ヨーホー! 取るぞ、ボート免許!
筆者ameは、最近バイク免許を取得したばかり。現在持っている免許は「普通自動車免許(AT)」と「普通二輪免許(MT)」の2種類となりました。これで、基本的に陸での移動は困りません。そこで、ふと思ったんですよね。
次は……“海”じゃね?
海も移動できるようになれば基本的にどんなところにも行けそうだし、海だけでなくツーリングで向かった先の湖も楽しむことができるし、何よりかっこいい!
「え? 持ってる免許ですか? 車と、バイクと……あとはボートも運転できますね(ドヤ)」
これだ! 超クール!! めっちゃドヤりた〜い!!!
しかも、ボート免許(船舶免許)の正式名称は「小型船舶操縦士免許」なんです。超かっこいい。「小型船舶操縦士免許、持ってます」とか言いたすぎる。
余談ですが、私は映画もよく見るんです。なかでもジェイソン・ステイサムが好きなんですが、彼は水属性なんですよ。
え? 何言っているのかわからない?
彼は水泳の飛び込み競技の元選手だったので泳ぎも得意なんですが、それだけじゃなく、水上バイクといった運転もお手のもの。水辺が出てきた時点で勝ち確定なわけです。私も、ジェイソン・ステイサムみたいに水属性になりた〜い!! だって、かっこいいもの!!
車もバイクもそうですが、運転がとにかく好きなので、ボートも俄然興味が出てきました。ボートの運転って楽しそう!
でも、いままでボートに乗ったこともないし、どうやって取ればいいんだろう? 車やバイクみたいに教習所があるのかな? できることなら、通う前に一回体験なんてできたら最高なんだけど……。
そうしてネットサーフィンしていたとき、タイミングよく見つけたわけです。ボート免許の実技講習体験の機会を!
やかましいですが、サーフィンはしたことがありません。まだ水属性ではないので。
それが、2024年11月2日(土)〜4日(月・祝)に開催された、「横浜ボートフェア2024」。
日本マリン事業協会主催のボートショーは全国各地で開催されており、関東ではこの「横浜ボートフェア2024」が予定されていました。なんたる幸運。タイミングばっちり。これは、行くしかない!!
と、いうわけでさっそく行ってきたので、体験レポートをお届けします。ボート免許に興味のある方、私と同じように水属性になりたい方(?)の参考になれば嬉しいです。
「横浜ボートフェア2024」の体験乗船開始まで、会場をぶらぶら
「横浜ボートフェア2024」では、ボートの体験乗船だけでなく、ボート免許取得にあたっての説明を受けることができるので、ボート免許の取得を考えている人にとっては最高の環境。ほかにもマリン用品が豊富に展示されていたので、見るだけでも楽しいイベントです。
体験乗船まで時間があったので、それまでぶらぶらと会場を見て回ることにしました。どれも目新しくワクワクが止まらない!
まずは免許について学ぶ! レンタルサービスも要チェック
まずは、大本命のボート免許の説明を受けることに。体験乗船後にも案内を受けられますが、逸る気持ちが抑えきれず、先に突撃してしまいました。
約50年の実績を誇るという「ヤマハボート免許教室」は、名前のとおりヤマハが運営しており、ライフスタイルに合わせたコースが用意されています。ヤマハといえば、楽器やバイクのイメージでしたが、じつはマリン事業もすごいんです!
説明を聞いていて驚いたのが、ボート免許は思ったより手軽&早く取得できるということ。
まず、ボート免許には、「2級船舶免許(小型船舶免許2級・ボート免許2級)」「1級船舶免許(小型船舶免許1級・ボート免許1級)」「特殊小型船舶免許(水上バイク免許)」「湖川小出力限定免許」の4種類があります。
そのなかでも、“海の普通免許”と呼ばれるもっともポピュラーな免許が、2級船舶免許。5海里(約9キロメートル)以内の航行が可能で、釣りやクルージングなど基本的なマリンプレイを楽しみたい方に最適な免許となっています。
2級をはじめとする各免許の取得必要日数と、料金が下記のとおり。
日数 | 料金(税込) | |
---|---|---|
2級船舶免許 | 1〜3日 | 89,900円〜 |
1級船舶免許 | 2〜4日 | 115,500円〜 |
特殊小型船舶免許 | 1〜2日 | 52,900円〜 |
湖川小出力限定免許 | 2日 | 51,700円 |
自主学習の目安は約1〜2週間程度とのことですが、こんなにさくっと取れる免許だとは思っていませんでした!
オンライン講習も受けられるとのことで、忙しい方でも思い立ったらすぐに取れるほどの手軽さ。よーし、免許取るぞ! と意気込む必要なく取れるなんて、ボートって思っていたより身近なんだ! これには私のモチベーションも鰻登り。
これほど手軽だと水上バイクも気になる〜! 2級と水上バイクそれぞれの免許をあわせて取りたい場合も、合計で142,800円(税込)からなので、二輪免許を取得するより安く済みます。すごい!
また、ヤマハではほかにも「Sea-Style(シースタイル)」という、全国約140箇所のマリーナでボート・水上バイクをレンタルできるサービスも提供しています。
レンタルであれば、ボートを買わなくても日本中がマリンレジャースポットに! 3,300円(税込)とリーズナブルな月会費を払うだけで、遊びに合わせたボートを借りることができます。3年ごとに新モデルへ入れ替わるのも魅力のひとつです。
しかも、保険もメンテナンスもお任せできるのだとか。安全に関わる部分をプロにお願いできるというのは安心ですね。晴れて免許を取得したら「Sea-Style」にも入会しなくちゃ!
自分の位置も、魚の位置も丸わかりな機械も便利そう
免許の説明を聞いたあとぶらぶらと歩いていると、映画で見るようなかっこいい機械を発見! 船がどこにいるのかがわかるGPSプロッターと、魚のいる場所がわかる魚群探知機でした。かっこいい〜!
車やバイクの運転はするので地図は読めるものの、根っからの方向音痴なので、地図や位置情報がないと迷子待ったなし。GPSプロッターがないとあっという間に幽霊船の仲間入りを果たしてしまいそう……。これもチェックしておかなくちゃ。
……この調子だとどれも夢中で見てしまうので、少し早足に見ないと時間がなくなってしまいますね。恐るべし、マリン用品。
道の駅ならぬ「海の駅」があるらしい!
ここで、「海の駅」という気になるワードを発見。道の駅なら何度も行ったことがあるけど、「海の駅」ってどんなものなんだろう?
どうやら「海の駅」とは、陸と海どちらからでも行けるマリンレジャー拠点のことのようです。車やバイクで「海の駅」まで来てそこから海へ出航するもよし。海からやってきて一時的に船を停めて休憩するもよし。という、誰でも気軽に利用できる施設なんだとか。
ちなみに、「海の駅」は、下記3つの要件を満たす必要があるとのこと。なので、極論桟橋のみでもOK。各「海の駅」によっては、クルージングや釣り、市場やレストラン、温泉やホテルといった施設もあるので、どういったことがしたいかで探すのがよさそう。
1. 来訪者が利用できる船舶係留施設があること。
2. 海の駅に関する情報提供等のためにガイドを配置していること。
3. 来訪者が利用できるトイレを有すること。
免許取ったら「海の駅」巡りもしてみたいな〜。もう完全に免許を取ったつもりでいますが、体験はこれから。いよいよ、乗船です!