こんにちは。アプリソムリエの今井安紀です。
自分の描いた落書きやイラストが立体化して、まるで生き物のように動いたら面白いですよね。今回はそんな気持ちをAR技術を用いて叶えてくれるアプリ『らくがきAR』をご紹介いたします。
らくがきやイラストがスマホの中で動き出す!
『らくがきAR』というアプリを使うと、イラストや落書きが浮かび上がって画面の中で動き出すってどういうこと?文章やスクショで説明するよりも動画をお見せした方が早いと思い、画面収録したものをInstagramにUPしました。動画を再生するとイラストが浮かび上がり、自分のキャラクターがコミカルに動き出すんです。動きになんとも言えないキモさもあって、絶妙に面白いんです。
どんな風にして使うの?イラストを描くコツは?

ここからはスクショや写真を用いてアプリの使い方をご紹介いたします。
まずはイラストを用意します。アプリが読み込みやすいように、イラストの描き方にちょっとしたコツがあるんです。
アプリのヘルプ画面に表示されているものをまとめると、
・白い紙の上に描くこと
・小さすぎたり大きすぎるとスキャンできない
・外側の線は黒を使い、切れ目がないようにつなげること
とのこと。サイズ感などわかりづらいと思ったので実際に使ったものなどをご紹介いたします。

私がイラストを描くのに使った紙は、B6サイズ(122mm×174mm)のスケッチブックです。
イラストの認識が正方形で行われるので、大体このスケッチブックの縦幅に合わせた正方形に収まるようにように書けばOKです。もう少し小さいサイズでもカメラがピンボケしないようであれば大丈夫そうでした。

「そとがわのせんはくろいろにしましょう」という表記があったように、外側はしっかりと黒で囲むことでアプリが読み込みやすいイラストにすることができます。
外を囲むのにオススメなのが、シグノの黒ボールペンの太字。サインペンより滲みにくく、ボールペンなのに細めのサインペンくらいの太さが出せるので、はっきりと外側とわけたい線を引く時にぴったりなんです。細かい部分は0.5と超極細0.28を使い分けて描いていきました。

今回用意したいイラストは猫2匹、実家のMocoさんと先代の実家猫Mayちゃんです。外側はしっかりと黒線でつなげて描き、着色は色鉛筆を用いました。
ここから実際に読み込んでみましょう。
イラストに命が吹き込まれた!ご飯をあげるなどのちょっとした遊びも可能。

アプリを立ち上げると「スマートフォンを左右にうごかしてください」という表示が出るので動かしてみます。そうするとフレームが現れました。フレームの中にイラストが入るようにスマホの位置を調整していきます。

このように赤く光ったら、アプリが読み込める位置になりました。画面下の「スキャン」ボタンをタップしてみましょう。そうすると……イラストから猫のイラストが浮かび上がりました!動画を見るとわかるのですが、変な余白が少ないし、かなり綺麗に読み込んでいてすごい!そして断面がダンボールなのが笑えました。ダンボールにイラストを貼り付けて厚みを出した設定なのですね。

しましま猫のMayちゃんの方も読み込んでみました。こちらも綺麗に読み込まれ、独特のコミカルな動きを始めました。
『らくがきAR』では画面上に同時に複数のキャラクターを画面に存在させることが可能です。右のスクショのようにMocoとMayのイラストを一緒に画面に表示させ、遊ばせるようにすることもできちゃうんです。

画面の中のキャラクターはジャンプしたり動き回ったりとかなり元気いっぱい。画面上をタップすると、そこに食べ物が落ちてくるのでキャラクターはそれを食べたりもします。落ちてくるのはバナナ、チーズ、魚、にんじんなどですが、どれが落ちてくるかはランダム。イラストに合った食べ物が落ちてきた時はシャッターチャンス!

『らくがきAR』では、画面内の空間に落書きをすることもできちゃうんです。画面の右側のカラーパレットで色を選び、そのままスマホ画面に絵を描くとそれが画面の中で浮かんでいるように存在させることができるんです。右のスクショを見るとわかると思うのですが、ちゃんと影もあるのがすごい!
画面収録ができる「ビデオ」ぜひ活用して欲しい機能です。あなたのイラストが動く様子をSNSでシェアしたい時はこのボタンをタップすればOKです。
読み込んだイラストを一旦消して画面をリセットしたい時は画面左上のリフレッシュボタンをタップしましょう。
大人が遊んでもめっちゃ楽しかったですが、お子さんがいる人は一緒に楽しむのもオススメ!ARでこれだけ動かすとなるとアプリ自体ちょっと重め&落ちたりもしますが、それでもいいやと思えるユニークかつ高機能なアプリです。
落書きから迫真の傑作イラストまで、『らくがきAR』アプリ内のバーチャル空間で命を吹き込んでみませんか?
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