《ameの自己紹介》
映画を始めとする映像作品には非日常を求めるタイプ。エンディングはハッピーエンド派。圧倒的な強さを誇る主人公が登場するアクションが好み。
主に利用している配信サービス:アマプラ、ディズニープラス、Netflix
好きなジャンル:アクション、SFなど
『ヴェノム』シリーズの最終章である3作目が、ついに公開!
マーベル・コミックのヴィランである「ヴェノム」を主人公にした映画『ヴェノム』シリーズ。こちらはもともと、1作目『ヴェノム』(2018)、2作目『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)の2本立てでした。
上記の過去作に加えて、新しく3作目であり最終章でもある『ヴェノム:ザ・ラストダンス』が公開! 2024年10月25日(金)より、日本でも先行上映されます!
全国公開は11月1日(金)からとなりますが、最終章の前にぜひ過去作品を予習・復習してほしい! ということで、シリーズものをご紹介する連載【週末シネマラン】の第1回目では、『ヴェノム』シリーズをご紹介します。
『ヴェノム』シリーズ概要
・『ヴェノム』(2018)
上映時間:1時間52分
・『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)
上映時間:1時間37分
・『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(2024)
上映時間:1時間49分
※新作のため、配信されていません。
本数:3本
合計時間:5時間18分(新作除く:3時間29分)
【配信サービスの例】
・アマプラ:新作除く2本ともレンタルで視聴可能
・ディズニープラス、Netflix:1作目『ヴェノム』のみ見放題で配信中
1作目『ヴェノム』のあらすじ
サンフランシスコの記者である主人公のエディ。ある日、人類の宇宙進出を目指す「ライフ財団」の社長ドレイクに取材することが決まります。しかし、表向きは健全な「ライフ財団」には、人体実験による死者が出ているという悪い噂も。
ドレイクのもとで働く、恋人のアンのPCを盗み見ることで得た情報を使ってドレイクを問い詰めるものの、職を追われてアンとも破局。
半年後、ライフ財団の科学者の協力により潜入するエディ。人体実験の被験者として捕えられていた知人を助けようとするものの、そこで地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまいます。
ヴェノムというシンビオートとの共生に成功したエディは、人を襲うヴェノムに恐怖しつつもその力により追っ手を撃破。もう一体のシンビオートも現れるなか、果たして、エディはドレイクの野望を阻むことができるのか!?
2作目『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のあらすじ
ヴェノムとの共同生活を送るなか、エディに記者としての再起をかけた取材の話が舞い込みます。シリアルキラーであるクレタスが指名してきたのです。
しかし、とあることがきっかけでエディに噛みついたクレタスは、シンビオートの一部を体内に取り込んでしまい、カーネイジへと変貌します。カーネイジの力により脱獄したクレタスは人類への復讐を計画。
一方で、エディはヴェノムと大喧嘩。ついに、ヴェノムがエディの元を去ってしまう事態に発展してしまいます。
クレタスの脱獄を知ったエディは、ヴェノムとともに凶行を止めようとしますが、仲直りは難航。今回も2人で野望を阻止することができるのか。
バディものが好きな方へおすすめしたい!
