著者プロフィール:青城碧花
埼玉県在住、40代のフリーライター。二男二女の母として子育てに奮闘しながら、「仕事も趣味も全力で楽しむ!」をモットーに、月2~3回のソロ活や年2回のひとり旅を満喫。とくに電車や新幹線での旅が好きで、手帳を開いて次の旅の計画を立てる時間が至福のひととき。
茨城ひとり回転寿司の旅を選んだ理由

茨城での「ひとり回転寿司の旅」を決めた理由は、幼い頃の思い出の地・大洗への強い憧れと、日ごろの自分へのご褒美を兼ねたリフレッシュのためでした。
海なし県・埼玉で暮らす私にとって、茨城は身近でありながらどこか特別な存在。なかでも大洗は、海水浴や水族館など、子どもの頃の楽しい記憶が詰まった思い入れのある場所です。そんな大洗で、新鮮な海の幸を味わえる回転寿司は、私にとって最高の組み合わせ!
普段は家族優先で自分の時間は後回しにしがちですが、今回は自分だけの時間をゆっくり楽しみたいという思いがありました。見知らぬ土地でも、気兼ねなく好きなものを食べられる回転寿司は、まさに理想的な場所。いつもは家族と一緒の外食が多いため、ひとりで新しいお店を開拓することにもワクワクしました。
こうした想いが重なり、今回の「茨城ひとり回転寿司の旅」へとつながったのです。
今回のソロ活スケジュール
今回のひとり回転寿司体験のスケジュールは、以下のとおりです。日帰りなのでとってもシンプル!
7:30 出発
子どもたちを送り出し、そのまま早朝出発。茨城へのドライブを楽しむ!
9:30 大洗港に到着
海の風を感じ、大洗港の景色を満喫。波の音を聞くだけで気分も上がります!
10:30 那珂湊おさかな市場で回転寿司
茨城に来たら外せない! 新鮮な海の幸をふんだんに使ったデカネタ回転寿司でランチタイム♪
11:30 おさかな市場で買い物
おさかな市場を散策し、お土産にぴったりの海の幸や地元の特産品を探します!
12:30 ほしいも専門店大丸屋でおいもジェラート
茨城の名産、さつまいもを使った絶品ジェラートで甘〜い休憩タイム。
14:00 帰路へ
弾丸ドライブで訪れた茨城・大洗港
朝早くから車を走らせ、埼玉から茨城へ。窓を開け、流れる景色を眺めながら、お気に入りのプレイリストを流すドライブは、まさに心が解放されるひとときでした。
道中、田園風景が広がるエリアを抜けると、徐々に潮の香りが漂い始めます。そして、目の前に広がる雄大な太平洋。海の青さと果てしなく広がる空を目にした瞬間、心の奥から高揚感が湧き上がりました!

大洗の海岸をしばしお散歩。潮の香りとともに、心も胃袋もお寿司に一直線……!
那珂湊おさかな市場で出会う、極上のデカネタ回転寿司
大洗の海岸を散策したら、すぐそばにある「那珂湊おさかな市場」へ。市場内には海の潮風と魚介の香りが漂い、活気に満ちています。
今回訪れた回転寿司店は、ヤマサ水産が直営する「市場寿し店」。種類豊富なネタをリーズナブルな価格で楽しめることから、地元の人はもちろん、観光客にも愛されている人気の回転寿司店です。
“市場寿し”といえば、お皿からはみ出そうなほど大きいデカ盛りのネタが有名!
シャリの倍以上にずっしりと乗っかる新鮮なネタを頬張りながら食べる瞬間は、まさに贅沢の極み♪

あら汁とクジラのお寿司
カウンターに案内されて、まずはあら汁を注文。鰤、鯛、鮭の旨味が効いていて食欲をそそります。生エビやホタテも大きくて食べ応えがありますが、ここで私が毎回必ず頼むのは「クジラ」のお寿司です!
クジラは、古くから日本の食文化に根付いた食材ですが、最近ではなかなかお目にかかれない一品。臭みはまったくなく、赤身の濃厚な味わいが特徴で、噛むほどに旨味が広がります。定番のネタとは異なる奥深い美味しさを堪能できます。
ひとり回転寿司の魅力とは?
ひとりで回転寿司に行くと寂しいと思われがちですが、実はとても充実した時間を過ごせる魅力が詰まっています。
1. 自分のペースで存分に楽しめる
ひとりなら、食べたいネタを好きな順番で注文し、誰にも急かされることなく、自分のペースで味わえます。ゆっくり楽しむもよし、お気に入りのネタを続けて頼むもよし。会話に気を使うこともなく、純粋に食事に集中できます。
2. 手軽にちょっとした贅沢を楽しめる
高級寿司店ほど気を使わず、新鮮な海の幸を手頃な価格で楽しめます。ひとりなら、シェアを気にせず「食べたいものだけ」をとことん堪能でき、普段は選ばないネタにも挑戦しやすいのも魅力。カウンター席なら、職人が握る様子を間近で見られる特別感も味わえます。
ひとり回転寿司は、自由気ままに食を楽しむことができる、“自分のための贅沢なひととき”。気分転換をしたいときや、ふとお寿司が食べたくなったときに、ぴったりの選択肢です。
お寿司の後はおさかな市場でショッピング
回転寿司を堪能した後は、おさかな市場をぶらりと散策。魚介類はもちろん、干物や海産物加工品など、さまざまな商品が並んでいます。
この日は、色鮮やかなエビと、盛りかごいっぱいのアサリ、生わかめと茎昆布、そしてマグロとカツオの柵を子どもたちへのお土産として購入しました。

めちゃくちゃ大きい岩牡蠣!
また、おさかな市場の名物と言えば、岩牡蠣です!
手のひらサイズの大ぶりの岩牡蠣を、漁師さんがその場で剥いてくれます。ポン酢やレモン、醤油などお好みの調味料でみずみずしい岩牡蠣をいただきます!
大丸屋の絶品ほしいもスイーツで、幸せなひととき
最後に訪れたのは、茨城の特産品であるほしいもを扱う「大丸屋」さん。120年以上の歴史を持つ老舗店です。
ほしいもの専門店だけあって、店内にはさまざまな品種や形をしたほしいもが並べられており、見ているだけでも楽しくなります。なんとペット用のほしいもも!
大丸屋では、併設カフェでほしいもを使ったジェラートを楽しむことができます。
ジェラートは16種類あり、そのうち6種類はほしいもと同じ品種のさつまいもを使ったフレーバーです。
今回、私は紫いもと紅はるかのダブルを注文。紫いもは濃厚、紅はるかはさっぱりとした味わいが口に広がり、幸せな気分になりました!
ひとり旅の魅力と、最初の一歩を踏み出す方法

今回の茨城ひとり回転寿司旅を通じて感じたのは、ひとり旅の自由さと気軽さです。誰かに合わせる必要がなく、自分の興味やペースで行動できるのは、思っていた以上に心地よいものでした。
「ひとり旅に興味はあるけれど、なかなか勇気が出ない」そんな方は、まずは“目的を持つ”ことから始めてみてはいかがでしょうか。例えば、今回のように「回転寿司を食べに行く」だけでも立派なひとり旅のきっかけになります。
最初は短い距離や半日程度のプランから始めてみると、気軽に楽しめるはず。ひとり旅のハードルを下げることで、新しい発見や、自分だけの贅沢な時間を楽しむことができます。
ひとりで過ごす時間は、自分をリセットし、心を満たす大切なひととき。あなたも、気になる場所やお店を目指して、ひとり旅の第一歩を踏み出してみませんか?