こんにちは。アプリソムリエの今井安紀です。
ピアノで弾き語りしたいしコードまではわかっているけれど、いちいちどのコードでどの鍵盤を押せばいいのか調べるのが面倒くさい!とか、大人になってピアノを始めた方だと楽譜読むのぶっちゃけ得意じゃないという方もいらっしゃるでしょう。
今回はARで鍵盤を読み取ると、どこを弾けばいいのか鍵盤の上にマーキングで示して教えてくれるアプリ『Tonic - AR Chord Dictionary 』をご紹介いたします。130近くのコードが弾けるようになっちゃいます!

いろんな鍵盤数のキーボードに対応!まずは鍵盤をスキャン。

画像1: いろんな鍵盤数のキーボードに対応!まずは鍵盤をスキャン。

アプリを開くとカメラ画面になり、「Scan piano slowly」の表示が出ます。(左のスクショはわかりやすいように背景黒にしましたが実際はいきなりカメラです。)
低い音の方から順番にピアノやキーボードの鍵盤をスマホでスキャンしていきましょう。
このアプリでは様々な鍵盤数のキーボードに対応しており、88鍵、76鍵、61鍵、49鍵、そして25鍵のものに対応しているそうです。

画像2: いろんな鍵盤数のキーボードに対応!まずは鍵盤をスキャン。

スキャンが終わったら次に一番低いキーと一番高いキーを読み込ませます。左のスクショは一番高いキーのものですが、それぞれ見本が出るので同じように画面にマーカーを合わせて「Align」をタップしてセットアップします。
そうすると次に各鍵盤の上にドットが現れると思います。キーからずれている場合には「Try again」で再度設定してみましょう。綺麗に合っている場合は「Looks good!」をタップしましょう。いよいよコードをキーボードの上に表示させます。

マーカーが出たところを弾くだけで正しい和音が演奏できる!

画像1: マーカーが出たところを弾くだけで正しい和音が演奏できる!

ルート音とコードの種類を指定するとこの通り!該当の音が示された五線譜とともにキーボードの上には弾くべき鍵盤の上にマーカーが表示されています。
ここではルート音C(通常ピアノの鍵盤でいう「ド」の音です)にして、コードはシンプルなメジャーを選択。この表示の通りに弾けばそのコードが演奏できちゃいました!

画像2: マーカーが出たところを弾くだけで正しい和音が演奏できる!

演奏できるできるコードなのですが、アプリの説明には130以上と書かれていますが実際には12のルート音×8種類のコードの種類=96種類の模様。130という数字は同じ音でもシャープベースでの表記とフラットベースでの表記をそれぞれ分けた状態で計算したものだと思われます。
コードの種類としては、メジャー、マイナー、+表記がオーギュメント(aug)、°がディミニッシュ(dim)、△7がメジャーセブンス(M7、maj7)、-7がマイナーセブンス(m7)、セブンス、°7がディミニッシュセブンス(dim7)となっています。これだけのコードが把握できれば簡単な曲であればコードがわかれば演奏できそうですね。

画像3: マーカーが出たところを弾くだけで正しい和音が演奏できる!

ルート音は五線譜の下にあるダイヤルを左右に動かして決定します。
同じメジャーコードでもちゃんとルート音を変えるとマーカーが動いていきますね。
楽譜の読める身からすると、楽譜を確認しながらマーカーに合わせて弾いていくとより認識しやすいと思いました。

画像4: マーカーが出たところを弾くだけで正しい和音が演奏できる!

コントロールパネルを引っ張り上げると設定画面のようなものが出てきます。
自分の慣れや見やすさに応じて、黒鍵がルートのコードはシャープで表示するか、フラットで表示するかを選ぶことが可能です。
またコードを表示させる音の高さを選ぶことも可能。最初はいわゆる「真ん中のド」を基準に表示されますが前後1オクターブ、合計3オクターブの中から選ぶことができます。右手をメロディ、左手を伴奏というようにしたい時には1つ下げると良いと思います。
使っているうちにマーカーがずれてしまったり、認識しなくなってしまったら「Recalibrate」をタップすると再設定できます。

今までピアノでコードを使って演奏しようと思うといちいちコード一覧を引っ張り出しては音を調べ…とだいぶ手間だったのがこのアプリの登場のおかげでかなり楽チンになりそうです。
AR技術の面白さも味わえるのでピアノを演奏される方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

Tonic - AR Chord Dictionary

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