こんにちは。アプリソムリエの今井安紀です。
知らない場所に行くときは地図アプリを使うと思うのですが、地図が苦手な人にとっては地図アプリのナビでも使いづらいことがあると思うんです。
今回はそんな人でも画面を見るだけで直感で目的地に行けちゃうARナビゲーションアプリ『PinnAR』をご紹介いたします。このアプリのARモードではアプリのカメラで写した実際の道の上にルートを示してくれるんです。
世界中で使える上文字スキャン機能もあるのでこれからの時期だと卒業旅行でも使えちゃいますよ。
まずは基本の使い方。行きたい場所を選んで設定するだけ!

アプリの使い初めには簡単なチュートリアルが出て使い方を教えてくれます。
行き先を設定して案内してもらうにはまず画面の地図上で行きたい場所を見つけ、そこをピンポイントで長押しします。
検索して見つけたい場合にはトップ画面から「Where are you going?」で探してもOK。こっちの方がぶっちゃけ簡単です。

長押ししてオレンジ色のピンが立ったら「ここへ行く!」をタップするだけで目的地の設定は完了です。設定直後は画面がマップモードになっています。『PinnAR』の最大の特徴であるARモードで利用するには「ARモード」と書かれた部分をタップしましょう。

ARモードでは目的地の方向にピンが現れ、道がオレンジ色の線で示されます。道が出ていない場合にはそもそも向いている方向が間違っている可能性があるので「<<」の示す方向に画面の向きを変えてみてください。そしてこのスクショはとてもとてもわかりにくいので後ほどの画面で確認してください……。使用中は事故防止のため周りをよく見て、画面をしっかり見なければいけない時には一度邪魔にならない場所で立ち止まりましょう。
そして試してみたところ地下鉄の改札など地下は対応していない模様。壁に向かって矢印が進んでいました。地上に出てから目的地設定をしてください。
実際に代官山のよく知らない場所から恵比寿駅まで行ってみました。

実際に使ってみないと良さを伝えきれない!ということで先日使ってみました。
ルートは代官山エリアから恵比寿駅まで。比較的地図に強い私ですが道がまっすぐに走っていなかったり細かかったりする代官山だけはどうも苦手で、何回か目的地にたどり着けず諦めたことがあります。苦手エリア、このアプリで克服できるのでしょうか?
まずは目的地を設定。チュートリアルのように地図上でピンを置いても良かったのですが、駅の場合検索したほうが早そうなので今回は検索を利用して場所を設定します。

検索結果の中から「恵比寿駅」をタップすると地図上にピンが立ちました。「ここへ行く!」をタップで目的地設定完了、スタートをタップして歩き始めましょう。なお、2つの画面で距離と時間が違うのですがピンを置く前は直線距離、ピンを置いたあとは実際に歩く距離を表示しそこから歩行時間も算出しているからみたいです。また車のルートも『PinnAR』では調べることができますがこの場合はARモードは使えませんでした。

スタートすると最初は地図モードになっているのでここは『PinnAR』の特徴を生かしてARモードを使っていきたいと思います。
ARモードで実際に進んでみると画面の中で進む方向を示してくれるので、地図モードの時より難しいことを考えずに進むことができて本当に楽チン。曲がる時は目印となるお店や次の通りの名前を画面下に表示してくれるのでさらに道をどちらに進むかの判断が簡単になるんです。

曲がり角ではしっかりこのようにAR画面で「こっちに曲がるよ!」とわかりやすく道の上に表示してくれました。(左のスクショは曲がりが連続で表示されている案内の手前の角を曲がった直後だったので下の説明と合わせてみると左右がおかしなことになっています。実際にはちゃんと案内できてます。)
しばらく直線の場合は右のスクショのように道の先の方まで映すとオレンジの案内が細くなっていきます。使いながら、割と手前だけを映していたほうが惑わされにくいかなとは思いました。
迷わず目的地に到着!周辺情報やクーポンも充実しています。

ARモードだけではちょっと不安だな、という時にはマップモードに戻して確認して……なんて『PinnAR』を見ながら歩いていたらあっという間に恵比寿駅に到着しました。ARの矢印の向きに従って歩いているだけで全然迷わなかったのでこれはとても心強い!
『PinnAR』ではトップ画面の「周辺スポット」から現在地の近くのカフェ情報なども見られちゃうので「頑張って早く着いたからちょっと休憩!」なんて時にも便利です。

またトップ画面から「クーポン」をタップするとたくさんのクーポン情報を見ることが可能。エリア別のクーポンの他「近くのクーポン」をタップすれば今いる場所の近くで使うことができるお得なクーポン情報を地図上に表示。
海外のクーポンもあるので旅行のお買い物の時にもぜひ見てみてくださいね。
行き先の名前を入力できない!そんな時は文字スキャン機能が便利。

ガイドブックや看板に書いてある現地の言葉の表示、行き先として入力したいけれど入力どうやったらいいのかわかんない!ということがありますよね。アルファベットならそれっぽい表示で導き出せたりしますが、中国の簡体字やキリル文字などはお手上げ。そんな場合には「文字スキャン&検索」機能がとっても便利。タップするとカメラが立ち上がるので、枠に収まるように写してスキャンします。枠の大きさは端をドラッグすることで変えられます。

シャッターボタンを押すと読み取り結果を確認できます。文字をタップすると一応編集もできるそうです。今回はどれくらい読み取れるかなーとフランス語のパッケージで試しましたが、これが実際の地名の場合は「目的地を検索」で地名の候補が表示されます。

どれくらい実際読み取れるのかな?ということで難易度のたかそうなキリル文字のロシアの地名を読み取ってみることに。PCの画面でロシアの駅の看板を表示、このアプリで読み取れるかを試してみました。
範囲を指定してシャッターボタンをタップすると同じ表示の地名がちゃんと2番目に出てきました。これロシアの「ルジュツキ」の駅なのですが選択してみるとちゃんと駅のすぐ近くにピンが立ちました。キリル文字まで対応しているってすごいです。
これから暖かくなりお出かけの機会が増えたり、ちょっと先にはなりますが新年度から新しい生活が始まると共に知らないところに行く機会が増える方もいらっしゃるでしょう。そんな時に「地図画面が苦手なんじゃー!」という方はこのアプリがあれば迷子になりにくくなると思います。ぜひご活用ください。
PinnAR
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