マーベル関連の作品だし、ほかの作品も網羅しておかないと、『ヴェノム』シリーズも楽しめないのでは……と思っているそこのあなた。
『ヴェノム』シリーズは、マーベル作品を知らない状態から観ても大丈夫! もちろんほかの作品を知っておいた方が分かるネタもあるのですが、網羅しておかないと話を理解できないということはありません。単独でも十分に楽しむことができます。
ヴェノムはなかなか衝撃的な見た目をしていますし、『エイリアン』シリーズのように緊張感が続くホラー作品なのでは、と思うかもしれませんが、『ヴェノム』シリーズはもっともっとライトに楽しめます。
このシリーズは、危険ながらもお茶目でかわいい人外と、それに振り回される人間によるバディものなのです。
ヴェノムは、人を襲うことに対して罪悪感のようなものは一切なく、食べたいから食べるという行動理念に基づいて動きます。寄生しているわけですから、宿主の人間エディにとっては不都合しかありません。
しかし、ヴェノムは意外と素直。エディがやめてほしいと頼めば、その意思を尊重してくれるのです。エディの元カノであるアンとの関係すらも応援してくれますし、ヴェノムなりにエディを理解して寄り添う努力をしてくれるんですよね。
「どうやらエディ(人間)はこういうことをされると嫌だと感じるらしい/嬉しいらしい」ということを学習していくさまは、協力的な人外系が好みの方にも刺さるはず。
ことあるごとに衝突しつつも、お互いのことを認めていくというキャラクターの動きがメインとなっているので、その分ストーリーはシンプルです。難しく考えず、コメディとして観てしまうほうがよいと思います。
過去作2本連続で観ても3時間半と、そこまで時間もかからない作品なので、肩肘張らずに軽い気持ちで観やすいのもポイントです。ぜひお気に入りのお菓子を食べつつ、カジュアルに観てほしい! だれることなく観られるシリーズものだと思います。
『ヴェノム』シリーズはおまけシーンまで見て!
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のおまけシーンでは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)との繋がりが描かれています。最終章『ヴェノム:ザ・ラストダンス』にも大きく関わってきそうなので、最後まで観るのがおすすめ!
また、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のおまけシーンでも『ヴェノム』シリーズと繋がるシーンが描かれているため、興味がある方はこちらもあわせてどうぞ!
ちなみに、そのうちまた取り上げようと思いますが、『スパイダーマン』シリーズ(アニメ映画含む)は記事公開時点で全10作品あり、主演ごとにシリーズが独立しているのが特徴です。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、トム・ホランド主演のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)シリーズ。上から観るのがおすすめです。
スパイダーマンのMCUシリーズ(主演:トム・ホランド)
『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)
なお、MCUシリーズは、ほか作品との関連が深いので、気になる方はアイアンマンを始めとするMCUシリーズともあわせて観てみてください。ただし、MCUシリーズを全部見ようとすると約40本と、かなり長いのでお気をつけて。
これが映画公開までに
— 映画『ヴェノム』公式 (@VenomMovieJP) September 17, 2024
俺たちがやりたいことリストだ‼️
お前らの協力も必要になるぞ�#ヴェノムのさよならまでにしたい20のこと pic.twitter.com/Un2qWoKI6Z
さて、エディとヴェノムには、ぎゃいぎゃいといつまでも楽しく過ごしてほしいところですが……3作目『ヴェノム:ザ・ラストダンス』で最終章となってしまいます。「ヴェノムのさよならまでにしたい20のこと」なんて寂しすぎる……。
どうやら、エディを演じるトム・ハーディの出演契約が満了となるようなので、今後の再登場は難しそう。スポットでの出演はあり得るかもしれませんが、いまからヴェノムロスが心配です。
1作目でお互いを知っていき、2作目でより仲を深める『ヴェノム』シリーズ。エディとヴェノムの愛されキャラ感に愛着が湧くこと間違いなしなので、ぜひ過去作を観たうえで最新作を観に行ってみてくださいね!
『ヴェノム:ザ・ラストダンス』の予告編はこちら
余談ですが、予告の冒頭すぐに「俺はトム・クルーズじゃない!」というセリフがありますね。これは『ミッション:インポッシブル』シリーズ5作目の『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)で観ることができる、飛行機にしがみつくシーンについてだと思います。
上記はCGにもスタントマンにも頼らず、トム・クルーズが自分で実際にやった飛行機スタントの公開映像です。トム・クルーズはスタントマンを使わないことで有名ですが、なかなか人間離れしていますよね(笑)
つぎに私が紹介する回は『ミッション:インポッシブル』シリーズを取り上げようかな。
ぜひ、週末はシリーズものに挑戦してみてくださいね♪