1990年代のグランジメイクがトレンドに!
グランジメイクは1990年代に大流行したメイク方法です。当時、「グランジ・ロック」が台頭しており、このムーブメントがファッションに派生し「グランジファッション」がトレンドとなりました。
このグランジファッションに合わせたのが「グランジメイク」です。グランジメイクがアップデートされ、今新たなビューティートレンドとして人気が広がっています。
グランジスタイルのメイクとは?
グランジとは「薄汚れた」などの意味があり、スモーキーでクールなイメージのメイクをグランジメイクといいます。ぼかしたアイラインにマットな肌、濃い目のマスカラにダークなリップという強めの印象が特徴のメイクスタイルです。
グランジメイクの重要なポイントはリップカラーで、マットなバイオレットやブラウン・ブラックなどのダークカラーを選ぶとよいでしょう。
ソフトグランジメイクが注目度上昇中!
今回のグランジメイクでは、よりシックで親しみやすいルックスのソフトグランジにも注目が集まっています。ソフトグランジは全体的にグランジを施すのではなく、目元や口元などに部分的に取り入れたり、パステルカラーもマットにしたりと今っぽくアレンジされたスタイルが特徴です。
ソフトグランジメイクで旬顔にアップデートしよう
ソフトグランジメイクでは、ロックなイメージのグランジメイクをやわらかく見せるため、マット肌が基本です。
今年っぽく見せるポイントとしては、目元をぼかしたアイラインやスモーキーなグラデーションアイメイク、唇の輪郭を強調させるリップラインを押さえておきましょう。ブラックやグレーなどのアイシャドウの代わりにブルー系をチョイスしたり、ダークなリップの代わりにシアーなピーチカラーなどのリップを用いたりすると今年っぽく仕上がります。
マット肌の作り方
グランジメイクにマットな肌はマストです。表面をサラサラに仕上げた、毛穴レスのきめ細かい肌がポイント。ナチュラルで大人っぽい印象を与える効果があります。
マット肌を美しく仕上げるには、凹凸やトーンを均一にする化粧下地を用いましょう。コンシーラーで全体のトーンを整え、パール感のないパウダーで仕上げると美しいマット肌が完成します。
グランジアイの作り方
グランジアイは、グラデーションのあるぼかしたアイメイクや、くっきりとしたマスカラがポイントです。ブラックやブラウン、ボルドーといった濃い目のカラーは、しっかりとぼかしを入れれば初心者にも簡単に使えます。
ここからはグランジアイの作り方について説明していきます。ポイントはレイヤーです。
まず、クリーミーなアイライナーで目元を囲み、アイシャドウを指でなじませてください。濃い目の黒をしっかりとぼかせば1990年代っぽいグランジアイになります。目元にニュアンスを出したい場合にはワセリンなどを少量バッフィングしますが、化粧崩れの原因となるので注意しましょう。
※バッフィングとは、肌を磨き上げるような塗り方のこと。
最後に、しっかりとマスカラをつけて完成です。濃い目のカラーに少しハードルが高いと感じる場合には、マットなパステルなどを使用するとよいでしょう。
グランジリップの作り方
グランジリップもグランジメイクには欠かせません。1990年代にはダークなリップが主流でしたが、今はピンク系のグラデがおすすめ。ピンク系もマットに仕上げましょう。
リップの中心部に濃い目のトーンを置き、ポンポンとなじませるように外側にかけてグラデーションを作ります。ピンク系のグラデーションの場合には、リップペンシルでくっきりとしたラインは取らず、ぼかすのがポイントです。
グランジメイクのポイント使いが基礎テク
1990年代のグランジメイクは、主張の強い濃い目のカラーに一部の隙もないくっきりラインでした。現代では、取り入れやすいスタイルにアップデートし、マットな肌をベースにグランジを取り入れたアイメイクやリップメイク、ソフトなパステルカラーを用います。
グラデーションでやわらかい印象を与える、大注目のグランジメイクにぜひ挑戦してみてください。