暑い夏は「湯船に浸かると入浴後に汗をかいてしまう」と、シャワーで済ます方も多いのではないでしょうか? 湯船に浸かる入浴には、シャワーでは得られない美肌や健康に関わるメリットがあります。でも、脱水や肌の乾燥を招く長湯はNG! 今回は入浴後のケア方法も紹介しますので、美しさを保つお風呂ルーティーンの参考にしてください。

 

シャワーでは得られない! 湯船に浸かるメリット

夏は暑さで食欲が落ちたり、オフィスやお店の冷房で冷えすぎてしまったりと体調を崩しがち……。そんな夏だからこそ、湯船に浸かって美肌と健康を維持しましょう。湯船に浸かるだけなので、カンタンです。湯船に浸かるメリットをご紹介します。

代謝アップによるデトックス効果

画像: 代謝アップによるデトックス効果

冷房で冷えすぎてしまった身体は血行不良状態! 湯船に浸かって身体が温まると血管が広がり、全身に血液がいきわたります。新陳代謝がアップし、老廃物を排出するデトックス効果が期待できるのです。

冷えにより固まってしまった筋肉がほぐれ、肩こりがラクになることも! シャワーだけでは、身体全体をしっかりと温められません。全身が温まる湯船に浸かって血行を良くしましょう。

お湯の水圧でむくみ解消

湯船に浸かっている私たちの身体はお湯からの水圧がかかった状態です。身体の表面だけではなく、血管にも圧力は加わります。全身にかかる圧力は、手足の末端にたまった血液を心臓へと押し戻すほどの力となるのです。

血液が押し戻された結果、全身の血流やリンパの流れを改善し、足のむくみに効果があるとされています。

浮力によるリラックス効果

画像: 浮力によるリラックス効果

肩まで湯船に浸かると浮力によって体重が10分の1程度に! 足を伸ばすとふわりと浮いた感覚になった経験をした方も多いのでは?

この感覚はお湯の浮力によるものです。重力から解放され、身体の関節や筋肉の緊張が緩むとリラックスした状態に。湯船に浸かってリラックスし、今日の疲れを取りましょう。

毛穴を開いてしっかり洗浄! 肌のターンオーバーを促進

湯船に浸かって全身が温まると血流がよくなるだけでなく、全身の毛穴が開きます。開いた毛穴の奥から流れ出た皮脂を洗浄して、より清潔な肌に!

肌の清潔さは新陳代謝を促し、美肌維持に重要な肌のターンオーバーが促進されます。暑さによる疲労や食欲不振によってターンオーバーが乱れがちな夏には、湯船に浸かる入浴法がピッタリです。

長湯はNG! 脱水や乾燥を予防するポイント

湯船に浸かるメリットを紹介しましたが、熱いお湯に浸かりすぎては脱水や乾燥を引き起こすリスクがあります。お湯の温度や浸かる時間、湯船に浸かった後のケア方法をご紹介します。

ぬるめのお湯で短時間の入浴がおすすめ

画像: ぬるめのお湯で短時間の入浴がおすすめ

湯船に浸かるメリットは、38°C〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分ほど浸かるだけで得られます。長く浸かればいいというものではなく、身体が温まり、血液の循環も良くなる程度で十分です。

顔や額が汗ばむくらいを目安とし、湯船から出るようにしてください。できれば毎日、ぬるめのお湯に浸かる入浴を続けるのが理想です。

入浴前後の水分補給で脱水症状を予防!

入浴中に失われる水分量は約800mLといわれています。入浴前にはコップ1〜2杯分(150〜300ml)の水分をとり、脱水を予防しましょう。

入浴後も水分補給が必要です。入浴時には老廃物が出て、体内のミネラルも失われます。利尿作用があるアルコールやカフェインを含む飲料は、水分補給には適していません。

また、冷たい飲み物の飲みすぎは身体を冷やし、胃に負担をかけるので注意が必要です。

入浴後はなるべく早く保湿ケア

画像: 入浴後はなるべく早く保湿ケア

熱いお湯の浸かりすぎは、皮膚を保護する成分を流出させて乾燥の原因になることがあります。乾燥していたり、かゆみがあったりと肌のバリア機能が低下している人は、乾燥を加速させてしまう可能性も!

入浴後は、できるだけ早く保湿ケアをします。保湿成分を含んだ入浴剤を湯船に入れて、浸かる方法もおすすめです。

夏も湯船に浸かってゆっくりと自分を労わろう

画像: 夏も湯船に浸かってゆっくりと自分を労わろう

湯船に浸かると健康や美容につながるメリットがたくさん! 暑い夏を元気に乗り切るために、できれば毎日湯船に浸かるのが理想です。

リラックスできる入浴タイムは、誰もが毎日続けられる自分磨きの時間。ゆっくりと湯船に浸かって、自分を労わりましょう。1日の終わりにリフレッシュできれば、明日も自分らしく、美しく過ごせるはずです。

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