ROLEX
世界でもっともポピュラーな腕時計ブランド・ROLEX（ロレックス）。高級時計の代名詞といっても過言ではないが、その歴史は1905年の創業から100年余りと意外と短い。その間の偉業は数知れないが、高い防水性を実現した「オイスターケース」、自動巻ローター「パーペチュアル」の技術は、新興ブランドであったROLEXを不動の地位に押し上げた。
42mmでわずか106g。チタンが生む存在感
今回紹介するのは、ロレックスの『ヨットマスター42mm チタン』。従来のヨットマスターは37mmと40mmの2サイズで展開されており、42mmは2019年にラインナップに加わった比較的新しいモデルである。
ヨットマスター42mm チタン
42mmサイズにはイエローゴールドやホワイトゴールドのモデルもあるが、2023年に新たにチタンモデルが追加された。このチタンはRLXチタンと呼ばれる、ロレックス独自のグレード5チタン合金で、軽量かつ耐蝕性に優れるのが特徴だ。
左が今回紹介している『ヨットマスター 42mm チタン』。右は重量比較で用意した『サブマリーナ 41mm ステンレススチール』
ヨットマスター 42mm チタンは持った瞬間に軽さが際立つ106g。みかん1個分ほどの重量だ
サブマリーナの方は、一般的なステンレススチール製時計の重量
今回のモデルはロレックスの中でも大型の部類だが、ブレスレットもチタン製であるため、重量はわずか106g。比較として計測した、41mmのサブマリーナのステンレススチールモデルは159gであり、日常使いにおける軽快さが際立つ。
ヨットマスターの象徴ともいえる両回転ベゼル。セーリングシーンでの操作性を重視した設計だ
磨き上げられたラグのエッジ。ヘアラインとポリッシュの対比が生む繊細な輝き
サイドに走るヘアライン。RLXチタンの硬質な質感を際立たせる
デザイン面でも特徴がある。ベゼルはヨットマスターらしい両回転仕様で、ケースサイドにはロレックスとしては珍しいヘアライン仕上げが施されている。これはこれまでほとんど見られなかった仕様で、一部『オイスター パーペチュアル ディープシー チャレンジ』モデルでのみ採用されていたもの。
ダイヤルは黒のマット仕上げで、インテンスブラックダイヤルと称される。バックルを開けると「RLX titanium」と素材名が刻まれている。
3時位置のデイト表示。サイクロップレンズが視認性を高める
堅牢なダブルロック式バックルを採用。装着時に確実にホールドしてくれる
バックル裏に刻まれた「RLX TITANIUM」。軽さと強さを両立するロレックス独自素材の証
チタン製ロレックスは、これまでサイズの大きいディープシーチャレンジ（2022年）以外には存在せず、今回の42mmヨットマスターは日常使用を考慮したサイズ感で手に取りやすいモデルとなっている。
軽量でありながら存在感を失わず、従来のヨットマスターの魅力を新たに体感できる一本だ。
ROLEX
ヨットマスター 42mm チタン
品番：226627
素材：RLXチタン
サイズ：縦42mm×横42mm
防水：100M防水
ムーブメント：自動巻き
文字盤：ブラック
販売価格：4,180,000円（税込） ※未使用品
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、保証書（2024年11月）
※価格は2025年10月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
ロレックスにはさまざまなバリエーションがありますが、その中でも日常使いできるチタンモデルは唯一無二です。非常に生産本数が少なく、チタンは加工するのが難しいため、市場価値も高くなっています。生産が終了してもおかしくないモデルであり、とてもレアな存在として注目されます。
定価と比べてもかなり高額で取引されており、もし短命で生産終了となった場合には、伝説的なモデルになり得るでしょう。
今回紹介しているのは未使用品でもありますので、資産性を重視する方は、金庫に保管して残しておくのも一案です。もちろん、日常使いとして楽しむのも十分に価値があります。
| 所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
|---|---|
| TEL | 03-5250-7272 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00（日曜祝日〜18:00まで） |
| 定休日 | 水曜日 |
| 公式サイト | https://moon-phase.jp/ |
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