《自己紹介》
『singles』をご覧の皆さんこんにちは!モデルをしながらライターとして記事を書いている「紺野ミク」です。こちらでは映画大好きな私がオススメする作品を紹介しています。好きなジャンルは考察系、クソ映画、鬱映画など見終わった後にモヤっとする映画が大好きです(笑)独断と偏見で楽しくツッコミながら紹介していくのでよろしくお願いします☆
考察系映画といえばこれ!! 『インセプション』
観終わったあとにモヤっとする映画を紹介している【シネマ・グレイ】も気付けばFile.030となりました!
そんな30回目に紹介するのは、『ダークナイト』(2008)のクリストファー・ノーラン監督の『インセプション』(2010)です。
主人公にレオナルド・ディカプリオ、共演に渡辺謙、ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジなどが出演。
第83回アカデミー賞では作品賞をはじめ8部門にノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、音響録音賞と技術系の4部門を受賞。世界興行収入は8億3,000万ドル、なんと約913億円の大ヒットを記録しました!
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
当時レオ様(レオナルド・ディカプリオ)オタクだった私は、レオ様出演の映画を片っ端から映画館に観に行ってたわけなんですが、『インセプション』を観て、
なんだこれはっ! めっちゃモヤモヤするけどなんか好きっ!
と、自分の映画癖を確信した作品です(笑)
不思議なことに、以前紹介した『シャッター アイランド』(2010)の方を先に観ていたり、ほかにも小難しい設定の映画が好きだったりしたんですが、なぜか『インセプション』に衝撃を受け、ドハマりしたんですよね。
そこからはあれよあれよと考察系鬱映画の沼に落ちていきました……。
名作なのにじつはまだ観たことがない、という方はぜひ観てください!
「インセプション」とは何なのか?
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
人が眠っている間にその潜在意識に侵入し、他人の夢からアイデアを盗み出す犯罪のスペシャリスト「コブ」は、国際指名手配を受けているため、子供たちが待つ家に帰ることが出来ずにいます。
そんなある日、サイトーと名乗る男がコブに変わった依頼を持ちかけます。それは、コブが得意とするアイデアの盗み出し「エクストラクション」ではなく、ターゲットの潜在意識にアイデアを植えつける「インセプション」というものでした。
コブは任務の危険性を理解しながらも、家に帰れることを条件に仕事を引き受け、屈指のスペシャリストたちと共にターゲットの夢への潜入を計画します。
コブと仲間たちは無事にミッションを成功させ夢から抜け出すことが出来るのか? そしてコブが抱える秘密とは……?
分かりやすくPointを解説!!
「エクストラクション」
ターゲットの夢の中に入って情報を抜き取ること。機密情報の隠し場所など、潜在意識の中に入って盗み出すことが出来る。
「インセプション」
逆に情報やアイデアをターゲットに植え付けること。本来持っていない記憶や情報をあたかも自分の記憶かのように刷り込ませる。洗脳のようなもの。
夢の中を構築するスペシャリストたち
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
「インセプション」をおこなうには、相手にそれがバレないよう夢の中の世界を作り出す必要があります。夢の中の設計、入るタイミング、ミッション、それらすべてに緻密な計画を立てるために各分野に特化したスペシャリストが必要です。
メンバーを解説!!
・コブ:THE EXTRACTOR(抜き取り屋)
他人の夢に潜入して情報を盗み出す「エクストラクション」のプロ。
・アーサー:THE POINT MAN(コブの相棒)
常に冷静沈着にコブをサポートしミッション遂行の手助けをする相棒。予想外の事態にも対応出来る頭脳を持つ。
・アリアドネ:THE ARCHITECT(設計士)
建築を学ぶ優秀な学生だったが、コブの義父の紹介でコブたちの仲間に加わる。夢の中を設計し、逃走ルートの確保や複雑な夢の中を作り出す。
・イームス:THE FORGER(偽装師)
夢の世界でさまざまな人物に姿を変え、なりすます事ができる偽装のプロ。経験豊富な判断力や瞬発力でターゲットを翻弄する。
・ユスフ:THE CHEMIST(調合師)
イームスの紹介によって仲間に加わった薬理学者。夢の世界を安定させるために必要な鎮静剤の調合師で、多くの人が夢を共有する場所を提供している。
こういう、各分野のスペシャリストが集まる系は大好物です!(笑)全員がそれぞれの能力で活躍するシーンは見ごたえたっぷりですよ!
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
夢か現実か判断するためには?
夢に入る者たちにとって一番大切なこと!! それは、
「今いるのは夢なのか現実なのか」
を常に把握していなければならない、ということです。
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
そこで使うのがトーテムという「本当の動きやバランスを持ち主しか知らない」アイテムです。
コブがトーテムとして使うのはコマです。現実であればコマの回転はすぐに止まりますが、夢の中では回り続けるので、自分が今いる世界が夢か現実かを判断する事が出来ます。
トーテムの挙動が自分が意図したものとは違う動きをしたらそれは夢! と気付く仕組みですね。仲間のアーサーはイカサマサイコロを、アリアドネはチェスの駒を細工していました。
夢と現実Point!!
「ドリーマー」
夢を見ている主のこと。夢の世界には必ず夢の主が存在する。すべて「誰かの夢の中」であり、その夢に入るには”夢を共有する特殊な装置”を使う。
また、夢の主が、いま自分がいる場所が夢だと気付いたり、夢の中で死んだりすると夢の世界が崩壊し目覚める。
「キック」
目覚めるためにわざと強い衝撃を与えること。現実世界から衝撃を与え目覚めるのが一般的だが、強い鎮静剤の中では外からのキックだけでは起きることが出来ないため、夢の中でも衝撃を与える事が必要。
「トーテム」
今いるのが夢なのか現実なのかを判断するためのアイテム。持ち主しか知らない動きやバランスを持った物にすること。トーテムの挙動が自分が意図したものとは違う動きをしたらそれは夢。
ちなみに映画の人気からコブのコマが忠実に再現され、公式グッズとして販売されています♪
しかもバッテリーが搭載され4時間回り続けるみたいです! 4時間夢の中ってことですか!?(笑)
そして、厄介なのは、夢が何層にもなっているということ!
つまり、夢の中で眠ればさらにその夢の中へ、そしてそこでも眠ればさらに深い夢へと……。
ああああああ(発狂)
もう何のこっちゃ分からなくなってきます(笑)!
しかも夢の夢の夢に潜入して行くので簡単に起きることは出来ず、起きてもそれが何個目の夢の目覚めなのか分からなくなるってことです!(もう今書いていて頭がおかしくなりそうです)
何度も観て考察を楽しむ映画
(C)2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
『インセプション』の醍醐味は、何度も何度も観て考察をするところにあります。
むしろたった一度しかこの映画を観ないなんて勿体ない! ありえない! 信じられない!(言い過ぎ)
私は公開から15年たった今でも大好きで定期的に観たくなりますし、映像の素晴らしさとか奥深さとか、観れば観るほど味が出る作品です。
今さら観るのもな〜と思って観ていなかった人たちには、これを機にぜひ観てほしいと思います☆
週末のお供に『インセプション』、いかがですか?
【インセプション 予告動画】
- YouTube
youtu.be