冬と梅春っていつ? おすすめな服装を紹介
世間一般的に冬は、初冬・仲冬・晩冬の3種類に区分されますが、ファッション業界では冬と梅春の2種類に区分されます。冬と梅春のそれぞれのタイミングとおすすめな服装を解説します。
冬のタイミングと冬におすすめな服装
ファッション業界で冬は、10月下旬から2月中旬の時期を指します。
寒暖差の大きい日本の冬では温度調節するための羽織ものと、ビル風などから寒さを凌ぐための防寒性の高いアウターが欠かせません。しかし、機能性を重視するとついつい地味なコーディネートになりがちです。
そこで、おすすめするアイテムは目を引くようなインパクトのあるアウターです。ボトムスやトップスがシンプルになっていたとしても、ファッションの大部分を占めるアウターで主役級のデザインやカラーを重視すれば、全体的にメリハリのある印象になります。
梅春のタイミングと梅春におすすめな服装
ファッション業界で梅春は、冬と春の間の12月下旬から3月上旬の時期を指します。冬は終わりかけであっても寒さが残るため、保温性のある服装は必須です。
とはいえ、寒い日が続く中で1日だけ春らしい暖かさが感じられるような日もでてくるので、ライナーつきなど温度調節できる羽織ものがあると便利です。さらに、パステルカラーや原色を取り入れれば、より春らしさを演出できます。
冬物・梅春物の販売タイミングとセール時期
冬や梅春に使える洋服やアイテムを新調しようと考えている方は、販売開始時期とおおよそのセールのタイミングを知っておくことが大切です。
販売時期やセールのタイミングはブランドによって異なりますが、アパレル業界全体でおおよそのスケジュールは決まっています。例年の流れを把握することで、お得に季節限定の洋服やアイテムをゲットできるかもしれません。
冬に着られる洋服の販売タイミングとセール時期
冬用の洋服は、11月上旬からクリスマス・年末年始に向けてアウターやインナーを中心に店頭に並びはじめます。11月上旬までは気温の高い日が続き、消費者もなかなか冬物を買おうと意識が向かないため、11月を過ぎても秋用の洋服を販売しているブランドも多いです。
11月上旬から中旬である程度の新作が売れるため、客勢が落ち着きはじめる11月中旬から12月上旬にセールを開始します。12月後半はクリスマスや年末年始でギフトやパーティー需要が高まるため、セールをするブランドは減りますが、年明けの大規模なセールにあわせて年末に先行セールがおこなわれることもあります。
梅春に着られる洋服の販売タイミングとセール時期
梅春用の洋服は、12月中旬から下旬にかけて温度調節のしやすいアウターやインナーを中心に店頭に並びはじめます。12月はクリスマスや年末年始にお金を回すため梅春物を購入する意欲が低く、セールをするブランドは少ないです。
年が明けると、一斉に4月の新生活準備としてカジュアルファッションや通勤服の新作を販売しはじめます。新生活向けの新作を売り出すと同時に、2月中旬あたりからは冬用の洋服と一緒にアウターやインナーが在庫処分セールの対象になります。
冬・梅春の販売タイミングを把握して季節を先取りしよう!
ファッション業界では、10月下旬から2月中旬までを冬、12月下旬から3月上旬までを梅春とよんでいます。11月から翌1月まではセールが開催されることが多いため、セールでは定番アイテムを、プロパーでは早めにお気に入りのアイテムを狙うのがおすすめ。ぜひ、販売タイミング・セールタイミングをマスターして賢くお買い物してみてくださいね。