《utoの自己紹介》
不思議で不気味な世界観の作品が好き。とくに幽霊をこよなく愛しすぎていて、もはや一緒に住みたい。王道なオチもどんでん返しも大好き。
主に利用している配信サービス:アマプラ、ディズニープラス
好きなジャンル:ホラー、サスペンス、ノンフィクションなど
星野源がとにかく好きで……
筆者の週末シネマランをお読みになった方のなかにはご存じの方もおられるかもしれませんが、筆者はとにかく星野源が好き。
星野源本人も好きなのですが、星野源は「星野源という表現」だと思っているので、星野源がする何もかもが好きです。(限界オタク)
筆者にとっては、ビジュアル、声、性格、音楽、演技、文章、何もかもが「良い……」わけです。
初めての出会いはとあるラジオ番組。その当時ラジオから流れてきた音楽に、電撃が走るほど衝撃を受けました……。こんな音楽がこの世に存在するのか! と。それはもうラジオにかじりついて星野源の音楽を聴いていました。
そんな筆者ですが、お恥ずかしながらあまり布教をしてきませんでした……。
そこで、多くの方に星野源の魅力を知ってほしい!! ……という思いをこの場で叫ぶべく、今回は星野源主演映画特集とさせていただきます。
え? これまで星野源が出演しているドラマを取り上げてきたのはこのための布石だったのか、ですか?
その通りです。
星野源主演映画シリーズ概要
・『箱入り息子の恋』(2016)
上映時間:1時間57分
・『罪の声』(2020)
上映時間:2時間21分
・『聖☆おにいさん』(2012)
上映時間:1時間29分
本数:3本
合計時間:5時間47分
【配信サービスの例】
・アマプラ:すべて見放題で視聴可能
『箱入り息子の恋』あらすじ
人間関係の煩わしさを避けて、自宅と自宅近くの職場だけを行き来する生活を送っている天雫健太郎。彼女いない歴はイコール年齢の35歳。そんな健太郎を心配した両親は、双方の親が本人に代わってお見合いをする「代理見合い」を計画します。
健太郎はその「代理見合い」をきっかけにして、とある女性に生まれて初めての恋をします。その女性、今井奈穂子は目が見えませんでした。
少しずつ距離を縮めていくふたりでしたが、しかし、ふたりの前に立ちはだかるのはひとつやふたつの障害だけではなく……。
『罪の声』あらすじ
35年前、国中を恐怖に陥れた連続企業脅迫事件──通称「ギン萬事件」。これは日本初の劇場型犯罪であり、警察やマスコミなどを巻き込み、国民にも大きな影響を及ぼした事件でした。
京都でテーラーをしている曽根俊也は、ある日しまい込まれた古いテープを発見します。それを再生してみると、聞こえてきたのは幼い頃の自分の声。しかも、「ギン萬事件」の脅迫電話で使われた子どもの声だったのです。
「俺の声だ」──。
そんな曽根のもとに、この事件の取材をしている記者・阿久津英士がやってきて……。
『聖☆おにいさん』あらすじ
お笑い好きでオタクな“神の子” イエスと、倹約家ですぐに思い悩む“目覚めた人” ブッダ。世紀末を乗り越えたふたりは、地上でバカンスを楽しんでいました。場所は東京・立川。
あるときはコンビニで「あの人ジョニデっぽい!」と言われて喜び、あるときはプールに出かけて海を割るかのごとくプールを割る!? スーパーのセールに一喜一憂し、子どものいたずらに悩まされ、地上でのバカンスをのんびりエンジョイします。
マイペースに生活するふたりですが、時には“ネ申パワー”※をあふれさせ、セイントなトラブルを引き起こしてしまい……!?
※ネ申パワー:神を横伸ばしに表記することで強調したスラング
シリアスもギャグも! 星野源のさまざまな側面が見られる!
