マリン事業に力を入れているヤマハ

ヤマハ発動機といえばモーターサイクルを連想させるが、実際は電気自転車、スノーモービル、電動車椅子などの多彩な乗り物を製造・販売しているうえに、プライベートプールのプロデュースのようなレジャーに関わる事業までを手がけている。

画像: ヤマハ発動機のボートが並ぶ

ヤマハ発動機のボートが並ぶ

そして、乗り物(エンジン)とレジャーの融合、という意味でヤマハが実は相当に力を入れているのが、マリンスポーツ事業だ。ボート、ヨット、ジェット、漁船や船舶免許、レンタルボートなど、非常に多岐にわたる海の遊び方を提唱している、それがバイクで知られるヤマハ発動機の大きな側面なのだ。

ヤマハは、レジャー用のボートや水上バイク(マリンジェット)はもちろん、漁船などの業務艇の販売もしている。ヨットや和船など、エンジンを使わない船も作っている。
そして、ただ売るだけではなく、マリンスポーツそのものの普及・啓蒙にもヤマハは積極的だ。ボートや水上バイクを利用して爽快な海のツーリングをするだけでなく、水上フィッシングを楽しむという悦びなど、多彩な趣味をサポートすることで、より大きな市場自体を作ることに、とても熱心に取り組んでいるのである。

その実例が、ボートや水上バイクを販売するのではなく、レンタルをする、という事業「 YAMAHA MARINE CLUB Sea-Style(ヤマハマリンクラブ シースタイル) 」だ。

6人乗りのボートで東京湾 水上ツアーに

画像: クリスタルヨットクラブ天王洲がある、天王洲シーフォートスクエア www.google.co.jp

クリスタルヨットクラブ天王洲がある、天王洲シーフォートスクエア

www.google.co.jp

そのヤマハが、2015年4月16日(木曜)に、Sea-Styleの啓蒙イベントとして、プレス関係者を集めて東京水景クルージングと銘打ったオリエンテーションを行った。

われわれSingles編集部も参加させていただいたので、軽くレポートをする。

画像: クリスタルヨットクラブ天王洲から、試乗ボートの船長の先導でボートへ。

クリスタルヨットクラブ天王洲から、試乗ボートの船長の先導でボートへ。

画像: ヤマハのスタッフが温かく迎えてくれる

ヤマハのスタッフが温かく迎えてくれる

プレスの面々が、ヤマハのスタッフに導かれ、それぞれに割り当てられたボートに乗船していく。必要な準備としては救命具を身につけるだけだ。

ボートに乗り込むと、もうそこは非日常の世界だ。
細かい波で揺れるボートの狭いシートに座り込むと、普段味わえない愉悦への期待と、わずかな不安が混じった、不思議な感情に心がざわめく。十分に成熟した大人が、少年少女に戻ったような顔をする。

天王洲から品川、芝浦を抜けて、豊洲、築地エリアを運河を走る短いツアーだ。
外洋と比べればさほど揺れないとブリーフィングを受けていたが、それなりの速度を出せば、思った以上に揺れるし跳ねる。
我々が乗り込んだボートは、80馬力の小型船で、時速40キロほどしかでない、と説明を受けたが、陸上では原付バイク程度のスピードが、水上では驚くほど速い。我々のボートの船長は、「砂利道を40キロで走るようなものです」と話していたが、まさにそのとおり。ごつごつと硬い路面(水面だが)に当たるような感じがあって、ただ海面を触る時の優しさや柔らかさは消えて、確かに悪路を全開で走っているような感覚がある。速いし、(エンジンが)うるさいし、優雅というよりは、これは明らかになかなか激しいスポーツである。

とはいえ、景色はいいし、風は気持ちいいし、海岸線をオープンカーで流しているような爽快感が同時に胸を襲う。一人であれば、鼻歌の一つもでるだろう。友人や恋人、もちろん家族とでも試してみれば、全員が笑顔になることは請け合いの愉しさだ。

