は恐竜王国
福井県には恐竜がいる時代の地層(手取層群)が多く、よく恐竜の化石が発掘されています。そんな同県には、世界三大恐竜博物館に数えられる「福井県立恐竜博物館」(恐竜を中心とする地質・古生物学博物館)があります。
2024年3月16日には北陸新幹線延伸(福井・敦賀〜東京)も行われ、福井駅周辺は大賑わい! もともと恐竜スポットがあるのに、さらに恐竜ロボット・モニュメントが増え、いま大注目の県になっています。
そんな福井県立恐竜博物館が特別協力しているのが、の2024年3月20日(水)から5月6日(月・休)まで開催のイベント「オダイバ恐竜博覧会2024 ─福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!─」なんです。
さっそく行ってきたのでレポートしていきます!
お台場・フジテレビへ
実はフジテレビってアクセスがいいんですよね。りんかい線やゆりかもめでも行けますし、田町・品川・門前仲町からはバスで行けるので、個人的には行きやすかったりします。
![画像: お台場・フジテレビへ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/9b6448270c97eb7fa569116fd1019fe4e22af595_xlarge.jpg)
そんなわけでバスでフジテレビ前へ到着するなりもう映えスポットです。おしゃれで大きいパネルにフジテレビ本社がででーんと……この風景だけで美しいですよね。
今回のイベントの展示はいくつか会場がわかれているので、まずは第1会場から見ていきます。
第1会場:恐竜って何だ??
![画像1: 第1会場:恐竜って何だ??](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/8d54c66976bc6c0d5be723f0dedc7739303f15e2_xlarge.jpg)
第1会場(フジテレビ1F広場特設テント)、「恐竜って何だ??」イン!
![画像2: 第1会場:恐竜って何だ??](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/05d37165d34f736c746454657c40f8f8cca3c827_xlarge.jpg)
コモドオオトカゲ、翼竜、海棲爬虫類……。
恐竜の仲間だとよく間違えられる生き物の全身骨格が展示されています。
そう、プテラノドンや首長竜は恐竜ではないのです。「恐竜」の説明が書かれているので基本的なことが学べます。
![画像3: 第1会場:恐竜って何だ??](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/ff88a18c3fe1e5e3ed82f96346b77dca13c9ea31_xlarge.jpg)
そして恐竜エリアへ。ティラノサウルスの生体復元ロボットの迫力がすごい! 全長約12メートルのティラノサウルスロボットがトリケラトプスの頭を踏みつけながら捕食しています。
![画像4: 第1会場:恐竜って何だ??](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/169b296d8ff91b3cb85662809745a2c1dadcff4e_xlarge.jpg)
こちらは古生物学者ジャック・ホーナー博士監修によるもので、瞬きもするししっかりと強さが感じられます。まるで本物かのようなリアルさ! 食べられているトリケラトプスの体の中身も見えてるのもいいですね。
![画像5: 第1会場:恐竜って何だ??](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/96190286c9dc7a592fa2c1936b683d8b6982870a_xlarge.jpg)
エオラプトルやヘレラサウルスといった原始的な恐竜。ライトの影でさえオシャレですね。
![画像6: 第1会場:恐竜って何だ??](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/bc8efbed4d459bc4a5d6cd8d0be286351f87e1e9_xlarge.jpg)
トリケラトプスなどの角竜類、アクロカントサウルスなどの獣脚亜目、チンタオサウルスなどの鳥脚類、カマラサウルスなどの竜脚類、ステゴサウルスなどの剣竜類。
いろんな種類の恐竜が見れて、このエリアだけで長い恐竜時代を一周巡れたかのような気分にさせられます。
第2会場(フジテレビ22F)「恐竜研究最前線!」へ行くには、まずはチューブエスカレーターに乗って向かいます。
![画像7: 第1会場:恐竜って何だ??](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/415d5ec089aa6e4cf3f3b28deb17301ab1b77302_xlarge.jpg)
屋根が恐竜の骨格に見えませんか?
