フォーマルからインフォーマルまで、自身のこだわりを移す鏡として選ばれる腕時計の数々。ここではブランド腕時計専門店・MOON PHASE(ムーンフェイズ)が最新モデルからアンティークまで、クールなおひとりさまの腕を飾るに相応しい珠玉の一本をセレクト。今回は、ロジェ・デュブイから『パルジョン フライングトゥールビヨン』をご紹介しよう。

ROGER DEBUIS
複雑時計に造詣が深く、誉れ高き時計師であるロジェ・デュブイ氏と才能溢れるデザイナーのカルロス・ディアス氏によって、1995年にスイスのジュネーブで設立されたマニファクチュールブランドがROGER DEBUIS(ロジェ・デュブイ)である。「スイス・ジュネーブでの伝統に立脚した芸術的な時計設計」をコンセプトに、すべてのムーブメントでジュネーブ・シールを取得し、さらに全モデルを数量限定で手作りするなど、独自の美学を貫いている。

トゥールビヨンと構造美が交差した、革新のスポーツモデル

「ロジェ・デュブイ」が、そのイメージを大きく転換させたのは2004年。『ゴールデンスクエア』や『シンパシー』といったドレッシーなコレクションで評価を築いてきた中で、この年にスポーツアクティビティウォッチへと舵を切る。『イージーダイバー』などのモデルを皮切りに、従来の枠を超えた大胆なデザインと機構で、新たな人気を獲得。

その流れの中で誕生した第二世代のスポーツウォッチのひとつが『パルジョン』だ。今回取り上げるのは、その中でも後期にあたる2018年モデルの『パルジョン フライングトゥールビヨン』である。

画像: パルジョン フライングトゥールビヨン

パルジョン フライングトゥールビヨン

パルジョン最大の特徴は、ベゼルと風防の構造だ。一般的な腕時計では両者は別々に構成されているが、パルジョンは大径のサファイアクリスタルを6点のビスで固定し、ベゼルと風防を一体化。外装のほぼすべてをサファイアクリスタルが占める大胆な設計となっている。

下地のベゼルプレートが透けて見えることで、インデックスやディテールがまるで浮かび上がるかのよう。この構造は他ブランドではほとんどなく、ロジェ・デュブイならではの世界観を体現していると言えるだろう。

画像: 精緻に組み上げられたトゥールビヨンの造形

精緻に組み上げられたトゥールビヨンの造形

画像: 裏側から支えることで、宙に浮かぶように見えるフライングトゥールビヨン

裏側から支えることで、宙に浮かぶように見えるフライングトゥールビヨン

画像: 裏側のブリッジが文字盤の各要素を支えている

裏側のブリッジが文字盤の各要素を支えている

本モデルに搭載されるのはフライングトゥールビヨン。7時から8時位置に配されたキャリッジは、まるで宙に浮いているかのような軽やかさを見せる。
※キャリッジ=トゥールビヨン機構の脱進機一式

通常のトゥールビヨンはブリッジで固定されるが、フライングトゥールビヨンでは裏側から支持する構造とすることで、表側からは支えがほとんど見えない。かつては精度向上を目的にムーブメント中央に配置されることが多かった機構だが、現代では技術の進化により設計の自由度が増し、こうした大胆なレイアウトが可能になっている。

画像1: トゥールビヨンと構造美が交差した、革新のスポーツモデル

文字盤は見ての通りスケルトン仕様。ベースとなるブリッジの造形にはエクスカリバーからの着想が取り入れられ、星形の骨格がそのまま意匠として採用されている。

ケースにはブラックコーティングを施したチタンを採用し、見た目の重厚感に反して非常に軽快な装着感を実現。世界限定88本という希少性も、このモデルの魅力を一層際立たせている。

画像2: トゥールビヨンと構造美が交差した、革新のスポーツモデル

なお、ロジェ・デュブイは4つの世界観を軸にコレクションを展開しており、パルジョンは“ベンチャラー(冒険者)”に位置づけられる。

独創的な構造とフライングトゥールビヨンを融合した本モデルは、そうした“冒険者”の名にふさわしく、既存の枠にとらわれない発想でロジェ・デュブイらしい独自性を体現する一本である。

ROGER DUBUIS
パルジョン
フライングトゥールビヨン
品番:RDDBPU0010
素材:チタン
サイズ:縦44mm×横44mm
防水:日常生活防水
ムーブメント:手巻き
文字盤:スケルトン
販売価格:5,450,000円(税込)
【付属品】
外箱、内箱、取扱説明書、国内正規保証書(2018年10月)、替えの純正ラバーベルト
※価格は2026年3月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。

MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜

ロジェ・デュブイは最新モデルの完成度やデザイン性も非常に魅力的ですが、個人的には一世代前のモデルにも強く惹かれます。

とくにスケルトンのブリッジデザインを本格的に手がけ始めた頃のモデルは、それまでのロジェ・デュブイらしさをしっかり残しつつ、現在とはまた異なる独特の世界観が感じられます。従来からのファンの方はもちろん、現行モデルとは違った魅力を求める方にも刺さる一本だと思います。

この世代のモデルは、デザイン面でも現行モデルに引けを取らない完成度がありながら、比較的手に取りやすい価格帯で見つかる点も大きな魅力です。そういった意味でも、一世代前のモデルは有力な選択肢になるのではないでしょうか。

所在地東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F
TEL03-5250-7272
営業時間11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで)
定休日水曜日
公式サイトhttps://moon-phase.jp/
【MOON PHASE(ムーンフェイズ)銀座】

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