ちなみに、我々が乗ったベルフィーノのボートを休日レンタルした場合のコストは、台場から勝ち鬨を抜けて両国や御茶ノ水あたりをぐるりと回る「東京リバークルーズ」で、15,000円程度だという(レンタル代:10,000円 / ガソリン代 5,000円)。
彼女と遊ぶにはちょうどよい金額感ではないか?友人5名で使っても一人3,000円だ。

画像: 船をまたがるように渡っていく。思っていたよりも小型なボートだ。

船をまたがるように渡っていく。思っていたよりも小型なボートだ。

画像: ヤマハのロゴが誇らしげに。モーターボートというと誤解する人もいるだろうが、船外機は、電動モーターではなく、4ストロークのガソリンエンジンである。

ヤマハのロゴが誇らしげに。モーターボートというと誤解する人もいるだろうが、船外機は、電動モーターではなく、4ストロークのガソリンエンジンである。

画像: 船内は非常にコンパクト。2級船舶免許で操船できる。この船は6人乗り。

船内は非常にコンパクト。2級船舶免許で操船できる。この船は6人乗り。

画像: 操船舵にもヤマハのロゴ

操船舵にもヤマハのロゴ

画像: 明るい笑顔で見送られる・・・いよいよ出発

明るい笑顔で見送られる・・・いよいよ出発

画像: 他の乗船メンバーもおもわず笑顔に。 オリエンテーションは全部で6艘。オリエンテーションは午前と午後に分かれて2回行われた。

他の乗船メンバーもおもわず笑顔に。
オリエンテーションは全部で6艘。オリエンテーションは午前と午後に分かれて2回行われた。

画像: 出発する。都心からこれほど簡単に水上に出られることは、わかっていてもとても不思議な感覚だ。

出発する。都心からこれほど簡単に水上に出られることは、わかっていてもとても不思議な感覚だ。

画像: 品川埠頭橋

品川埠頭橋

画像: プレスを乗せているので、互いに写真を撮り合う図になるw

プレスを乗せているので、互いに写真を撮り合う図になるw

画像: スピードが出てくると、船先が浮き上がる。我々が乗ったボートは80馬力で最高速度は時速40キロ程度だった。

スピードが出てくると、船先が浮き上がる。我々が乗ったボートは80馬力で最高速度は時速40キロ程度だった。

画像: レインボーブリッジの真下を通る。なかなかできない経験だ。

レインボーブリッジの真下を通る。なかなかできない経験だ。

画像: レインボーブリッジを背中に。

レインボーブリッジを背中に。

画像: 遠くにスカイツリータワー。

遠くにスカイツリータワー。

画像: 築地市場を裏側から眺める

築地市場を裏側から眺める

Sea-Style はボートの維持費・係留費は一切不要のレンタルボートサービス

ヤマハマリンクラブ・シースタイルは、レンタルボートだからボートの維持費・係留費は一切不要。リーズナブルな月会費と毎回の利用料だけで全国約140ヶ所のホームマリーナでボート遊びを楽しめます。
常にメンテナンスの行き届いたレンタルボートを取り揃え、人数・遊びに合わせてボートを選べます。

オリエンテーションによって、ボート遊びの楽しさを味わった我々だったが、果たしてこの遊びは本当に身近なレジャーとなり得るのだろうか?
ボートは購入すれば少なくとも数百万円。高いものになるとポルシェが買えそうなくらいの金額がする。そのうえ、駐車場にあたる係留場所はなかなか空きがないともいうし、小型の船舶用の係留費用も都内の駐車場なみ、大型の船舶ならその数倍になる。使う頻度と維持費のバランスを考えると、おいそれと手を出せる趣味ではない。
(例: 東京夢の島マリーナの場合

だからこそ、とヤマハ発動機が勧めるのが、 ヤマハマリンクラブ シースタイル というわけである。

「カーシェアリングと同じ感覚でボートをシェアいただく。それがSea-Styleです」とヤマハのプレゼンターは言う。「 使いたい時に北海道から沖縄、ハワイ・タイまで。全国約140ヶ国で楽しめる、それがシースタイルなんです

Sea-Styleには二種類あって、
A ボートのレンタルサービス(Sea-Style
B 水上バイク(マリンジェット)専用のレンタルサービス(Sea-Style Jet
に分かれている。