なんと! ティラノサウルスの骨格がジャックしているんです! 探検しているようで、移動中も楽しめます。
第2会場:恐竜研究最前線!
第2会場は世界・日本の恐竜研究、さらに福井の恐竜研究も紹介してくれるエリアです。
19世紀に見つかった恐竜の化石はその後世界中で発見されるようになり、20世紀後半には日本でも新種の発見が相次いでいます。
恐竜研究の始まりから、化石戦争、恐竜ルネッサンス、羽毛恐竜の発見から日本での恐竜研究のはじまり、現在の日本の恐竜研究など歴史を学べます。
![画像1: 第2会場:恐竜研究最前線!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/76fc70e89bfbd59468cb422ef82b13f72124fe9e_xlarge.jpg)
福井恐竜集合! フクイティタン、フクイラプトル、フクイサウルス、フクイベナートル、コシサウルスに、2023年に学名がついた新種、ティラノミムスまでもが東京初公開で見ることができます。
![画像: カガリュウ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/94e43d594b4da8411f390471438f361b1e49170d_xlarge.jpg)
カガリュウ
学名まではついていないものの手取層群で最初に発見された恐竜化石「カガリュウ」までもあったり、骨格だけではなく恐竜ロボットにもなっていたり、こんなにも福井の恐竜が集められている場にいられるなんて感動です。
![画像: 足跡化石](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/f743c624d1259c5ab13d06d2d300aca2fcfeb7f8_xlarge.jpg)
足跡化石
恐竜足跡化石研修者といえばツキージはかせ。
![画像2: 第2会場:恐竜研究最前線!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/43673dedef9e50a53fb7ad6e9abf668c0e13e71e_xlarge.jpg)
恐竜の卵化石といえばイマーイはかせ。
![画像3: 第2会場:恐竜研究最前線!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/dd05073f5bad8cf065a5f0113f1b13f34963079a_xlarge.jpg)
福井県立恐竜博物館の博士たちが各々の専門分野について研究成果を解説! 見応えありますね。
![画像4: 第2会場:恐竜研究最前線!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/d53a5baf7cf458e7fcffcff4a3a70537a98efd93_xlarge.jpg)
座ってムービーを見ながら最新研究が見れるところや、頭がいいで有名なトロオドンや、ジャックホーナー博士の子育て恐竜マイアサウラロボットも。
![画像5: 第2会場:恐竜研究最前線!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/71e70b509c7cd082be376c907e020704705dc97a_xlarge.jpg)
この先もまだまだボリュームたっぷりでお得感すごいところを紹介していきたいのですが、ボリュームたっぷりなので続きは次回!
![画像6: 第2会場:恐竜研究最前線!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/28/b5faf3997525c658f2848e776ce4af9ccb59f3a4_xlarge.jpg)
世界初展示の全長約15メートルのスピノサウルスロボットがとにかくでかかったり、恐竜であるガチャピンのルーツなんかも見どころ盛りだくさんです。
週末はギャラリートークもあるので、興味がある方は公式サイトで時間などを確認してみてください。
オダイバ恐竜博覧会2024 ─福井から“ヤツラ”が新幹線でやってくる!─
会場:フジテレビ本社屋(東京都港区台場2-4-8)
会期:2024年3月20日(水・祝)~5月6日(月・休)※会期中無休
開催時間:10:00〜18:00(最終入場17:30)
【チケット料金】
当日券:一般2,200円、中・高生1,500円、3歳~小学生1,300円、3歳未満無料
公式サイト:https://www.odaiba-dino2024.jp
![画像: 【前編】オダイバ恐竜博覧会2024(〜5/6)の見応えがありすぎた!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16781421/rc/2024/03/29/173766e3e07847365ad0b59ad2990d3a5a709e84.jpg)
生田晴香 | Haruka Ikuta
恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。
YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。