初主演映画! 『箱入り息子の恋』
『箱入り息子の恋』は、星野源初主演映画であり、この当時の星野源が持つイメージを存分に楽しむことができる作品です。このくらいの時期までは、このような"恋愛経験の浅い男性"の役柄が多かったように思います。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や映画『地獄でなぜ悪い』(2013)でもこういったイメージの男性を演じていましたが、少し前まで星野源と言えばこういううぶな感じ、というイメージが強かったのでしょう。
『箱入り息子の恋』は純愛ものとしてすごく楽しいのですが、ストレートなラブストーリーとはいかないのが魅力です。とはいえ、めがねとおでこがぶつかっただけで「あっ」てなるのはストレートにかわいいです……。
主人公の生活は、職場と自宅の往復のみ。しかも職場は自宅から徒歩すぐの場所。それは出会いがあろうはずもありません。
ヒロインの奈穂子も、親御さんから大切に育てられた、まさに箱入り娘。
そんなふたりが出会って恋に落ちるのですが、それぞれの親から交際を反対されるという謎展開。勝手に代理見合いセッティングしたのはそっちじゃないのお!?
……と思ってしまいますが、障害が高ければ高いほど燃え上がるのが恋というもの……。ふたりの恋路、ぜひ見届けてくださいね。
『箱入り息子の恋』予告編はこちら
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youtu.be優しい父親。『罪の声』
そして、『罪の声』では、シリアスな世界観で真実を知ろうとする父親役を演じています。
自分の声が犯罪に使われた。そのことで「おかしくなりそう」と言うほど思い悩みます。しかし、いったんは娘の将来のために真実を封印しようとするのですが、やがて記者の阿久津とともに真相を知ることを決意します。
この作品の「ギン萬事件」は、実際に起こった事件をモデルとしています。筆者もこの事件について調べたことがありますが、映画での描かれ方は見落としがちな切り口だと思います。
なぜなら、事件を起こした犯人ではなく、“犯人の家族”に焦点が当たっているからです。犯人の家族の人生がどのように狂っていったのか。やや重たい作品となっていますが、観たことのない方にもぜひ観ていただきたい作品です。
何より優しい父親として生きている星野源をたっぷり見ることができるのは眼福そのものです……。守りたい、この優しさ。(?)
『罪の声』予告編はこちら
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youtu.beセイントな衝撃作『聖☆おにいさん』
映画『聖☆おにいさん』はアニメ映画なので星野源の顔は見れないのですが、星野源が声優をしている作品自体が珍しいですし、観ていてとても楽しいので取り上げました。
漫画「聖☆おにいさん」が原作ですが、この映画は日本でしか作れないし、日本でしか許容されないのでは……と思う筆者です……。

「ええ!?」ってなりがちのブッダ。(c.v.星野源)
お笑い好きでだじゃれを言う、特撮とドラマが大好きな、浪費しがちのイエス。悟っているのに悩みが多い、倹約家で節約第一、食材の値段に感情をジェットコースター化させるブッダ。この設定は果たして許されるのでしょうか。
とはいえ、イエスとブッダがのんびりほのぼのと日常を送っているのを見るのは癒やしそのもの。

のんびりほのぼのシーンのひとつ、銭湯でのひととき。これは……癒やされる~……。
ぼーっと観て癒やされたいときにも、フフッと笑いたいときにも、星野源の声が聴きたいときにも、最適の映画となっています。
しかもこの映画、主題歌が星野源『ギャグ』。最初から最後までたっぷりと星野源の声が楽しめます。最高!!
『聖☆おにいさん』予告編はこちら
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youtu.beこれらの映画3本は合計でも6時間ありません。1日は24時間ですから、睡眠時間や食事時間を加味しなければ4周できます。一年なら1,460周、閏年ならさらに1,464周できます。一生涯を85年とするなら約124,100周できます。
ご褒美以外の何物でもないので皆さんもお試しあれ! ……というのは冗談ですが、それほど星野源づくしのタイミングがあってもよいでしょう。まずは週末に3本観てみてくださいね!