林真理子さん著書の
「不機嫌な果実」
を読みました!

32歳の水越麻也子は
周りの人から羨ましがられるような生活をしておきながら
何故か
「いつも自分だけが損をしている」
と思い込んでいる。
夫である航一とは結婚して5年が経つが、
セックスレスや航一のマザコンのせいで
結婚生活に不満を持つ。
ある時、過去の恋人であった野村と
再び会うことになり、
不倫へと一線を越える。
野村と密に逢引を重ねている時、
ふとしたことから
情熱的な年下の音楽評論家・工藤道彦と出会い、
お互い心惹かれ合う。
野村には他に若い女がいたことも発覚し、
その寂しさをも道彦が埋めてくれ、
二人の交際が始まる…
結婚生活に不満を抱き、
不倫へと足を踏み入れた女の結末とは…
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4月からテレビ朝日の金曜ナイトドラマで
放送中のドラマの原作になったものです。
そのドラマを見て、
原作が読みたくなって購入しました!
約350ページ弱の一冊なのですが、
ものの数時間で読み終えてしまいました。
ふとしたことから始まった不倫で、
人生が変わっていく様を
とくと見せつけられた感じでした。
この「不機嫌な果実」は既に
1997年に石田ゆり子さんが主演でドラマ化、
その同じ年に南果歩さん主演で映画化されています。
そして今年のものは栗山千明さん主演で
放送中です。
人物設定は小説と同じですが、
今のドラマでは小説よりも更に
複雑な人間関係が描かれています。
小説にはない、女同士の泥沼や、
夫・航一の企みなど…
様々な修羅場があります。
最終回間近ですが、
このどろどろの幾重にも重なった複雑な糸が
どう解けていくのかすごく楽しみです!
ドラマと同時に、
小説も楽しんでみて欲しいです!