ロレックス オイスターパーペチュアル デイト Ref.1505「レアピース」【今週の逸本 Vol.264】

各部に注目！ 滅多に見れない？珍しい仕様のアンティークロレックス

防水ケースに自動巻き機構、そしてデイト表示。現行のロレックスであれば『デイトジャスト』だが、その前身となったモデルがある。それが今回ご紹介する『オイスターパーペチュアル デイト Ref.1505』だ。

セレクトしたのは1971年前後に展開されていた個体の一つだが、その各部デザインはかなり珍しい組み合わせで、レアピースと言っても過言ではない。

まずベゼルだ。
34mmケースの同モデルは、そのほとんどがスムースベゼル（ベゼル部分がポリッシュやサテン仕上げになっているもの）となっているが、本モデルは独特の刻みが入った珍しいベゼルを採用している。

さらにインデックスにも注目。短めの台形のようなデザインになっており、まるでドアストッパーのよう。

ロレックスのこうしたインデックスは“ドアストッパーインデックス（ドアステップとも）”という通称で呼ばれているのだが、一般的なそれよりも短くなっているのが本個体のインデックスだ。そのため、ムーンフェイズ銀座店では「ショートドアストッパーインデックス」と呼称している。

文字盤の仕上げも珍しい。一般的には放射状にヘアライン加工が入るのだが、本モデルは縦のヘアラインのみとなっている。

ケースとブレスレットはゴールドとステンレススチールのコンビネーション、つまりロレックスでいう「ロレゾール」だ。

なかなか探してもないデザインの組み合わせが特徴的な本個体。「アンティークは一期一会」をより強く感じる1本だ。もし当記事を読んで気に入った方は、ぜひ早めに決断を！

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

オイスターパーペチュアル デイトの中では、かなり異彩を放つ1本と言えます。ブレスレットがコンビネーションの時点でも珍しいのに、ベゼルやインデックス、文字盤の仕様も滅多に無く、こうした組み合わせのモデルは見たことのある人の方が少ないでしょう。

そもそも「これが欲しい！」と探している方もいないかもしれない（笑）ぐらい、珍しい組み合わせです。

これがデイトジャストとなると値段はかなり上がってしまうのですが、オイスターパーペチュアル デイトだからこそ、この価格で販売できています。アンティークとしてはかなり狙い目の1本です。

アンティークはこうした珍しいモデルがたまに出るから面白いですよね。ぜひこの機会に手にとって見てください。

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