こんにちは、恐竜おねえさんこと生田晴香です。年末ということで、2024年の「恐竜流行語大賞」の栄えある一位を発表したいと思います。さらに、特別賞も2つご紹介! 合計で3つ発表するので、何が受賞したのか……皆さんも予想してみてください。

連載コラム「生田晴香、恐竜と生きる」。福井恐竜博物館 公認恐竜博士、古生物学会友の会・恐竜倶楽部メンバーでもある自他共に認める恐竜ラバーのタレント生田晴香が、恐竜の素晴らしさを隅から隅まで語り尽くします。壮大な歴史とドラマ、未解明の不思議が交差する魅惑の恐竜ワールドへ、ようこそ! - singles編集部

「恐竜流行語大賞」堂々の一位は?

今年の「恐竜流行語大賞」は……、

画像: ©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2024
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2024

2024年8月9日に公開されたアニメ映画『クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』から「恐竜日記」です!

クレヨンしんちゃんは1992年4月13日からテレビ朝日系列で放送されている国民的アニメで、劇場版シリーズは恐竜日記で31作目となります。

これだけやってきて恐竜モノをやる年はまだなのかとずっと待ち侘びていましたが、ついにシリーズ初の記念すべき恐竜モノ! きましたね。

声の特別出演で北村匠海さん、オズワルド(伊藤俊介/畠中 悠)さんが選ばれ、テレビなどでも宣伝していましたし、制作協力はあの世界三大恐竜博物館でもある福井県立恐竜博物館。

『クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』とイベントなどでコラボしたのは、箱根小涌園ユネッサン、群馬サファリパーク、奈良いきものミュージアム 、とちぎわんぱく公園、グランベリーパーク、かっぱ寿司、すき家、GiGOのたい焼き、6角形パズルゲーム「LINE POP2」などなど多数で、グッズもたくさん出ました。

映画は、シロ(犬)が出会った恐竜「ナナ」との出会いから野原家(主人公ファミリー)での暮らしの様子を、ハラハラドキドキさせられることもあれば友情、家族愛にウルッとくる場面もありながら楽しめるようになっています。

物語の世界では、現代に恐竜を蘇らせた一大テーマパーク「ディノズアイランド」が東京にオープンし恐竜大ブームが来ているので、色んなシーンの背景にはオブジェなど恐竜だらけ。実際にこの世界行きたくなりました。

そして、なんと!

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観客動員数205万人、興行収入25億円を突破!(9月23日時点、興行通信社調べ)
クレヨンしんちゃんシリーズ歴代最高興収更新です!

シリーズの中でもとくに面白くて泣ける、『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』(2002)や、『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』(2014)を超えているんですよ。

これは恐竜のおかげだと言っていいのではないでしょうか!? ……おっと、ハテナマークはいりませんね。これは恐竜のおかげです! もう言い切っちゃいます! 注目せざるを得ないのが恐竜です。

※この先ネタバレ注意

 

 

ちなみに、本作の好きなシーンは、ナナがしんのすけを血が出るくらいに傷付けてしまう事件です。

ひろし(父)にその傷どうしたと聞かれて自分で転んだとナナを庇うんです、そんな凶暴な恐竜捨てなさいと言われたくない一心から。

ナナが申し訳なさからか震え上がっていて、ひろしはすぐにナナがやってしまったと気付くのですが、そこで言ったのが「そうか……」(!)

深く聞かないんですよ。野原家とナナが出会ったばかりだったらそうはいかなかったであろうに、仲良くなってしまったばかりにこれは痺れましたね。愛ですよ、ナナ。

感動あり、恐竜という目の保養もあり、いい映画でした。ということで「恐竜日記」を2024恐竜流行語大賞にします。おめでとうございます。

特別賞を受賞したのは2つ!

恐竜流行語大賞 特別賞その1

まずは、「恐竜研究者Vtuber」です。

古知累すすむさん、白亜マウルさんというリアル恐竜研究者がVtuberをやっていて、恐竜の話をしているとのことで、恐竜仲間では話題となりました。

Vtuber業界のことは疎いので調べたところ、2DCGや3DCGで描画されたキャラクター(アバター)を用い、主にインターネットで動画投稿・生放送をおこなう配信者の総称を指す語(バーチャルYouTuber)の略語として「VTuber」「Vチューバー」(ブイチューバー)が使われるそうです。

Vtuberについて、もっと知りたい方はこちらから。

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知らない人だとこの人大丈夫か? と疑っちゃうところですが、古生物学系Vtuberマウルさんは声で中の人がすぐわかってしまったこともあり、安心安定の人なのはわかっているので……じつはたまに見させてもらってます。聞きやすく面白いです。

研究者さんらは忙しいだろうに、YouTubeやってくれるとは嬉しいですよね。というわけで「恐竜研究者Vtuber」を特別賞にします。

恐竜流行語大賞 特別賞その2

そして、もう一つの特別賞は……、

画像: 恐竜流行語大賞 特別賞その2

恐竜学検定」!

個人的におもしろいと思ったので選びました。

恐竜検定というのを何年もやっていなかったわけですが、ついに久々の恐竜の検定です。恐竜学検定はマークシートのテストで、会場(東京・大阪・福井)とオンラインでも受けられるシステム。

「恐竜学検定公式ガイドブック初級・中級」というのが出ているので読ませてもらいましたが、恐竜好きなら勉強しなくても受かりやすいのではないかと思います。

「恐竜検定持ってるよ」これを言うだけで注目されますからね、受かってる人はどんどん言いまくってモテちゃいましょう。

まとめ

2024年の恐竜流行語大賞&特別賞は、

【大賞】
・恐竜日記

【特別賞】
・恐竜研究者Vtuber
・恐竜学検定

となりましたが、いかがだったでしょうか。「バッドランドの恐竜たち」、「恐竜学部」などなど……ほかにも候補があり悩みました。

ではまた次回! 良いお年を!

メリークリスマス!来年もよろしくお願いします。

画像: 【恐竜流行語大賞2024】恐竜おねえさん 生田晴香が選ぶ、大賞&特別賞! 気になる結果は!?

生田晴香 | Haruka Ikuta

恐竜タレント。TV、CMのほかモデルとして活躍中。福井恐竜博物館の公認恐竜博士で恐竜検定所持。恐竜トークショー、クイズ、鳴き声コンテスト審査員。古生物学会友の会&恐竜倶楽部メンバー。恐竜のうた「ダイナソーDANCE」監修。実は元あやまんJAPAN。

YouTubeちゃんねる「恐竜わっしょい!」始めました。

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