冬の寒さが深まると、スキーやスノーボードといったウィンタースポーツに心惹かれる人も多いことでしょう。ひとりでも楽しめるこのアクティビティは、新しい挑戦としてぴったりです。ただし、事前に知識を身につけて準備を整えておくことも大切。本記事では、スキー&スノーボードを満喫するために知っておきたい知識を解説します。

冬のスキー&スノーボードを始める前に知っておくべきこと

ウィンタースポーツといえば、スキー&スノーボード! すでに各地で初雪情報も出ているので、いよいよ雪遊びシーズンも始まりますね。

画像: 天気に恵まれるとより気持ちのいいスポーツです

天気に恵まれるとより気持ちのいいスポーツです

とはいえ、まだやったことのない方にとってハードルが高いのがこの遊び。そもそも県外に移動するとしたら大変だし、遊ぶためにも準備がいろいろと必要そう……と結局始めずに冬が終わってしまうという方も多いのではないでしょうか。

今回は、冬はほぼ毎週末スキーに行っているスキー歴4年の筆者ameが、スキー&スノボを始めるにあたって何を用意すればいいのか、どう楽しめばいいのかを解説していきます!

運動神経は正直そんなに関係ない!

まず、私の周りでもスキーやスノーボードはスポーツということで、「運動神経ないから多分できない」「始めるのが不安」という声をよく聞きます。

正直、個人的には運動神経はそこまで関係ない! と思っています。上達のスピードに多少関わってくることもありますが、どちらかといえば思い切りの良さのほうが大切。要はメンタルが大事。

かっこよくキメてますが、私の体育の成績は5段階中3(実技は2)。それでも思い切りの良さだけでなんとかなっています

怖がらずにガンガンやることが上達への近道です。型にはまらず自由に遊ぶと自然と操作もうまくなります。最初はむしろたくさん転んだ方がうまくなっていくので、思い切っていろいろやってみてほしい!

初心者に必要な基本装備とは?

さて、精神論を説いたところで……スキーやスノーボードを始めるにあたって、まず必要なのは適切な装備です。初心者にとって重要なのは、自分の体格や技術レベルに合った装備を選ぶこと。買うにしろレンタルするにしろ、店員さんにしっかり測ってもらってサイズを選ぶことが重要です。

スキーやスノーボードに必要なアイテムは下記のとおり。

  • スキーウェアorスノボウェア
  • スキーブーツorスノボブーツ
  • スキー板orスノーボード
  • ヘルメットorニット帽
  • スノーゴーグル
  • グローブ
  • ストック(スキーのみ)

これらのアイテムはすべてレンタル可能! 一式全部借りるもよし。足りないものだけ借りるもよし。スキー場やホテルと提携しているレンタルショップまたは各地にあるレンタルショップで借りられます。ただし、レンタル可能な範囲はショップによって変わるので、事前にチェックは必要です。

ちなみに、スキーは絶対スキーウェア! スノボは絶対スノボウェア!という決まりはありません。性能的にスキーウェアはタイト、スノボウェアはルーズなデザインが多いですが、基本的には好みでOK。

私の初回装備。やってるのはスキーですが、ウェアはスノボ派です

私が始めたときはウェアやニット帽など外見に関わるものだけ買って、スキー板やスキーブーツはレンタルしました。疲れ方や上達度に影響するので、個人的にブーツは自分に合ったものを買った方がいいと思っていますが、万単位の買い物になってしまうのでまずは始めてみるだけという方にはレンタルがおすすめ。

スキーとスノーボードの違いを理解しよう

スキーとスノーボードでは、滑り方や使用する装備、技術の習得過程が異なります。

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スキーは両足が独立して板に固定されているので、直進や停止に関しては初心者の方でも安心です。ただ、スピードが出やすいことからしっかりコントロールして滑ろうと思うと上達にはコツがいるので、満足に滑ることができるようになるまで時間がかかります。

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一方、スノーボードはボードに両足が固定されるため、初心者の方はまず立つところから苦戦することも。しかし、慣れてくると一気に上達しやすいのが特徴で、スムーズなターンやトリックが楽しめるようになるまでそう時間はかかりません。

基本的には、始めたての難易度はスキーの方が易しく、操作の難易度はスノボの方が易しいです。どちらを選ぶかは、好みや挑戦したいスタイルに合わせて決めてみてくださいね。

ちなみに、一般的な年齢層はスノボのほうが若い方が多いですが、私の周りの2〜30代男女は9:1とスキー人口のほうがやたらと多いです。どちらもある程度やってからメインを決めるというのもおすすめ!

