フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、クールなおひとりさまの腕を飾るに相応しい珠玉の一本をセレクト。今回は、ロレックスのアンティークから『エクスプローラー Ref.1016』をご紹介しよう。

ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランド・ROLEX(ロレックス)。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。

“1016”という不変の基準点

ロレックスのスポーツモデルの中で、『エクスプローラー 』はシンプルなデザインと扱いやすさから定番として知られている。その歴史の中でも、Ref.1016は約25年という長い製造期間(1959〜1989年頃)を持ち、エクスプローラーのイメージを決定づけた基準点のような存在だ。

画像: エクスプローラー Ref.1016

エクスプローラー Ref.1016

今回取り上げる一本は、アンティークならではの味わいを残しつつ、ケースとブレスレットが後年のパーツに交換されている点が特徴。

ロレックスでは深い傷や腐食などが見られる場合、ケース交換を提案されることがある。本個体も経緯は不明ながら、外装がより現代的な造りにアップデートされている。アンティークの雰囲気はダイヤルにしっかりと残しながらも、実用面で安心感が増しているのは利点と言えるだろう。

ダイヤル自体はオリジナルのまま。文字盤の状態はアンティークウォッチの価値を大きく左右する要素だが、本個体はそこをしっかり押さえている。ケースとブレスレットが後年のものである分、ダイヤルのオリジナル性が個体の“芯”として存在感を引き立てている。

防水性能についても触れておきたい。
アンティークのため現行モデル同様の防水性能を期待することはできないものの、後年のケースが組み合わされていることから、水まわりの安心感は一定程度期待できる。日常使いの範囲に収められる実用アンティークという位置づけだ。

裏ぶたには当時のシリアルナンバーが刻まれている。年式によっては刻印のないケースも存在するが、本個体はオリジナルのシリアルが「EX〜」で刻まれており製造年を追うことが可能。外装は交換されつつも、時計としてのアイデンティティはしっかりと残されている点は安心材料だろう。

画像: “1016”という不変の基準点

総じて、本個体は「アンティークの味わい」と「現代的な外装による実用性」が両立した一本に仕上がっている。

『エクスプローラーRef.1016』の魅力である端正なデザインとシンプルな道具感を楽しみつつ、気負わず日常に取り入れられる実用アンティークとして、非常に現実的な選択肢と言えるだろう。

ROLEX
エクスプローラー
品番:1016
素材:ステンレススチール
サイズ:縦36mm×横36mm
防水:-
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ブラック
販売価格:2,180,000円(税込)※アンティーク
【付属品】
なし
※価格は2025年12月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

本個体は、アンティークならではの雰囲気をしっかり残しながらも、日常使いがしやすい仕様にアップデートされている点が魅力です。

Ref.1016は高額な個体も多く、アンティークということもあり、普段使いにはやや気を遣ってしまうことも少なくありません。その点、この個体は実用性が高く、普段使いできるアンティークとしては最上級といってよい一本だと思います。

長く付き合える一本をお探しの方に、ぜひ手に取っていただきたいモデルです。

所在地東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F
TEL03-5250-7272
営業時間11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで)
定休日水曜日
公式サイトhttps://moon-phase.jp/
【MOON PHASE(ムーンフェイズ)銀座】

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