東京や神奈川などの紅葉の見頃と、期間の目安は?

都心部の紅葉の見頃は、一般的には11月中旬~12月上旬と言われています。2025年の紅葉予想は、11月30日頃と平年並みかやや遅い予想です。
葉っぱの7割程度が色づいた状態が見頃のピークと言われていますが、紅葉の楽しみはそれだけではありません。散り際や絨毯のように地面を埋め尽くした姿なども楽しみのひとつです。
明治神宮外苑などの有名なスポットでは、平年11月中旬~12月下旬が最も美しくなる時期と言われています。自分が見たい紅葉の景色に合わせて、お出かけの計画を立ててみてくださいね。
東京や神奈川のおすすめ紅葉スポット5選

紅葉の名所は全国に数多くありますが、都心にも紅葉の絶景スポットはたくさんあります。今回は、東京都から3選、神奈川県から2選ご紹介します。
お仕事帰りにも、特別な休日のお出かけにもぴったりの都心の紅葉スポット。ぜひこの秋を存分に楽しんでくださいね。
【東京都】六義園
JR山手線や東京メトロ南北線の駒込駅から、徒歩7分ほどで行ける絶景スポットです。六義園(りくぎえん)は、和歌や中国古典に登場する名勝・景観が再現された文学的な庭園で、秋には約560本もの木々が色づきます。山や池、建築物とともに紅葉を楽しむことができます。
また、「庭紅葉の六義園 夜間特別鑑賞」というイベントでは、庭のライトアップ、土倉への映像投影などもおこなわれます。光と紅葉の美しい光景が見られ、日常を離れた幻想的な空間を楽しめますよ。
【六義園】
所在地:東京都文京区本駒込6-16-3
イベント:2025年11月28日(金)~12月9日(火) 18:00~20:30(最終入園は19時30分まで)「庭紅葉の六義園 夜間特別観賞」
※17時に一度閉園したあと、18:00から夜間特別観賞のため再開園。
ライトアップ:2025年11月28日~12月9日
【東京都】旧岩崎邸庭園
鹿鳴館を建築したことで有名なジョサイア・コンドル設計の洋館と、同じくコンドル設計の撞球室(ビリヤード場)を擁するこの庭園は、敷地全体が国指定重要文化財となっています。その建築物だけではなく、美しい芝庭や、四季折々の植物も見所です。
そして秋には、馬車道から見える樹齢約400年の大イチョウが色づきます。洋館前が黄色の絨毯に彩られた見事な光景が見られますよ。復元工事を終えた芝庭にはモミジもあります。
【旧岩崎邸庭園】
所在地:東京都台東区池之端1-3-45
【東京都】日比谷公園
東京メトロ日比谷駅からは徒歩2分ほど、東京メトロ霞ヶ関駅からでも徒歩3分ほどと、都会の真ん中にある日比谷公園。16.2ヘクタール、東京ドーム約4個分にもなる敷地を持ち、1903年に日本初の近代的な洋風公園として誕生しました。国内で3番目に古いと言われる鶴の噴水もあります。
通称「首賭けイチョウ」と呼ばれるイチョウがありますが、これは公園の設計者・本多静六博士が「首を賭けてでも移植を成功させる」、と言ったことが由来とか。このイチョウのほかにも、鶴の噴水周りの紅葉も見事です。
【日比谷公園】
所在地:東京都千代田区日比谷公園1-1
【神奈川県】山下公園通り
横浜開港以来、歴史ある洋風の街並みが作られてきた山下公園通り。横浜の観光スポットが集まっている通りで、「日本の道100選」や、「かながわ景勝50選」などにも選ばれています。秋にはイチョウ並木のイチョウが一斉に色づきますが、その光景は見事のひと言です。
「かながわの橋100選」のひとつであるポーリン橋のうえからは、イチョウ並木を見下ろせます。また、イチョウ並木のなかに入って、歴史ある建築物を背景にした黄葉を見るのも美しいですよ。
【山下公園通り】
所在地:神奈川県横浜市中区山下町
【神奈川県】覚園寺
1218年に建立された歴史のあるお寺です。中世鎌倉の雰囲気を堪能でき、境内のいたるところで、建物と紅葉、灯籠と紅葉など、人工物と自然との対比を楽しめますよ。まるで違う世界に迷い込んだかのような厳粛な雰囲気のなかで、美しい紅葉を堪能できます。
紅葉の時期には、例年通りであれば紅葉特別参拝としてライトアップもおこなわれる予定となっています。色鮮やかな紅葉を静かに堪能できる空間ですが、拝観料のかかる奥の境内は撮影禁止です。
【覚園寺】
所在地:神奈川県鎌倉市二階堂421
都心の美しい紅葉を満喫しよう

今回は、都心の紅葉の名所を5つ厳選してご紹介しました。
都心にはほかにも紅葉の名所がたくさんあります。いろいろな観光スポットも近くにあり、交通の便もいいので、各所をめぐる観光計画を立ててみるのもおもしろいかもしれません。
この秋の紅葉をめいっぱい楽しんでくださいね。