こんにちは、恐竜おねえさんこと生田晴香です。神奈川県大和市にあった恐竜レストランをご存知でしょうか。2号店もでき盛り上がっていましたが、いつの間にやらどちらも閉店です。なぜそうなったのか、対策なども考えてみたいと思います。

コンセプトは◎

2015年夏、『太古レストラン・酒場 ダイナソー』という恐竜コンセプトのレストランが誕生しました。

画像1: 太古レストラン・酒場 ダイナソーにて撮影

太古レストラン・酒場 ダイナソーにて撮影

恐竜の展示は、ティラノサウルス、アンキロサウルス、イグアノドン、ヴェロキラプトル(2)、バリオニクス、オヴィラプトル、スピノサウルス、ステゴサウルス、トリケラトプス(2)、トロオドン、ヤンチュアノサウルス、ケラトサウルスに翼竜もいくつか。

画像: 太古レストラン・酒場 ダイナソーにて撮影(2015年)

太古レストラン・酒場 ダイナソーにて撮影(2015年)

動く恐竜も多く、乗れるアトラクション要素までありました。メニューも恐竜仕様で、メディアでも多数紹介。連日満員で、1号店と同じ大和市に2号店もオープンするほどの人気ぶりでした。

生田晴香がやっていたラジオでも、同店のオーナーにゲスト出演していただいたり、恐竜展のトークショーに参加させてもらったり。さらに恐竜ソングを出すことになったときにはMVにレストランを使わせてもらうなど、かなりお世話になったお店です。

画像: 太古レストラン・酒場 ダイナソー(2019年)

太古レストラン・酒場 ダイナソー(2019年)

恐竜だらけで、お金がかかってる感もすごくて、何時間でもいれちゃう空間でした。本当に気に入ってたんですよね……。

それが閉店です……。
公式Facebookは更新が止まっており、2025年9月30日付で閉店扱いになっていたようです(予約客には連絡あり)。

なぜ閉店になってしまったのか!? 自分なりに要因を考えてみました。

ヤバかった思い出

初めてお店に行ったのはレセプションに招待してもらったとき。一般客は半額という、まだ“練習期間”のようなタイミングでした。店内はファミリーや恐竜仲間で大賑わい。

画像: 当時のメニュー。めちゃくちゃ豊富でワクワク!

当時のメニュー。めちゃくちゃ豊富でワクワク!

とにかくテンション爆上がりで楽しかったのですが──ご飯が注文してから3時間経ってもこないことが(しかも他の席も)。どうやらマシントラブルでうまくいかなかったようで、ブチ切れている人もいました。

自分や恐竜仲間たちはこの空間にいるだけで楽しいので、「1分でも長くいれてラッキー」くらいのテンションでしたが、店員さんはあっちこっちで謝り回っていて、ほぼ全員が泣きそうな状態。

しかも自分の席に来て「すみません、どうしたらいいですか?」と聞かれました。

(なんで私に聞くの?!)と思いつつ、「注文したのを持ってきてくれればそれでいいと思います」と返しました。まぁ、それ以外はないですよね。

店員さんに「どうしたらいいですか?」って聞かれることってなかなかないと思います。そのインパクトが強すぎて一生忘れられません。

画像2: 太古レストラン・酒場 ダイナソーにて撮影

太古レストラン・酒場 ダイナソーにて撮影

「注文のメモを取ったほうがよいのでは?」と伝えたら、その通りにしてくれて無事に料理が来ました。美味しかったです。

トイレットペーパーも足りていなかったり、全体的に飲食に慣れていない印象でした(その後かなりの人数が辞めたとのこと)。

なぜ大和だったのか

場所は神奈川県大和市。オーナーになんで大和に恐竜レストランを作ったのか聞いたら、近くの動物園などからの流れでファミリー客を呼びたかったとのこと。

個人的には、動物園は広いし見るところが多く、そこだけで満足できて疲れちゃうから、動物園がてら恐竜セットで行くかな? なんて思ったりもしましたが、お店は大人気でした。

画像: 太古レストラン・酒場 ダイナソー入口にて撮影

太古レストラン・酒場 ダイナソー入口にて撮影

駅から徒歩20分と距離がありましたが、後に送迎バスも導入。「バスに乗ってタイムスリップ」という演出はかなり良くて、お客さんにも喜ばれたと思います。

が……

バスの運転手さんが、サボって時間通りに来ないこともあったみたいです。(まじ)
ヤバいです。なのにそれでも人気だったのは恐竜のおかげだったんでしょうね。

それが閉店……恐竜なのに閉店。恐竜だから絶滅(閉店)なのか、なんなのか。

理由はあくまでも想像ですが、やはり“人間の問題”が大きのではと思います。飲食店に慣れたリーダーがいて、しっかりとしたマニュアルがあり、働く人も楽しくいられるような環境。時給や待遇も含めて、不満が出にくい状態。そういう基盤があって初めて、お店は続くのではないでしょうか。

あんなに楽しい空間だったのにとても残念です。あの恐竜は今どこにいるんでしょうね。これまで恐竜を盛り上げてくれいたことに感謝です。

これから恐竜レストラン作りたい人に

恐竜がたくさんいるだけで、多少のトラブルは許される──これは正直あると思います。ただ、それだけでは続きません。どうすれば“潰れない恐竜レストラン”ができるのか考えてみました。

・動く恐竜や小物、食器など恐竜要素は徹底的に盛る
・わかりやすい店名で、略せて親しまれるようにする
・メニューは安くしすぎない
・SNSの更新をしっかりやる
・マニュアルをしっかり作る
・恐竜に詳しい人、または監修者を入れる
・まともで、恐竜愛があり、サービス精神のある笑顔が素敵な人を雇う

経営素人が考えるところでこんな感じでしょうか。社長や店員さんの人間性は結構大事かと思います。自分なら占いで土地の相性や、店名の画数までチェックするでしょう。

また色んな恐竜レストランが増えてくれたら嬉しく思います。
これからお店をやりたい人は、ぜひ恐竜コンセプト店を考えてみてください。

では!

画像: 大和の恐竜レストランはなぜ潰れたのか?──恐竜おねえさんの勝手な考察

生田晴香 | Haruka Ikuta

恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。

YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。

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