日焼けをした肌のアフターケア方法
日焼け後の肌は、紫外線によりバリア機能が低下して水分が失われた状態です。また、次の日焼けから肌を守るべく、メラニンが大量に生成されます。メラニンは将来的にシミやしわ、そばかすなどの肌トラブルの原因となる物質です。
美肌を維持するためには、早めのアフターケアが大切です。肌トラブルを回避するアフターケアの方法と適切な順番を知っておきましょう。
まずは肌をしっかり冷やしてほてりや赤みをおさえよう
日焼け後の肌は軽いやけど状態。アフターケアの最初のステップは冷却です。冷水で肌を冷やしたり、濡れタオルをやさしく当てたりして、肌の赤みとヒリヒリした痛みを落ち着かせます。
このとき、冷やしすぎによる肌の凍傷に注意してくださいね。氷や保冷パックで同じ場所を長時間冷やし続けないようにしましょう。
肌が冷えたら日焼けで失われた水分を保湿で補おう
冷やして肌の赤みと痛みが和らいだあとは、肌をしっかりと保湿します。日焼けした肌の奥は水分不足の状態で、刺激に敏感。スキンケアの際はパッティングしたり、擦ったりせずに、肌に保湿剤の水分を押し込むように浸透させます。
日焼けした肌の皮がむけてきたときは無理にはがさず、保湿ケアをしながら自然にはがれるのを待ちましょう。
肌の修復のために身体の内側から水分やビタミンを補給しよう
日焼け後は体内の水分とミネラルが不足しています。水分補給には天然水やミネラルウォーターがおすすめです。
また、日焼け後は肌を修復するための栄養素が多く消費されます。メラニンの生成を抑え、肌を修復する栄養素のビタミンA・C・Eを積極的に摂取しましょう。
肌のバリア機能を整えるビタミンEは、ナッツ類や大豆製品に多く含まれています。酸味のある果物や夏野菜にはビタミンCが豊富です。
質のよい睡眠をとる
疲労回復と美肌効果の両面で、休養と睡眠は重要です。日焼けをした日は、質の良い睡眠をとって、疲労回復に努めましょう。
紫外線を大量に浴びたあとは疲れを感じやすく、疲れが残ると食欲不振や肌荒れにつながります。質の良い睡眠は新陳代謝を高め、肌のターンオーバーを促進すると言われています。
身体のパーツ別のアフターケアのポイント
日焼け後のアフターケアでは、身体のパーツ別にコツがあります。顔・身体・髪や頭皮のパーツ別にアフターケアのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
顔のアフターケアには低刺激性のスキンケアアイテムを選ぼう
顔のアフターケアのポイントは刺激を避けること。洗顔やスキンケアが肌の負担にならないように注意しましょう。泡で包み込むように洗顔し、やさしく洗い流します。柔らかいタオルを当てて水分をふき取り、摩擦を避けましょう。
スキンケアには低刺激のアイテムがおすすめです。メイクをするときも、こすらないように気を付けましょう。
身体のアフターケアは広い範囲をカバーできる方法がおすすめ
日焼けした肌のアフターケアとして、冷却後にスキンケアをするのは、顔も身体も同じです。腕や脚、デコルテや背中など広い範囲の日焼けは、冷水シャワーや水風呂などで効率的に冷やします。
スキンケアアイテムには、広い範囲に塗り広げやすいミルクタイプやローションタイプがおすすめ!たっぷりと塗って、肌にうるおいを与えましょう。
頭皮はたっぷり保湿! 乾かし方の工夫で髪へのダメージを最小限に
アウトドア後に髪の乾燥やパサつきを感じるのは、紫外線が原因の可能性が高いです。紫外線は髪の表面にあるキューティクルにダメージを与えます。
日焼け後の髪はこすらず、泡立てたシャンプーで包み込むように洗います。乾かす際はドライヤーを髪から約30センチ離し、全体に風を送りましょう。
また、日焼け直後の頭皮には熱がこもっています。濡れタオルで包んで頭皮を冷やしたあと、頭皮用の保湿アイテムでアフターケアをしましょう。
日焼けのアフターケアには低刺激性で保湿力の高いアイテムがおすすめ
海やアウトドアを楽しんだあと、日焼けによる肌荒れや髪のパサつきが心配で、気分が落ちてしまった経験はありませんか? しっかりアフターケアをして肌や髪を労われば、ダメージを最小限に抑えられ、気持ちも晴れやかになるでしょう。
日焼け後の肌には、低刺激で保湿力の高いアイテムの活用がおすすめです。日焼け後の適切なアフターケアを知り、うるおいのある肌と髪で夏を楽しみましょう。