
毎日欠かせない「食」。人によってはこのリズムがワンパターンになってしまって、気づいたら毎週同じメニューを食べているなんてことはないだろうか。
料理は、味はもちろんのこと見た目もとても重要である。同じ料理でもたったひとつ工夫を加えるだけで、習慣的なリズムを一気に明るく楽しい生活に変えることができる。
みなさんは「エディブルフラワー」をご存知だろうか。
エディブルフラワー

エディブルフラワー「edibul」=「食べられる」。つまり食べられる花のことである。代表例でいうと、チューリップ、バラ、パンジーなどがこの一種である。オランダではお花を食材として用いて食べることは日常的であり、自分で栽培することも可能な為、身近なところからライフスタイルを華やかに飾ってくれる最近日本でも話題の食材である。
他にも「エディブルフラワー」には下記の種類が挙げられる。
<春〜夏>
デージー・ベゴニア・ペチュニア・バーベナ・インパチェンス・ニチニチソウ・ヒャクニチソウ・マリーゴールド・メランポジウム・ミニヒマワリ・ペンタス・ラベンダー・イソトマ・ナイターチューム・トレニア・バジル・ゴーヤ・アサガオ・ニラ・サルビア・ヒョウタン など
<冬〜夏>
パンジー・ビオラ・アリッサム・ノースポール・キンギョソウ・ナデシコ・カレンジュラ・プリムラ・ポリアンサス・ジュリアン・サイネリア など
季節の花を食卓に添えるだけで、食事がより楽しくできそうだ。
野菜よりも栄養がある?

エディブルフラワーには、野菜よりもビタミンやミネラルを多く含む種類がある。バラやカーネーションは、食物繊維の含有量はバナナの約10倍。ホウセンカにいたっては、なんとトマトの30倍以上のビタミンCが含まれている。便秘改善効果や肌に優しい効果が期待できるので、女性にとっては非常にありがたい。
調理法のレパートリーも幅広い。天ぷらにしてみたり、サラダやスープの上に浮かべ、彩りを華やかにしてみたり…またケーキやゼリーなどのデザートに飾りとして入れてみるのもよいだろう。


エディブルフラワーを使った料理は、クックパッドでも多数紹介されている。
また最近では、「エディブルフラワー」を使った料理が出されるレストランも多くある。母の日も近づいている中、プレゼントに迷っているという方は、いつものように花をあげるのも良いが、今年は違ったシチュエーションでこのようなレストラン、あるいは「エディブルフラワー」を使った手作り料理でおもてなしするというのも良いのではないだろうか。
花屋に売っているのは観賞用の為、体に有毒な農薬や化学有害農薬などが使用されていて、食用ではないので、自宅で作る場合は注意が必要だ。食用である「エディブルフラワー」は、通販サイトや百貨店、大手スーパーマーケットにて購入することができるので、きちんと食用かどうか調べてから取り入れよう。