
ルンタ
観てきました。
願いは風にのり 天空へ
「ルンタ」とは、チベット語で ”風の馬”を意味し、天を翔け、人々の願いを仏や神々のもとに届けると信じられているそうです。
心が抉られているかのような感覚が見終えてからも暫く続いていました。
チベットでいま、現実に起きている、焼身抗議。
チベットの人の慈悲や利他の精神、自分の苦しみを他者が受けないように、自ら最も苦しいとされる焼身自殺をすることで、中国政府の民族と宗教に対する圧政に抵抗を示すのです。
自らに火を放ってまでも訴えたかった思い、他者の幸せを願っての死に、
いまでも思い出すと涙がとまらなくなります。
無知というのが一番恐ろしい。今、現実に起こっている問題に、誰もが耳を傾けなればならないということを、改めて痛感しました。
世界中の人がチベットの人のように自分よりも他者を思いやる心が出来れば、平和に暮らせる日は遠くないのかもしれません。
今もなお多くの命が失われています。
10代20代の若者が多く、現時点でも141名。
目を覆いたくなるような世界が、今、現実に起こっているのです。その現実に、一人でも多くの人に知ってほしいと思います。