《ameの自己紹介》
映画を始めとする映像作品には非日常を求めるタイプ。エンディングはハッピーエンド派。圧倒的な強さを誇る主人公が登場するアクションが好み。
主に利用している配信サービス:アマプラ、ディズニープラス、Netflix
好きなジャンル:アクション、SFなど
向かうところ敵なし! とにかく最強な主人公のおかげで安心して観られる映画
さて、最初にお尋ねします。
皆さんは最強の主人公、お好きですか?
どんな敵が来ようともその圧倒的な強さで瞬殺し、窮地に陥ることは滅多になく、その余裕ぶりから観ているこちらまで安心してしまうような、そんな最強の主人公。
私は大好きです!!!(大声)
そして、私が好きな俳優は「ドウェイン・ジョンソン」(画像右)と「ジェイソン・ステイサム」(画像左)。
別にムキムキとスキンヘッドが好きなわけではないんですよ? そりゃあヒョロガリより断然ムキムキの方が好みで、体重も一概には言えませんが少なくても70キロくらいはあってもらった方が良い派であることも認めますし、頭髪もふさふさである必要はなくて、もし寂しくなったなら潔く丸刈りにしてほしい派であることも認めますが。
……まあ、好き寄りというか、好きな人が好きなタイプというか、好みが寄ってきてしまっている感は否めません。オカシイナー。
そんな見た目通りの強さを誇る“ムキムキハゲ”(あえて言葉を選ばずこう呼ばせてもらいます)を好む私が今回ご紹介するのは、とにかく主人公が最強な映画です。
「主人公が強すぎると流れがわかってしまっておもしろくない」や「バランスブレイカーすぎてちょっと辟易」なんて声もたまに聞きますが、強い主人公がその強さを遺憾なく発揮して大暴れするのがこういう作品のよいところ。難しく考えず、ラフにその強さを享受していきましょう♪
この記事から、私のターンはしばらく主人公が最強なシリーズ映画を紹介していくので、まずは単発の入門編(?)から!
紹介作品は下記のとおり。
- 『ランペイジ 巨獣大乱闘』(主演:ドウェイン・ジョンソン)
- 『キャッシュトラック』(主演:ジェイソン・ステイサム)
- 『Mr.ノーバディ』(主演:ボブ・オデンカーク)
ぜひ、私の大好きなムキムキハゲによる安心感に包まれながら観てみてくださいね!
※ムキムキハゲと呼ぶほどではない主人公もいるのでそこはご注意ください。ヴィン・ディーゼルがいないのは、ちょっと苦戦するときもあるからです。
主人公が最強な映画シリーズ概要
・『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)
上映時間:1時間47分
・『キャッシュトラック』(2021)
上映時間:1時間58分
・『Mr.ノーバディ』(2021)
上映時間:1時間32分
本数:3本
合計時間:5時間17分
【配信サービスの例】
・アマプラ:『Mr.ノーバディ』はレンタルで視聴可能、ほか2作品は見放題で配信中
・Netflix:『キャッシュトラック』のみ見放題で配信中
『ランペイジ 巨獣大乱闘』のあらすじ
シカゴの企業「エナジン社」は、宇宙でゲノム編集の実験をおこなっていましたが、とある事故により遺伝子サンプルが地球へ落下。その影響を受けたオオカミやワニ、そしてゴリラのジョージが巨大化し、民間軍事会社の回収部隊も襲われてしまいます。
ジョージの異変に驚いた霊長類学者デイビスは、元研究者のケイトから事情を聞き、ジョージを救うために解毒剤が保管されているエナジン社へ向かうことに。
軍でも刃が立たないような戦闘のなか、デイビスたちはジョージを正気に戻す方法を模索しながら、事態の収束を目指します。果たして、巨大な脅威から街を守ることができるのか!?
