▶▶▶写真はこちら|ルイ・ヴィトン タンブールオートマティック スティール シルバー
LOUIS VUITTON
スーツケース(旅行カバン)工場としてフランスでスタートした『ルイ・ヴィトン』。その品質の高さから数々の名士に愛用され、製品ラインナップは創業から数十年でアパレル全体へと拡大。いまや誰もが認めるトップブランドとして、さらには、世界的なファッションブランドグループ・LVMH(モエ・ヘネシー・モギビッシュルイ・ヴィトン)の中核ブランドとして知られる存在となっている。
三段構造に宿る設計思想
今回ムーンフェイズ銀座店がセレクトしたのは、2023年に発表されたルイ・ヴィトンの新作『タンブール オートマティック スティール』。従来のタンブールシリーズとは一線を画すモデルで、外観・構造・ムーブメントすべてにおいて進化が見られる。

タンブール オートマティック スティール シルバー
まず目を引くのは、薄型化されたケースとドラムを思わせる独特の形状である。タンブールの基本コンセプトである「ドラム」はそのままに、全体的にスマートになり、従来モデルとは異なる存在感を放っている。

ドラム(太鼓)をモチーフとしたタンブール独自のケース形状。薄型化されながらも、シリーズのアイデンティティはしっかりと受け継がれている

サンドブラスト仕上げが施されたベゼルサイド

浮き彫りの「LOUIS VUITTON」が、控えめながら確かな存在感を放つ
ベゼルのサイドは二層構造で、「LOUIS VUITTON」の文字が浮き彫りになっており、サンドブラスト仕上げによる上品な質感が際立つ。

ツートンの3段構造を採用した文字盤

6時位置のスモールセコンド。段差のある文字盤構造のなかで、さらに一段低い位置に配置されている
文字盤はツートンの3段構造になっており、飛びアラビアのインデックスに、スモールセコンドを配した非常に凝ったデザインだ。

上の段と針・インデックスの高さを揃えた設計。細部まで配慮された仕上げだ

アプライドインデックスと、5分ごとに設けられたミニッツサークルの窪み。立体構成の妙が伝わる
一番外側のミニッツサークルがもっとも高く、アプライドインデックスはその高さに合わせられている。ミニッツサークルには5分ごとに窪みが施され、スモールセコンドはさらに一段低い位置に。その針は通常のダイヤル部分と高さを合わせるなど、設計者のこだわりが随所に見てとれる。

ケースからシームレスにつながるブレスレット
ブレスレットはケースからシームレスにつながるデザインで、コマの接続部分や全体の造形に特徴がある。レトロな中に、かつての未来観を思わせる要素が忍ばせられ、独自の世界観を演出している。

シースルーバックから覗く、タンブール専用ムーブメント

表面を荒らしたようなブラスト仕上げが施された、マットな表情のムーブメント

薄型化の要でありながら、造形美も感じさせるマイクロローター
本モデルは通常ラインのタイムピースだが、そのムーブメントはタンブール専用に開発された特別仕様。注目すべきはマイクロローターで、これにより薄型化を実現している。
マイクロローターは設計・製造が難しいにもかかわらず、巻き上げ効率とパワーリザーブ50時間を両立しており、性能面でも非常に優秀。ムーブメントの表面はブラスト仕上げでマットな質感となっており、外観からも高度な仕上げが感じられる。
「ルイ・ヴィトンの腕時計=ファッション」という印象から一変し、本気で時計を作る姿勢が感じられる一本だ。外装とムーブメントの両面において完成度が高く、時計愛好家にも自信を持って薦められるモデルである。
LOUIS VUITTON
タンブール
オートマティック スティール シルバー
品番:W1ST10
素材:ステンレススチール
サイズ:縦40mm×横40mm
防水:50M防水
ムーブメント:自動巻き
文字盤:シルバー
販売価格:1,550,000円(税込)
参考定価:3,179,000円
【付属品】
国内正規保証書(2023年11月)
※価格は2026年1月現在のMOON PHASE銀座店・販売価格です。
MOON PHASE 〜STAFF VOICE〜
ルイ・ヴィトンの時計と聞くと、これまではファッション性が高いイメージが先行していました。また、LVMHがグループ内に多くの時計ブランドを抱えていることもあり、ヴィトン自身は時計分野にやや距離を置いているような印象もありました。
しかし2023年、LVMHが時計づくりに本腰を入れてきたことで、その印象は大きく覆されました。本気でつくり込み、本気の仕上がりを見せてきたその姿は、「ファッションブランドの時計」という枠を明らかに超えています。
まだ生まれたばかりのムーブメントであり、長期的な評価はこれからだと思いますが、ここまで完成度の高いベースムーブメントを投入してきた心意気には感服します。今後、クロノグラフやカレンダー機構へと展開していけば、さらに面白くなりそうです。
これを正当に評価できない時計好きがいるとすれば、それは少し寂しいことかもしれません。賞賛を送るに値する時計になっているのではないでしょうか。
2026年、今年はどのような新作を発表してくるのか。今から楽しみでなりません。
| 所在地 | 東京都中央区銀座1-6-6 GINZA ARROWS1F |
|---|---|
| TEL | 03-5250-7272 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00(日曜祝日〜18:00まで) |
| 定休日 | 水曜日 |
| 公式サイト | https://moon-phase.jp/ |





