▶▶▶写真はこちら|クロノ ブンキョウトウキョウ クロノグラフ2
KURONO BUNKYO TOKYO
日本の独立時計師・浅岡肇氏が手がける「KURONO TOKYO」。その時計作りの思想をより多くの人に届けるため2019年6月に誕生したのが「KURONO BUNKYO TOKYO」だ。どこか懐かしい表情を残しつつ、現代的な精度と品質を備えたタイムピースは、日常使いにも最適。浅岡氏のデザイン思想を手に取りやすい形で体験できる、注目のセカンドラインである。
デザイン思想を身近にするセカンドライン
「クロノ トウキョウ」は、日本の独立時計師・浅岡肇氏が立ち上げた新興時計ブランド。同氏はアンティーク時計の研究を出発点としており、その影響から手がけるタイムピースは、どこかレトロな表情をもつデザインが特徴だ。
日本人の独立時計師はそもそも数が少なく、世界的にも希少な存在。そうした中、日本の独立時計師としてまず広く知られるようになったのが、スイスの「独立時計師アカデミー(AHCI)」正会員となった菊野昌宏氏だ。その流れを受け、次いで注目を集めた時計師が浅岡氏である。AHCIに所属する時計師自体が世界でもごくわずかであり、その流れに連なるひとりが手がけたブランドがクロノ トウキョウなのだ。

クロノ ブンキョウトウキョウ クロノグラフ2
今回紹介する“クロノ ブンキョウトウキョウ”は、浅岡氏がこれまで培ったデザインの核を、より多くの人に届く形でまとめた量産ライン、いわばセカンドラインに位置づけられる。独立時計師としての作品は、年間数本しか作れず価格も高額になりがちだが、その制作姿勢を身近に感じてもらいたいという思いから誕生したのが本作だ。

12時位置にはブランドロゴと「クロノ」のカタカナロゴが配され、レトロな雰囲気を演出

クラシックなツートーンダイヤルで落ち着いた印象に

窪みのあるインダイヤル。3時位置にはスモールセコンドを配置

9時位置のダイヤルは30分積算計

6時位置にはデイト表示
ダイヤル12時位置には「クロノ」というカタカナロゴが入り、ツートーンのダイヤルにはクロノグラフを配置。3時位置にスモールセコンド、9時位置に30分積算計を備える構成だ。6時位置にはデイト表示を搭載しており、日常使いにもマッチ。

丸みを帯びたサファイヤクリスタルの風防

ケースの厚みが力強い重厚感を生み出している
サファイアクリスタルの風防は丸みを帯び、アンティークウォッチを思わせる柔らかな印象を演出。ケースもあえて厚みを出し、昭和レトロの雰囲気を感じさせる造形となっている。

裏蓋下部にはシリアルナンバー(写真ではモザイク処理)

裏蓋中央にはブランド名や製造元、デザイナー名などの情報を印字
裏蓋には大きく「クロノ」の文字が配され、その下に「BUNKYO TOKYO」、さらに「DESIGNED BY HAJIME ASAOKA」の印字。その下には“PRECISION WATCH TOKYO”の文字が並ぶが、これは製造を担う東京時計精密株式会社を示すもの。もちろん「MADE IN JAPAN」の文字もしっかりと入り、日本のブランドであることが明確になっている。

日本が誇る独立時計師の魅力を身近に味わえる一本。ぜひこの機会にその世界観に触れてみてほしい。
KURONO BUNKYO TOKYO
クロノグラフ2
品番:CB012
素材:ステンレススチール
サイズ:縦38mm×横38mm
防水:日常生活防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:ホワイト
販売価格:685,000円(税込)
【付属品】
箱、取扱説明書、保証書(2022年5月)
※価格は2025年11月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
近年、独立時計師という存在が注目を集めています。とはいえ、日本にはもともと独立時計師がほとんどおらず、その作品に触れる機会自体が限られてきました。しかし年々認知が広がり、人気も高まりつつあります。
その一方で、独立時計師の作品は大量生産ができないという課題があります。今回取り上げたモデルは量産体制を整えていますが、それでも年間で製作できる本数には限りがあります。今後、独立時計師がさらに注目されれば、手に入れるハードルは高くなっていくでしょう。
だからこそ、今が独立時計師の腕時計に触れられる貴重なタイミングともいえます。まずはこうしたモデルから、独立時計の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
| 所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
|---|---|
| TEL | 03-5250-7272 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
| 定休日 | 水曜日 |
| 公式サイト | https://moon-phase.jp/ |