『キャッシュトラック』のあらすじ
ある日、ロサンゼルスで現金輸送車襲撃事件が発生し、警備員2名が射殺されてしまいます。事件後、被害にあったフォーティコ警備は、新たにパトリック・ヒルという男を採用。彼は“ブレット”という男と組んで“H(エイチ)”と呼ばれるようになります。
しばらくしてから、輸送業務中に“ブレット”が犯罪グループに襲われますが、“H”は冷静に対処し、犯人全員を射殺。彼は英雄視されますが、次の襲撃では犯人のリーダーが彼の顔を見た途端、攻撃を中止して逃走します。
“H”の正体は何者なのか? 事態は大きく動いていくことに──。
『Mr.ノーバディ』のあらすじ
ハッチ・マンセルは家族からも軽んじられるような取るに足らない(=ノーバディ)冴えない中年男性。ある夜、自宅に強盗が押し入りますが、反撃をためらい息子に失望されてしまいます。
後日、盗まれた娘のブレスレットを取り返そうと行動を開始。帰りのバスで暴れるチンピラを倒しますが、そのなかにロシアンマフィアのボスの弟がいたのです。ボスのユリアンは弟の死に激怒し、ハッチの自宅を襲撃。
過去に謎を持つハッチは、本当に何者でもない(=ノーバディ)のか? 果たして、家族を守ることはできるのか?
作品それぞれの見どころをムキムキ・ツルツル度とともにご紹介
生身でロケットランチャーをぶっ放す『ランペイジ 巨獣大乱闘』
ムキムキ度:★★★★★
ツルツル度:★★★★★
この作品の見どころは、なんといっても巨大化したもはや怪獣レベルの動物たちとなぜか戦えている一般人(元アメリカ陸軍特殊部隊員)がいるという点。
オオカミ&ワニ VS ゴリラ&人間という図になるのがまずおかしいんですよね。(笑)
打たれ強さ・戦闘力どこをとってもなぜか引けを取らず、挙げ句の果てにはロケットランチャーを生身でぶっ放すレベル。あれ? タイトルにある巨獣大乱闘の巨獣にカウントされてた? と錯覚するほど暴れ回ってます。
まあ、それもすべて「ドウェイン・ジョンソンだから」の一言で片付いてしまうのでさして問題でもありません。
巨大化して約2.7mになったゴリラのジョージと、もともと約2mである人間のデイビスの身長差もほぼないようなもんです。つまり、戦闘力差もほぼないようなもんです。(?)
めちゃくちゃやん! と思われるかもしれませんが、これほどドウェイン・ジョンソンが化け物級の扱いを受けている映画もそうそうないんじゃないでしょうか。ほかの映画だと敵はちゃんと人間なので。
例えば『ワイルド・スピード』シリーズだけでも、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)では魚雷を素手で進路変更させたり、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)ではヘリコプターと繋がれたワイヤーを素手で引き止めたりと、数多のムキムキ伝説はあるわけなんですが……あれ? ほかの作品でも化け物級の扱いかも。
『ワイルド・スピード』シリーズはまた別の記事でご紹介します。
まあつまり、ドウェイン・ジョンソンが出てくる映画はたいてい筋肉ですべて解決してくれるというわけです。自分も脳筋になったつもりで観ましょう。
『ランペイジ 巨獣大乱闘』の予告編はこちら
銃の腕・身のこなしともにピカイチな『キャッシュトラック』
ムキムキ度:★★★★☆
ツルツル度:★★★★☆
この映画、まず構成がおしゃれ。近年の映画に多く採用されている気がしますが、チャプター式になっているんです。全体を通して雰囲気がよいのが、ジェイソン・ステイサムのイギリス人らしいお上品なイメージと合っているなと思います。冷淡な役と、身のこなしにとにかく痺れる映画です。すべてが“手のひらの上”感もたまらない!