Aは、ボートだけでなくマリンジェットのレンタルも含む。Bはマリンジェットだけだ。
ただし、ボートとマリンジェットの免許はそれぞれ個別に取得しなければならないので、運転できるアイテムは所持免許次第だ。また、Bのホームアリーナは国内に限られるようである。
ボートの場合は、2級小型船舶操縦士免許あるいは1級小型船舶操縦士免許が必要になる。
マリンジェットの場合は、特殊小型船舶操縦士免許が必要だ。
ボートの小型船舶操縦士免許の1級と2級の違いは、1級は外洋に出られる、2級は出られないという差なのだが、大型ボートでの外洋釣りや、ヨットで外洋への冒険でもやってみようと思わない限りは2級で十分といえる。もちろん2級を取得した後で1級取得を目指す、というように、海のスポーツにハマっていくのは、それはそれで良いことだとは思う。

AのSea-Styleは、入会金 21,600円(税込)、月会費 3,240円(税込)で入会できる。
BのSea-Style Jetなら入会金は同じものの、月会費は半額の1,620円(税込)という安さだ。

免許もその気になれば3日で取得できるのでハードルは低い

入会さえすれば、あとは、使いたい時に全国の提携マリーナに申し込み、好きなボートや水上バイクを借りるだけだ。
レンタル料金は、3時間コースと6時間コースに分かれているが、前述したようにかなりリーズナブルな金額で収まる。→ 詳しくはこちら

所有欲を満たすだけならば、クールなボートを購入するのもありだろうと思うが、仮に2級小型船舶操縦士で乗れるボートであれば、外洋へは出られないから、結局自分が借りているマリーナ近辺での利用に縛られてしまう。

ところが、Sea-Styleであれば、世界中のマリーナで気軽にマリンスポーツを楽しみことができる(もちろん余裕があれば自分の船を持って、なおかつSea-Styleに入会すればよい。それはヤマハとしても望むところだろうw)。

さて、ヤマハでは船舶操縦士免許の取得支援も行っている。
2級小型船舶操縦士免許であれば原則として90,000円弱、特殊船舶操縦士免許であれば同じく60,000円強で取得できる。さらに、ヤマハのボート免許教室に入れば、合格までの手厚いサポートが期待できる。
詳しくはこちら

ヤマハボート免許教室 2級実技講習

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画像: 乗り降りも簡単で陸上と水上、日常と非日常を行ったり来たりすることがあっさりできる。

乗り降りも簡単で陸上と水上、日常と非日常を行ったり来たりすることがあっさりできる。

画像: エンジンの後ろの数字は馬力を指すとのことだ。つまり115馬力だから軽自動車の倍近いパワーがある。

エンジンの後ろの数字は馬力を指すとのことだ。つまり115馬力だから軽自動車の倍近いパワーがある。

海の遊び!楽しさは無限大 ヤマハマリンクラブ・シースタイル

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ヤマハの別の側面を見たならば、恋人にも違う側面を見せてあげたい

さて、Sea-Styleのオリエンテーションを受けたあとで、僕は相当に感化されていることを、ここに告白しよう。

クルマやオートバイのような陸上のトランスポーターももちろん良いが、空を飛んだり海を走るトランスポーターは、実に非日常的であり、恋を始める、もしくは育てるためのとっておきの手段の一つになるだろう。ボートで東京湾をぐるりと回れて、普段見られない東京の裏側を覗く入り口に、これだけ手軽にアクセスできて、利用できるというのは盲点であった。

画像: マリンスポーツは、男女を問わず通じる新しい遊び

マリンスポーツは、男女を問わず通じる新しい遊び

旅行に加えるオプションの楽しみとしても、Sea-Styleは極めて手軽だ。
免許を取り、入会する。初期費用としても10万円ちょっと。毎年のコストは4万円ほど。それだけの投資で、さまざまな旅を彩る素敵なスパイスを手に入れることができるし、日常から瞬時に離脱できる魅力的なオプションとして、週末のデートにさえ気軽に取り入れることができる。

Singlesな男と女なら、見逃せない面白いコンテンツであると思うのだが、いかがだろうか。

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