【服の種類別】シワにならない畳み方
シワができにくい畳み方は、素材や洋服の種類によって異なります。服の種類ごとにシワができにくい畳み方を紹介するので、参考にしてみてください。
Tシャツ・スウェット・セーター
- 衣類を広げて平らな面に置く
- 長方形をつくるように畳む
- 袖を身幅の約4分の1あたりから折り畳み、長方形のような形にする
- 縦方向に3等分に折る
この方法なら、シワが少なくコンパクトにでき、保管時にスペースを節約可能です。下敷きやクリアファイルを背中部分に置いて袖などを折り畳めば、簡単かつ綺麗に折り畳めます。
また複数の衣類を一緒に畳む際は、シワになりやすいコットンやリネンなどの素材の服を下に重ねて、内側に折るように畳むとシワがつきにくくなります。
ワンピース
- ワンピースを広げて平らな面に置く
- 長方形をつくるように袖や裾を内側に畳む
- ウエスト部分で折り畳む
- ワンピースの丈に合わせてコンパクトになるように折り畳む(3つ折り程度)
ほかにも、タオルやラップの芯を使って丸める方法もあります。ワンピースを縦半分に折り畳みタオルまたはラップの芯を端に置いて、くるくると丸めればシワができにくくなります。
シャツやドレス
きちんとした場面で着るケースが多いシャツやドレスは、とくにシワがつかないように気をつけて持ち運びたいところです。まず、シャツの前面にシワがつきにくくなる畳み方を紹介します。
シャツの畳み方
- ボタンをすべて留めて引っくり返す
- 肩を内側に折り返して袖を畳む
- 裾と袖口が揃うように気を付けながら、全体的に2つ折りに畳む
次にスーツやドレスは、ガーメントバッグを利用するのがおすすめです。ハンガーにかけたままバッグに収納できるため便利です。
また、タオルを使ってドレスを畳む方法もあります。平らに敷いたタオルの上にドレスを置き、タオルごとくるくる巻き取ることで、シワがつきにくくなります。
シワができたときの対処法
気をつけて畳みパッキングしたにも関わらず、シワができてしまって困るときもあるでしょう。ここからは、シワができてしまったときの対処方法を6つ紹介するので、いざというときに役立ててください。
シワとりスプレーを利用する
シワがついた部分に直接スプレーを吹きかけて、手で服を挟んで伸ばす方法です。シワとりスプレーは、コンパクトなスプレー容器に入れて持ち歩くと便利でしょう。シワとりスプレーがない場合は、シワを取る効果は少なくなるものの、普通の水を入れた霧吹きで代用できます。
バスルームでの蒸気を利用する
ホテルなどのバスルームで熱いシャワーを出し、蒸気が充満してから、シワがついた服をハンガーに掛けて吊るして湿気を吸わせます。シャワーを浴びた後の蒸気をそのまま利用するのがおすすめです。ホテルの室内は乾燥していることも多いため、その後は部屋に吊るせばOK。
加湿器を利用する
バスルームの蒸気の代わりに、加湿器の蒸気を利用する方法もあります。加湿器の上に吊るして、蒸気を吸わせてから乾燥させましょう。美容用などの小さなスチーマーを持ち歩いている方は、代用するのもおすすめです。
服を濡らしドライヤーをかける
シワが付いた部分を濡らして、ドライヤーをかける方法もあります。濡らせば重みでシワが伸びるので、とれやすくなります。時間がないときの応急処置におすすめです。
ヘアアイロンを利用する
ヘアアイロンを持参しているなら、アイロン代わりにシワのある部分にあてる方法もあります。ただし服の素材によっては、あてすぎると生地が焦げたり溶けたりする可能性があるので、注意が必要です。薄いハンカチなどを当て布として利用するのがおすすめです。
乾燥機を利用する
宿泊先に設置されている乾燥機を利用して、シワをとる方法もあります。まず、シワの付いた服を洗濯するか軽く濡らします。次に手で挟んだりパンパン叩いたりなどし、軽くシワを伸ばしてください。最後に、乾燥機にかけるとよいでしょう。
シワのない服で旅先でもオシャレを楽しもう!
服のシワは、畳み方を知っていればある程度予防できますし、いざシワになってしまっても簡単に対処できます。せっかくの旅行を気兼ねなく楽しむためにも、シワになりにくい畳み方と旅先でもできるシワの取り方を知っておきましょう。