安全に楽しむための基本ルール

ウィンタースポーツを楽しむ際には、安全に関する基本ルールを守ることが大切。まず、ゲレンデでは速度を出しすぎず、自分の技術レベルに合ったコースを選ぶことが重要です。

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基本的に初心者コース・中級者コース・上級者コースと分かれているので、コースに合ったリフトを選べば大丈夫。万が一ほかのコースに紛れ込んでしまったら途中にある初心者用の迂回路に、進むのが危ないと思ったらレスキューを呼びましょう。(板を持って、歩いて降りるというのも手)

また、ほかのスキーヤーやスノーボーダーとの距離を保ち、衝突を避けるように心掛けましょう。後ろから突っ込まれないために、急な速度低下や進路変更をしないことも大切です。転倒した場合は、すぐに立ち上がるか、安全な場所に移動してください。

とくに、混んでいる場合やリフト乗り場の前といった合流地点の場合は、しっかり周りを見て無理のない動きをしましょう。とはいえ、(油断は禁物ですが)初心者がゆっくり滑っている分には、ある程度周りも理解して立ち回ってくれるのであまり心配しすぎずに!

ひとりでも楽しめるスキー場の選び方

初心者におすすめのスキー場の特徴

初心者がひとりでスキーやスノーボードを楽しむ際には、とくにスキー場選びが大切です。初心者におすすめのスキー場の特徴として、まず緩やかな初心者向けコースが充実していることが挙げられます。これにより、無理なく技術を習得しながら楽しむことができます。

また、リフトの待ち時間が短いスキー場もストレスなく楽しめるポイントです。さらに、インストラクターが常駐しているスキー場であれば、困ったときにすぐ相談できる安心感があります。

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アクセスのよさもポイント。例えば、新潟のGALA湯沢スキー場は新幹線の駅とスキー場が直結しているだけでなく、東京駅から1〜2時間という近さも魅力です。駅からシャトルバスがでているスキー場もあるので、こちらも事前にチェックしてみてください。

レンタル設備が充実しているスキー場を探す

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初心者にとっては、レンタル設備が充実しているスキー場を選ぶことも重要です。レンタル設備が整っているスキー場では、スキー板やスノーボード、ブーツ、ウェアなどを手軽に借りることができるので、手ぶらで訪れても安心!

少々レンタル料金が高くなる場合もあるものの、人気メーカーであるサロモンの「サロモンステーション」や、HEADの「HEAD STATION」といったメーカー運営のレンタルショップを選ぶというのもおすすめです。

初心者向けスキー&スノーボードレッスンを受けてみよう

初めてのレッスンで学べること

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初心者がスキーやスノーボードを始める際には、レッスンを受けることをおすすめします。初めてのレッスンでは、基本的な滑り方や止まり方、リフトの乗り方などを学ぶことができます。

とくに、正しい姿勢やバランスの取り方は最初にしっかり学んでおくと、その後の上達がスムーズになります。また、プロのインストラクターから直接アドバイスを受けることで、自己流では気づけない改善点を知ることができ、効率的に技術を身につけることができます。

個人レッスンとグループレッスンの選び方

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レッスンを受ける際には、個人レッスンとグループレッスンのどちらを選ぶかも重要なポイントです。

個人レッスンでは、インストラクターがマンツーマンで指導してくれるため、自分のペースで細かい指導を受けられます。集中的に技術を習得したい方には最適です。

一方で、グループレッスンは複数人で行うため、ほかの参加者の滑り方を参考にしながら学べるメリットがあります。費用も比較的安価で、レッスンを通じて新しい仲間ができることもあるので、楽しく学びたい方にはおすすめです。

オンラインレッスンを活用する方法

近年では、オンラインレッスンを活用する方法も人気です。オンラインレッスンでは、基本的な理論や技術の解説動画を視聴することができ、自宅で事前に学習することができます。

画像: - YouTube youtu.be

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とくに、スキーやスノーボードの用語や動作を予習しておくことで、実際のレッスンやスキー場での滑走がスムーズになります。また、オンラインであれば、時間や場所にとらわれずに学ぶことができるため、忙しい方や遠方にお住まいの方にもぴったりです。

ひとりだと身軽に楽しめる! スキー場はソロ活にもぴったり

スキー場では、スキーやスノーボードで滑る以外にもスノーモービル体験やCAT(雪上車)ツアーといったアクティビティも豊富です。疲れたら「ゲレ食(ゲレンデでの食事)」を楽しむのもおすすめ。最近ではレストランに力を入れているスキー場も多いので、グルメ旅としても楽しめます。

また、スキー場周辺には温泉があることも多いので、滑った後は汗を流してさっぱりしてから帰ることもできます。温泉をはじめとするスキー場直結の施設では、スキーブーツのままでは入れず一度履き替えなくてはいけない場合もあるのでお気をつけください。もちろん注意書きもあるのでご安心を!

画像: ひとりだと身軽に楽しめる! スキー場はソロ活にもぴったり

このガイドを参考に、ひとりでも楽しく、そして安全に冬のスキー&スノーボードを満喫してくれることを願っています! 新たな挑戦は、冬のよい思い出になるはず。少しでも興味が出たら、まずは始めてみてくださいね♪

初心者向けガイドは、バイクバージョンもあります

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