《自己紹介》
『singles』をご覧の皆さんこんにちは!モデルをしながらライターとして記事を書いている「紺野ミク」です。こちらでは映画大好きな私がオススメする作品を紹介しています。好きなジャンルは考察系、クソ映画、鬱映画など見終わった後にモヤっとする映画が大好きです(笑)独断と偏見で楽しくツッコミながら紹介していくのでよろしくお願いします☆
究極のタイムパラドックスムービー『プリデスティネーション』
SF小説の大御所でもあるロバート・A・ハインラインによる短編小説「輪廻の蛇」を、イーサン・ホーク主演で映画化した『プリデスティネーション』(2014)。
時間と場所を自在に移動できる政府のエージェントが、凶悪な連続爆弾魔を追うためタイムパラドックスを繰り返す姿を描いたSFサスペンスです。
こう聞くと、いわゆるよくあるタイムトラベル系の映画だと思いますよね?
だけど『プリデスティネーション』は、
そんな今までのタイムトラベル映画の概念を覆す衝撃の作品なんです!
「何回も過去に戻って爆弾魔を止める→失敗する→再びタイムトラベル」……この映画は、決して生易しいヒーローものではないので覚悟してください!(笑)
過去に戻れたら未来を変えるか?
舞台は1970年のニューヨーク。世間は「フィズル・ボマー」=不完全な爆弾魔と呼ばれる爆弾魔の話で持ちきりだった。そんななか、あるバーに1人の青年がやってきて、彼はそこで働くバーテンダーに自分の過去を語りだします。
“自分の人生をめちゃくちゃにした男に復讐がしたい”と話すと、バーテンダーは、自身が「時空を行き来できる時空警察のエージェント」であることを明かします。
壮絶な過去を持つ青年にその男への復讐のチャンスを与えるため、青年とその男が出会った日に2人はタイムスリップします。
バーテンダーは爆弾魔を捕まえるため、青年はある男への復讐のためタイムパラドックスをするわけですが、過去に戻れば戻るほど衝撃の事実が明らかになるのです……。2人は未来を変えることが出来るのでしょうか?
劇中に役名はないのですが、バーテンダーであり時空警察のエージェントでもある主人公を演じるのは、数々の有名作品に出演するトップ俳優イーサン・ホーク。酒場のバーテン姿もまたかっこいいのよ!
今作は『デイブレイカー』(2010)でもホークとタッグを組んだ、ピーター&マイケル・スピエリッグ兄弟が監督を務めています。
記憶を消してもう一度観たい! ネタバレは絶対に厳禁!!
いつもみたいにあらすじのあとに見どころポイントを紹介したいのですが、この『プリデスティネーション』という映画、
すべてがネタバレになるので話せることがほとんどありません!
(コラムとして致命的)
いや、これ冗談じゃなくて本当なんです(笑)。『プリデスティネーション』と検索するとほぼネタバレありきの考察記事なので、マジで絶対に検索しないでほしいんです!!
自分的に【記憶を消してもう一度観たい】くらいの衝撃映画だったので、ぜひまだ観てない方には余計な情報は入れずに観てほしいです。(じゃあ書くなという声が聞こえる……)
でも本当に少しだけ!!
ポイントを話すならば……知りたい方はこの先もどうぞ。
時空警察での最後の任務
バーテンダーはなぜ時空警察で働いているのか? ここが『プリデスティネーション』最大のポイントでもあります!
そして、彼はこの爆弾魔を捕まえるのが時空警察での最後の任務となっています。爆弾魔を捕まえて任務を終えたら、過去に戻ることなく平和に現代を生きるわけです。そう、平和にね……(意味深)
最後の任務ってワード……嫌な予感満載ですね!(ワクワク)
青年と消えた男の関係は?
バーに訪れた青年が語ったのは「自分の人生がめちゃくちゃになった」壮絶な過去です。前半は青年の過去の話がメインで進行していきますが、そりゃあ過去にも戻りたくなるわ! の連続。
彼が信じたというその男は、ある日いきなり彼の前から姿を消したのです。そのせいで彼の人生の歯車は狂い、夢や希望も打ち砕かれていきます。このパートだけで一つの映画が出来るのでは? ってくらいのボリュームです。
バーテンダーと青年、まったく別の人生を歩んできたはずの2人が交わるのはどこなのか? そして消えた男と爆弾魔の行方は?
驚きの連続にラスト1秒まで気が抜けない作品になっています! そして観終わったあと絶対にもう1度見返したくなる巧妙な伏線回収!
ちなみに珍しくホラー要素はなしですが、いつもと違った『闇』をぜひご覧ください。
考察なしでは観られない『プリデスティネーション』、週末のお供にいかがですか?
【プリデスティネーション 予告動画】
※現在プレシディオ公式YouTubeチャンネルにて無料公開もしていますが、コメント欄は絶対見ちゃダメです!