個人的に、ジェイソン・ステイサムの映画はけっこう当たり外れが多く……例えば『アドレナリン』(2006)とかは観終わるころにはげっそりなかなりお下品映画だったんですが、この映画は安心です。私のように新規開拓しづらいなと感じている方でも大丈夫。
さて、本作のジェイソン・ステイサムは、凄腕であることを隠しています。もはやジェイソン・ステイサムを観なれている方であればすぐに「おや? これは隠しているな」と思うシーンばかり。
案の定、敵が“H”(ジェイソン・ステイサム)の顔を見て逃げ出すシーンでは「やっぱりか……」となること必然。というか、そもそも平凡な人間にはない筋肉とオーラなんですよ。ジェイソン・ステイサム慣れしていない方でも、なんかただ者じゃないなと感じるはず。
原題は「Wrath of Man」(直訳:男の怒り)。彼にはとある目的があるんですよね。“H”の正体と、その後の展開などなどかなり動きのある映画なので、けっこう夢中になって観られると思います。
約2時間と上映時間はそこそこありますが、常に話がぽんぽん進んでいくおかげか軽く観られるのも魅力です。「あ、もう一回観ようかな」と思い立ったときにフットワーク軽く観始められるほど。
そして、本編とは関係ないですが、私はジェイソン・ステイサムのイギリス英語が好きなんですよね。発音が好み。声とも合っているので、ぜひ字幕版で観てほしい映画です。
ちなみに、アメリカ英語だったらトム・クルーズの発音が好き。『ミッション:インポッシブル』シリーズも紹介しているのでこちらもよければぜひ。
『キャッシュトラック』の予告編はこちら
能ある鷹は爪を隠すを地でいく『Mr.ノーバディ』
ムキムキ度:★★★☆☆
ツルツル度:★★☆☆☆
こちらもチャプター式で進む映画。普段冴えないけれど、じつはすごいやつだったという話なんですが、最初はけっこうボコボコにやられはします。「えーじゃあ最強じゃないじゃん」と思うでしょ?
全部我慢してるだけ。とくに3人揃ってからが本番です。途中ももちろん強いんですが、ここからのアクションシーンは「これやってみたい!」のオンパレード。おじさんたちがとにかくかっこいい。ちょっと過激な『ホーム・アローン』シリーズ感があります。
もしかしたら、周りのおじさんたちもこれくらい強いかも……そう思うとアツいです。いや、むしろ私もこれくらい強くありたい! こんなアクションをやってみたいですし、いざというとき反撃できるほどの戦闘力はほしいところ。
ドウェイン・ジョンソンのような筋肉はさすがに無理でも、こういった戦闘ができる筋肉は身につけておきたいですね〜。ムキムキになりたい。
とはいえ、私は誇示してしまいそうなので、ハッチのように隠してはおけないだろうな……隠居系強者にはなれそうにもないかも……と思ったんですが、ハッチも隠すことでストレスを溜めていてキレるという流れなので、隠居しすぎもよくないですね。
主演のボブ・オデンカークは、コメディアン・俳優・映画監督・放送作家・脚本家・プロデューサーと多才な人物。
海外ドラマ「ブレイキング・バッド」で弁護士のソウル・グッドマン役なんですが、俳優としてのほかの作品はあまり存じ上げず。正直いって、ほぼ初対面なわけだったんですが、これまたかっこいいおじさん! いけおじ!
個人的にはずーっと強いキャラクターが好きですが、普段は隠しているもののいざとなったら超強いというのもありですね。
製作陣が同じなだけあって『ジョン・ウィック』シリーズと似ている部分もありますが、本気出したら圧倒的に強いという部分が違うかな。『ジョン・ウィック』シリーズはわりと辛くも勝利というシーンが多いのでハラハラしがちですが、『Mr.ノーバディ』は安心です。
続編『Nobody 2(原題)』が2025年8月15日(金)に全米公開されるようなので、こちらも楽しみですね!
『Mr.ノーバディ』の予告編はこちら
ぜひ、週末はシリーズものに挑戦してみてくださいね♪