
王妃の館
観てきました!
原作 浅田次郎さん×水谷豊さん
愛に溢れた作品です!
パリの喜劇ホテルに舞い降りた天才小説家と10人の旅人。
ルーブル美術館、セーヌ川、ヴォージュ広場や、ヴェルサイユ宮殿などフランスの名所での風景等も見ものですが、私が注目していたのは、セーヌ川のクルーズ中に、水谷さん演じる天才小説家、北白川右京さんが、フランス語の長セリフを披露するシーンがあり、その秘話を聞いていたので、楽しみにしていました。
急遽、その撮影が初日に行われる事になり、水谷さんは、フランス語を1日で覚えたそうです。しかも、背景等の都合で、船の上なので一度失敗すると、また同じ場所に戻るまでぐるっと回ってこなければならないという、かなりのプレッシャーを背負いながら。
勿論、一発OKで、プロ意識の高さに感銘を受け、物語とはまた違った目線でも観ることが出来ました。
さてさてこの作品を観て、もう一つ心を打たれたのが、右京さんが、人知れず悩みと事情を抱えてパリに来たツアー客たちのそれぞれの悩みを打ち明けられ、アドバイスをし、そして幸せにしていく…
そのひとりの女性に対して右京さんが言ったセリフ。
女は、記憶に化粧して美しくなる。
そして男は、傷を負いながら強くなる。
他にも沢山の名言が劇中飛び交ってましたが、このセリフが素敵すぎて、未だにじーーんときています。
最後のシーンも、ぐっとくる言葉の数々で、そんな素敵な言葉とともに心が温まる、幸せな気持ちにさせてくれる作品でした!