リンス・コンディショナー・トリートメントの違い
じつは、リンス・コンディショナー・トリートメントについてメーカー間で統一されている定義はありません。しかし一般的にいわれている違いはあり、それを知っておくと、髪の状態によって適切なヘアケアができます。
ここでは、それぞれの違いを説明しますので、参考にしてください。
表面を滑らかにするリンス・コンディショナー
リンスとコンディショナーはどちらも髪の表面をコーティングして保湿する効果があります。
効果は同じで、リンスとコンディショナーにはっきりとした違いはありません。ただし、メーカーによっては保湿効果の違いによって使い分けている場合もあるので、同メーカーからリンス・コンディショナーが出ている場合は違いをチェックしておきましょう。
内側のダメージを補修するトリートメント
トリートメントは髪の内側に働きかけ、傷みのケアや補修をして状態を整え、質感をコントロールしてくれます。
内部に働きかけるため、ダメージケア、傷みによるパサつきや広がりなどに効果的です。最近ではリンス・コンディショナーの役割を併せ持ち、内側から補修しながら表面を滑らかにするタイプのトリートメントも増えています。
ダメージがひどいときは併用する
リンス&コンディショナー、トリートメントは髪のダメージに応じて使い分けます。髪の傷みなどを普段感じていないのならばリンス・コンディショナーを。ヘアカラーなどにより髪がきしむ、髪が傷んでいると感じる場合にはトリートメントを使うと良いでしょう。
ダメージがひどく、パサパサで指通りも悪い……なんてときは、内側も表面もケアするために併用するのがオススメです。その場合、まずはトリートメントで内側を補修し、そのあとにリンスまたはコンディショナーで表面を整えます。
「内→外」の順番でケアする。これを覚えておきましょう。
リンス・コンディショナーとトリートメントの使い方
リンス・コンディショナーとトリートメントは役割が違う分、使い方にも少し違いがあります。効果的な使い方を説明しますので、自宅でのヘアケアの参考にしてください。
シャンプーで汚れをしっかり洗い流してから使う
まずはシャンプーで汚れをしっかりと洗い流し、少し水気を絞りましょう。そのあと、ブラシを使って髪をとかします。こうしてあらかじめ絡まりをほぐしておくと、髪の1本1本に栄養が届くようになるため効果的です。濡れている髪はダメージを受けやすいため、優しくとかしましょう。
リンス・コンディショナーは時間をおかなくても効果がある
リンス・コンディショナーは表面をコーティングして保護するのが目的のため、時間をおかなくても十分に効果があります。毛先から根元へとなじませていき、すぐ流すか置くとしても1分ほどで洗い流します。頭皮につくと毛穴の詰まりや、トラブルにつながる可能性があるため、頭皮にはつけないようにしましょう。
トリートメントは3〜10分ほどおいてから洗い流す
トリートメントは内側に浸透させる必要があるため、3〜10分ほど放置するのが効果的です。リンス・コンディショナーと同様に毛先からなじませていき全体に優しくもみこみ、頭皮には付けないように注意しましょう。
洗い流さないタイプのトリートメントは濡れた髪にも乾いた髪にも使え、気になる部分に重点的に使用できるのがメリットです。ただ、手で均一に付けるのは難しいためクシ等を併用するとGOODです。
髪の状態を確認して合ったものを選びましょう
髪の表面をコーティングする「リンス・コンディショナー」。髪を内部からケアする「トリートメント」。どちらもご自身の髪の状態に合わせて使うことが重要です。どちらも使うのであれば「内から外へ」という流れを抑えておけばOK! 正しいケアで美しい髪を手に入れましょう♪