一人でライブに行くための連載企画「ひとりライブハウスのススメ」。この第3回は、お目当てのアーティストを見つけてチケットを予約するまでの流れを説明する・・・予定だったのですが、ちょっと予定を変更。前回、見出しで「小箱で対バン形式のインディーズ系アーティストがオススメ」と書いておきながら対バン形式を薦める理由に触れていなかったので、今回はその魅力について説明したいと思います。

画像1: ぽわん (2015.2.20@下北沢SHELTER) photo:井上尚子

ぽわん(2015.2.20@下北沢SHELTER) photo:井上尚子

対バン形式のライブなら音楽の出会いが広がる

そもそも「対バン形式」って何でしょうか? 大物アーティストのライブしか行ったことのない人にとっては、馴染みのない言葉かもしれませんね。「対バン」というのはバンド対決の略で、ひとつのライブイベントで複数のバンド(アーティスト)が出演することを言います(実際に対決するわけではないんですけどね)。ライブハウスで行われるライブイベントは、たいていこの対バン形式で行われます。イベントにもよりますが、1回のライブで演奏するアーティストは3組から6組程度。1アーティストあたりの演奏時間は30分から40分ほどで、間にMCを挟みながら5曲前後を演奏することが多いです。

対バン形式ライブの一番のメリットは、一度に沢山のアーティストと出会える点でしょう。ライブ主催者が出演アーティストを決めることをブッキングと言いますが、ある程度ジャンルや音楽性の近いアーティスト同士をブッキングするのが一般的。なので、対バン相手も自分好みのアーティストである可能性が高いのです。チケットが2,000円として、4組聴けば1アーティストあたりわずか500円。中にはハズレもあるかもしれませんが、それでも500円なら許せますよね。

対バン相手の演奏を聴いて気に入ったら、次はそのアーティストが出演するライブに行ってみましょう。そのライブもきっと対バン形式でしょうから、また新しい出会いがあるはずです。そしてまたライブに行って、新しいお気に入りを発掘して・・・。このスパイラルにはまると、1年ほどで今の私のような人間が出来上がります(笑)。もちろん友達を誘って行くことはほとんどありません。一人で行動したほうが絶対に楽ですから。

画像2: ぽわん (2015.2.20@下北沢SHELTER) photo:井上尚子

ぽわん(2015.2.20@下北沢SHELTER) photo:井上尚子

疲れたら途中でとっとと退散

複数のアーティストが出演する対バン形式ライブでは、トータルの演奏時間が結構長くなります。例えば18時に開場して、終演が22時を回るのは普通です。オールスタンディングのライブハウスで、4時間ぶっ通しはさすがに厳しいですよね。なので、疲れたら途中で帰っても全然問題ありません。というより、最初から最後までいる人のほうが少ないくらいです。お目当てのアーティストの出演順が前半なら途中で帰れば良いですし、後半なら開演時間より遅れてゆっくり行けば良いのです。体力的に余裕があるなら、もちろん全部見ても構いません。人のことを気にせず自分のペースで楽しめるのが「ひとりライブハウス」のメリットなのですから。

画像3: ぽわん (2015.2.20@下北沢SHELTER) photo:井上尚子

ぽわん(2015.2.20@下北沢SHELTER) photo:井上尚子

ところで演奏する側は「ひとりライブハウス」をどう思ってる??

そんなわけで、周りのことなど気にせず一人でライブハウスに出かけるべし!と私は思うのですが、ではステージで演奏しているアーティストはどう思っているのでしょうか。「あの客一人で来てるよアハハ!」と笑っているのでしょうか。下北沢・渋谷などを中心に活動するガールズ(?)バンド「ぽわん」ドラムス担当のマツナリナオキさんより、Singles宛にメッセージを戴いたので紹介します。

ライブハウスに集まっている人達はみんな『音楽が好きで、ライブを楽しみたい』、そう思っている人達ばかり。
そうです。あなたと同じなんです。

音楽の楽しみ方は自由です。
10人いれば10通りの楽しみ方があります。
あなたはあなたの思うがままに楽しんでみて下さい。
それを責める人なんていませんよ?
だってみんなそうなんだもん(笑)

カフェのオープンテラスでお茶するよりも、ライブハウスは100倍気楽に立ち寄れる場所です。
ぜひCDとは違う音楽の楽しみ方を見つけてみて下さい。

画像4: ぽわん (2015.2.20@下北沢SHELTER) photo:井上尚子

ぽわん(2015.2.20@下北沢SHELTER) photo:井上尚子

マツナリさんも、「初めて一人でライブハウスに行ったときはすごく緊張した」そうです。でも行ってみたら、みんな思い思いに音楽を楽しんでいるだけだったんですね。カフェのオープンテラスより100倍気楽かは、さすがに人によると思いますが(笑)、でもそれと同じくらい気軽にふらっと立ち寄れる場所だと思います。あまり難しく考えず、まずはチケットを取って出かけてみてください。というわけで、次回こそはチケットを取るまでの流れを説明します!

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